その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | ||||||||||||||
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電源の出力はある程度余裕があるほうがよいとよく言われるが、出力が大きければその分回路も大規模になるので発熱も大きくなる。また、電源の変換効率は、負荷率50%前後がもっともよくなるように設計されているのが一般的だ。80PLUS認証を受けるには、負荷率20~80%のすべてで変換効率80%以上というのが条件であるように、20%以下となるような低負荷、80%を超えるような負荷率での利用は望ましくないと言える。つまり、電源の定格出力はPCの純粋な消費電力より大き過ぎても小さ過ぎてもよくないということだ。では、読者諸兄のPCはどのくらいの電力を消費するのだろうか。ここでは、消費電力を判断する目安となるよう、最小構成からハイエンド構成まで、5種類のシステムを用意し、実際の消費電力(アイドル時/高負荷時)を測定してみた。適切な電源ユニット選びの参考にしてほしい。 | ||||||||||||||
各システムの消費電力は、サンワサプライのワットチェッカーで測定した。今回の検証では電源にSeasonic S12 ENERGY+ SS-650HTを使用 | ||||||||||||||
PCの中で消費電力の大きいパーツと言えば、ビデオカードとCPUが双璧だ。現行のビデオカードはハイエンドになると200W近い電力を消費する。さらにSLIやCrossFireXなどで2枚使うとなればそれだけでそうとうな電力となる。 CPUはマザーボードのVRMと合わせてTDPの2、3割増くらいが目安か。Core 2 Quadなら120W前後は見たほうがよいかもしれない。ビデオカードもCPUも、使うのは+12V系電流である。なお、CPUもビデオカードも省電力機能を持っており、高負荷時以外は使っていない回路がオフラインにされるためそれほど大きな電力は消費しない。 HDDも3台、4台となるとかなり電力を消費するが、ピークに達するのはシステム起動時のスピンアップ時。通常の読み書き動作では多くとも1台あたり10W前後だが、スピンアップ時には1台30W前後消費する。その約8割が+12V系、残りは+5V系だ。記録型の光学ドライブもHDDとほぼ同じ電力仕様で、ピークはやはりメディアへの書き込み時だ。CPUやビデオカードとピークに達するタイミングは一致しないので単純に加算しなくてもよいかもしれない。 さて、今回のテストの条件だが、電源ユニットは、すべての構成でSeasonic S12 ENERGY+ SS-650HTで統一した。定格出力650Wなので、低消費電力構成(とくにアイドル時)では少しロスが大きいことを考慮して見てもらいたい。高負荷時の数値は「CPU Burn-in 1.01」を実行(クアッドコアの場合は三つ同時)しつつ、3DMark06を実行したときのピークの電力である。現実的に想定できる高負荷環境としてはかなりシビアな部類だ。 必要な定格出力の目安としては、高負荷テスト時の電力が負荷率70%以下の状態にあることを理想とすれば、高負荷時の電力を0.7で割った値くらいが目安。ただ、総合出力ではなく、+12V系出力のみで考えたい。たとえば、アッパーミドル構成なら、263÷0.7=約376(W)。今回取り上げている中で言えば、+12V系合計で396Wの出力があるPRO82+(EPR425AWT)辺りがジャストサイズ。同じ400Wクラスでも+12V系が大きくないパワグリ(EG-400PG)やCoRE PoWER 2プラグイン400Wなどではやや不安がある。 なお、構成別にPCシステムの電力をざっくりと計算してくれるWebサイトもある。ASUSTeKのWebサイトにある「電源ワット数計算機」は有名で、比較的簡単に利用できるのでお勧めである。 |
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消費電力をさらに細かく知りたい場合 海外サイトの「eXtreme Power Supply Calculator Lite v2.5」では電源効率の設定やSSDなど最新パーツまで項目があり、細かく調べたいときに役立つサイトだ |
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【共通検証環境】 電源:Seasonic S12 ENERGY+ SS-650HT(650W) 光学ドライブ:Lite-on Technologies LH-20A1P CPUクーラー:Thermaltake V1 |
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