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省電力PCが作りやすい環境になってきたことで、コンパクトなPCケースの需要が高まっている。なかには、現在使っているコンパクトケースの電源を交換したい人もいるだろう。こうしたコンパクトなPCケースではSFX規格の電源が用いられていることが多いが、SFX電源はケース内部に合わせて筐体に関する複数の規格があり、サイズやファンの位置、ネジ穴の位置までバラバラだ。また、一見SFX規格に見えても、メーカー独自のレイアウトを採用している製品もある。交換を目的に購入するときには、現在の電源サイズ、そしてファン穴の位置をよくチェックして購入しよう。
一方、ATX電源が取り付け可能なコンパクトなケースが多くなっているが、コンパクトケースに実際に市販のATX電源を取り付けようとすると光学ドライブの後ろがATX電源のケーブルに当たって取り付けできないことがある。そんなときはATX電源の代わりにSFX電源を使うのも手だ。 |
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サイズ的にSFX電源に対応していても、ファンやネジ穴の位置、筐体の長さにより取り付けられないこともある |
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ATX電源とSFX電源の比較。二回りは違うので、コンパクトケースでの採用例がほとんどだ |
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Seasonic |
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S6 SS-350SFE/S |
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実売価格:12,000円前後 |
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問い合わせ先:046-236-3522(オウルテック)
URL:http://www.seasonic.com/ |
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SFXタイプでは大容量の500Wモデル。130mmと奥行きが短く、変換ブラケットを使えば、ATXケースにも取り付け可能。Active PFC、国産コンデンサ採用など品質重視の設計だ。ファンは6cm角タイプを背面に搭載。ケース側のファン穴位置に左右されず多くのケースに搭載できるのがウリ |
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サイズ |
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剛力マイクロ 300W |
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実売価格:6,000円前後 |
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問い合わせ先:support@scythe.co.jp
URL:http://www.scythe.co.jp/ |
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リプレース向けの大容量モデル。SFX規格ながら、回転数800~1,200rpmの12cm角ファンを採用する静音性を重視した製品だ。奥行きは14cmとATXのコンパクトタイプと大差ないが、HTPC対応デスクトップPCケースなど静音性を重視したい用途には向いている |
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