リモートデスクトップ&Live Mesh 2011で
家からも外からもPCを操作
Windows 7の「リモートデスクトップ」機能を使えば、離れたところにあるPCをネットワーク経由で手元にあるPCから操作することができる。また、Windows Live Mesh 2011を使えば、リモートデスクトップとほぼ同等の機能が使えるだけでなく、ルーターなどの難しい設定をすることなく、外出先や会社などからでも自宅のPCを遠隔操作することが可能になる。
リモートデスクトップの場合
[1]リモート接続を許可する
操作される側のPC(今回はサブマシン)の「システムのプロパティ」でリモートデスクトップでの操作を許可する。また、リモートデスクトップを利用するにはユーザーのパスワード保護を有効にし、パスワードを設定する。遠隔操作される側(ホスト側)はProfessional以上のエディションである必要があるが、操作する側(クライアント)はどのエディションのWindows 7でもOKだ
[2]リモートデスクトップの設定
スタートメニューの「アクセサリ」から「リモートデスクトップ接続」を起動。遠隔操作したいPCのマシン名またはIPアドレスを入力して接続し、ユーザー名/パスワードを入力してログインする。サウンドをどちらのPCのスピーカーで再生するか、アニメーションなどの視覚効果をどこまで利用するかなどの設定も可能だ
Windows Live Mesh 2011の場合
[1]Windows Live IDとLive Meshを入手
Windows Live Mesh 2011は、MicrosoftのWebサイト(http://windowslive.jp.msn.com/)で無料配布されているWindows Live Essentials 2011に含まれる。利用にはWindows Live IDが必要なので、持っていない場合は事前に入手しておきたい
[2]Live Meshをインストール
Windows Live Essentials2011は、Windows VistaService Pack 2以降で利用可能だ。インストールはウィザード形式で進む。「インストールする製品の選択」をクリックすることでインストールしたいソフトウェアを任意に選択できる。ほかの製品が不要であればチェックを外して構わない
[3]Live Meshの設定
Live Meshのリモート操作機能を利用するには、Windows 7のログインパスワードの設定が必要。また、操作される側のPCで事前にWindows Live IDでLive Meshにサインインし、リモート接続を許可しておく(一度設定すればOK)
操作する側される側ともにWindows Live Meshにサインインしている状態(自動的にサインインさせることが可能)で「リモート」タブを表示。「別のコンピュータに接続」の欄に表示されているPCから接続したいPCを選び、「このコンピュータに接続」をクリックする
ログイン画面が表示されるので、接続先のWindows 7で設定したパスワードを入力すれば接続できる。速度ではリモートデスクトップに劣るが、ルーターのポートやグローバルIPアドレスなどの設定なしに、Windows Live IDの認証だけで外部ネットワークからも遠隔操作できる点がウリだ