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Windows Vista発売! 激変するPC自作 1/3
Windows Vista発売! 激変するPC自作 2/3
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検証・Windows Vistaのパフォーマンス 1/4
検証・Windows Vistaのパフォーマンス 2/4
検証・Windows Vistaのパフォーマンス 3/4
検証・Windows Vistaのパフォーマンス 4/4
間違いだらけのWindows Vista試用レポート
Windows Vistaインターフェース解説 1/3
Windows Vistaインターフェース解説 2/3
Windows Vistaインターフェース解説 2/3
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Windows Vista機能解説 2/3
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全貌公開 Windows Vista!
検証・Windows Vistaのパフォーマンス
TEXT:宇野貴教
検証 旧世代マシンだとVistaは重い?
古いマシンでもVistaのメリットは十分ある
 Vistaは気になるけれど今使っているPCは2年以上前に買った/組み上げたものだから、Vistaにしたらきっと遅くなるに違いない。こんな予想をしている人は多いだろう。そこで、それを確かめるべく、ここまでの検証を約3、4年前のスペックを想定したPCで行ない、XPや最新スペックの構成との比較を行なってみた。

 起動時間や高負荷処理では新旧の違いがはっきりするものの、再描画のCPU使用率は旧マシンがかなり健闘している。また、XPと比較してVistaが速くなっている部分もあり、一概にVistaはXPより遅いわけではない。したがって古いPCでVistaを使うのは十分アリだと言える。

 ただ、Vistaがメモリをたくさん必要とする点には注意しなければならない。快適に使うためにはメモリが1GB以上欲しいところで、旧マシンを利用しているユーザーだと、このハードルを最低限の追加投資でクリアできるかがVista乗り換えのポイントになるだろう。
やはりAeroは使えない
imageさすがに3、4年前のミドルレンジマシンだと、Windows Aeroは有効にならなかった。ただ、新しめのGPUを載せた実売5,000~1万円前後の低価格APGカードを購入することで、Aeroを有効にすることはできる
Core 2 Duoマシン
 
Pentium 4マシン
image image
【テスト環境】CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)、マザーボード:Intel D975XBX2(Intel 975X)、メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB/CL=5)×2、HDD:日立GST Deskstar 7K80 HDS728080PLA380(Serial ATA 2.5、7,200rpm、80GB)、ビデオカード:BIOSTAR ΣGate V7603GS21(GeForce 7600 GS)   【テスト環境】CPU:Pentium 4 2.4GHz(HT)、マザーボード:ASUSTeK P4PE(Intel 845PE)、メモリ:ノーブランド PC3200 DDR SDRAM 256MB×2、HDD:Seagate Barracuda ATAIVST360021A(Ultra ATA、7,200rpm、60GB)、ビデオカード:Albatron ALB-Ti4200-8X(GeForce 4 Ti 4200)
Core 2マシン
  H.264エンコード デフラグしながらエンコード マクロで画面再描画
(CPU負荷)
デフラグしつつ再描画
(CPU負荷)
消費電力
(1時間累積)
Windows XP 67秒 126秒 最大17% 最大87% 0.09kWh
Windows Vista Aero無効 未計測 未計測 最大14% 最大85% 0.09kWh
Windows Vista Aero有効 69秒 73秒 最大4% 最大81% 0.09kWh
Pentium 4マシン
Windows XP 369秒 420秒 最大6% 最大90% 0.08kWh
Windows Vista Aero無効 355秒 383秒 最大6% 最大85% 0.08kWh
Windows Vista Aero有効 N/A N/A N/A N/A N/A
結論 多少古めのマシン構成でも、単純にVistaへ乗り換えるだけである程度のパフォーマンス改善が見られる
番外 軽量チューンでさらに速くなる?
お金をかけずにVistaを軽くしたい!
軽量チューンの方針
(1)「Windowsスタンダード」など、テーマをシンプルなものに変更する

(2)Windowsサイドバーとガジェットなど、メモリに常駐するソフトを終了する

(3)思い切って不要なバックグラウンドサービスを停止する
Windowsスタンダードのテーマ
imageGPUがWindows Aero非対応なら、Vistaらしさは半減するが、いっそテーマを変えてしまうという手もある。サイドバーも止めておきたい
サービスを停止する
image不要なサービスがログイン時に起動しないよう、設定を変えてしまうのも有効だ。ただし、よく分からないものには手を出さないこと
 Windows VistaはOSをインストールしたばかりのクリーンな状態でも、起動直後のメモリ消費量が500MB近くになる。XPでは200MBを切る程度なので、Vistaだけで実に倍以上のメモリを使っていることになる。この後さらにアプリケーションがメモリを消費していくので、メモリ搭載量が1GBならスワップが発生してしまうのは避けられそうにない。さすがにこれでは「Vistaは重い」と言われても仕方のないところだ。

 それ以外にも、メニューなどのアニメーション効果で待ち時間が発生したり、ウィンドウ切り換え表示にもたつきを感じたりと、使っていくうちに「もっと速くしたい」という欲求が湧き上がってくる人も多いだろう。そこで、Vistaを軽くするためのチューンアップ方法をいくつか考えてみよう。

 軽量化への手っ取り早いアプローチは、まず視覚的な効果を抑えることだ。マイコンピュータを右クリックして出現する「システムの詳細設定」のパフォーマンスタブには、アニメーション効果のON/OFFなど、ウィンドウ表示に絡む設定項目が多くあるので、これらをすべてOFFにしてしまおう。「パフォーマンス優先」を選択すれば一括して変更できる。

 Windows Aero関連で変更できる項目はほとんどないが、ウィンドウの半透明化をOFFにすると、Aeroの機能を活かしつつ、多少の軽量化になる。デスクトップの右クリックメニューから「個人設定」を選択して、ウィンドウの色とデザインで設定できる。そもそもビデオカードのスペックが低いなら、「Windows Vistaベーシック」ではなく、「Windowsスタンダード」などのテーマを使うと効果的である。そのほかにも、Windowsサイドバーとガジェットはかなりのメモリを消費しているため、OFFにすると空きメモリの確保で効果が見込める。

 さらにメモリ消費量を減らすためには、XPでも有効だった「不要なサービスの停止」を行なうとよい。現在起動中のサービス一覧はコントロールパネルにある「管理ツール」のサービスから確認できるが、これを見るとものすごい数のサービスが実行されているのが分かる。軽量化に大きく役立ちそうなものとして検索機能を提供する「Windows Search」が挙げられる。筆者の環境で約40MBのメモリを消費していたので効果大だが、これをOFFにするとクイック検索が使えなくなるのでよく考えてから停止しよう。

 そのほかにもTablet PC向けの「Tablet PC Input Service」、「Offline Files」、「Windows Card Service」、メッセンジャーやIPsecなどのリモートアクセス関連、Windowsドメイン関連、ファックス関連といったものの中から、自分の使い方では必要ないものをピックアップしていこう。各サービスの内容はかなり詳細な解説が用意されているので、これを利用するとよいが、よく分からないサービスには手を出さないのが定石だ。何か不具合が起きた場合にすぐ戻せるよう、OFFにしたものはきちんとメモしておく。

 軽量化を優先してどんどん機能をOFFにしていくと、Vistaのメリットがスポイルされてしまう点は注意しておきたい。インデックスサービスといった便利なものは、あえて残しておくという選択肢もある。Vistaが発売されてある程度時間が経てば、XPで多数登場している軽量化ツールが対応してくると思われるので、これを待つのもよいかもしれない。
結論 XPでおなじみの軽量チューンテクはVistaでも通用する。マシンをアップグレードするまでのつなぎ手段としても有効だ
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