強化ポイント2 | 予算10,000円~20,000円 |
ビデオカードを追加して3Dゲーム対応に
■ここを事前にチェック
- 対応ビデオカードの確認
- 使用目的の明確化
- 費用対効果を考慮する
- 電源コネクタの種類
1万円前後のビデオカードでゲーム対応PCにする
下の表は主な現行GPUと搭載ビデオカードの実売価格をまとめたものだ。AMD 790GXの内蔵GPU(AMD Radeon HD 3300)からのアップグレードパスとして、この中からコストパフォーマンスを考えつつ、最新の3Dゲームに対応できるものを選ぶなら、1万円前後で購入できるGeForce GTS 450搭載ビデオカードがオススメだ。下のテスト結果を見てもらえば分かるとおり、テストに使用したビデオカードがOC版ということで若干スコアが上乗せされているとはいえ、その分を割り引いて考えても性能は必要にして十分。1,280×1,024ドットの解像度なら最新の3Dゲームも十分にプレイすることが可能だ。2万円まで予算が組めるなら、AMD Radeon HD 6850搭載ビデオカードがオススメだ。このクラスのビデオカードであれば、1,920×1,080ドットの解像度でも最新の3Dゲームを快適にプレイすることが可能だ。
- MSI
- N450GTS Cyclone 1G OC/D5
- 実売価格:11,000円前後 NVIDIA GeForce GTS 450
GPUにNVIDIA GeForce GTS 450を採用したオーバークロックモデル。冷却能力と静音性に優れたクーリングユニット「Cyclone」を搭載しているのが特徴
- Sapphire
- HD 6850 1G GDDR5 PCI-EDL-DVI-I/SL-DVI-D/HDMI/DP
- 実売価格:19,000円前後 AMD Radeon HD 6850
SapphireのAMD Radeon HD 6850搭載ビデオカード。2基のDVIに加え、HDMI、DisplayPortを装備。インターフェースが充実しているので環境を選ばずに使用できる
主なDirectX 11対応GPUと搭載ビデオカードの実売価格
NVIDIA | 搭載ビデオカードの実売価格 |
---|---|
GeForce GTX 580 | 44,000円~68,000円前後 |
GeForce GTX 570 | 31,000円~40,000円前後 |
GeForce GTX 560 Ti | 24,000円~33,000円前後 |
GeForce GTX 460 | 13,000円~30,000円前後 |
GeForce GTS 450 | 10,000円~16,000円前後 |
GeForce GT 440 | 8,000円~11,000円前後 |
GeForce GTS 430 | 6,000円~9,000円前後 |
AMD | 搭載ビデオカードの実売価格 |
---|---|
Radeon HD 6970 | 30,000円~42,000円前後 |
Radeon HD 6950 | 25,000円~35,000円前後 |
Radeon HD 6870 | 19,000円~32,000円前後 |
Radeon HD 6850 | 15,500円~24,000円前後 |
Radeon HD 5770 | 11,000円~23,000円前後 |
Radeon HD 5750 | 12,000円~18,500円前後 |
Radeon HD 5670 | 7,500円~13,500円前後 |
3DMark Vantage Build 102
定番の3Dベンチマークテスト。ここではPerformanceモード(解像度:1,280×1,024ドット)でテストを行なった
FINAL FANTASY XIV OFFICIAL BENCHMARK
FINAL FANTASY XIVの動作確認を行なえるベンチマークテスト。Lowは解像度1,280×1,024ドット。Highは解像度1,920×1,080ドット
【検証環境】
前のページのSocket AM3マシンに、上記のビデオカードを増設。
【問い合わせ先】
MSI:web@msi-computer.co.jp(エムエスアイコンピュータージャパン)/ http://www.msi-computer.co.jp/
Sapphire:03-5215-5650(アスク)/ http://www.sapphiretech.jp/
強化ポイント3 | 予算2,500円~ |
USB 3.0インターフェースを追加する
■ここを事前にチェック
- 拡張スロットの空きの有無
- 5Gbps対応拡張スロットの有無
USB 3.0時代に備える
USB 3.0対応製品が登場して約1年。外付けHDDやUSBメモリなどの製品数も増え、価格もこなれてきている。USB 3.0(5Gbps)とUSB 2.0(480Mbps)の転送能力の差は下のテスト結果を見ても分かるとおり段違いなので、USB 2.0製品との価格差がこのまま縮まれば、USB 3.0が一気にスタンダードとなると見て間違いはない。最新環境を目指してお色直しを考えるならUSB 3.0はぜひとも追加しておきたい機能だ。USB 3.0インターフェースカードは、現在、安いもので1,500円前後から入手可能で、バッファローなどの大手メーカー品であっても3,000円以内で入手可能だ。
- バッファロー
IFC-PCIE2U3 - 実売価格:2,500円前後
USB 3.0コントローラチップに定番のルネサス エレクトロニクス「μPD720200」を採用したUSB 3.0インターフェースカード。PCI Express 2.0 x1接続に対応しており、5Gbpsの帯域をフルに活用することができる
【検証環境】
前ページのSocket AM3マシンに上記のUSB 2.0インターフェースカードを増設。FREEDOMのSerial ATA-USB 3.0変換アダプタを用い、Western Digital WD1002FAEX(Serial ATA 3.0、7,200rpm、1TB)をUSB接続で使用した。
ますます充実するUSB 3.0対応デバイス
外付けHDDケース
実売価格:1,800円~
USB 3.0対応の外付けHDDケースは数を増やしてきており、現状、実売価格で1,800円くらいから入手可能となっている。写真はサイズのUSB 3.0鎌蔵SATA 3.5。実売価格は3,000円前後
外付けHDD
1TB 実売価格:8,000円~
2TB 実売価格:15,000円~
USB 3.0の外付けHDDもラインナップの充実とともに価格が下がり、現在ではUSB 2.0対応製品と置き換わりつつある。写真はバッファローHD-HX2.0T U3。容量は2TBで実売価格は18,000円前後
USBメモリ
8GB 実売価格:1,500円~
16GB 実売価格:3,000円~
32GB 実売価格:6,000円~
USB 3.0対応のUSBメモリも充実してきており、価格も数カ月前のUSB 2.0対応製品と同じくらいになっている。写真はアイ・オー・データ機器 ToteBag TB-XT16G/K(16GB)。実売価格は5,000円前後
【問い合わせ先】
バッファロー:03-5781-7260/052-619-1188/ http://buffalo.jp
サイズ:support@scythe.co.jp/ http://www.scythe.co.jp/
アイ・オー・データ機器:03-3254-1076/076-260-3643/ http://www.iodata.jp/