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Vistaで自作。

Windows Vista発売！激変するPC自作 1/3

Windows Vista発売！激変するPC自作 2/3

Windows Vista発売！激変するPC自作 3/3

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 1/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 2/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 3/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 4/4

間違いだらけのWindows Vista試用レポート

Windows Vistaインターフェース解説 1/3

Windows Vistaインターフェース解説 2/3

Windows Vista機能解説 1/3

Windows Vista機能解説 2/3

Windows Vista機能解説 3/3

Windows Vista機能一覧表

ソフトの互換性を探る 1/2

ソフトの互換性を探る 2/2

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TEXT：清水理史

Windows Vistaインターフェース解説

ついにわれわれの前に姿を現わしたWindows Vista。その最大の特徴は、やはり従来のWindows XPから大幅に刷新されたインターフェースにあると言える。「Windows Aero」と呼ばれる最新インターフェースの特徴を一つずつ紹介しながら、Windows VistaというOSそのものが持つ魅力を探っていこう。

■	より使いやすく、美しく進化したインターフェース

　Windows Vistaは、なかなか凝ったインターフェースを持ったOSだ。スタートメニューからのアプリケーションの起動、ウィンドウの操作といったWindowsの基本的な操作体系を継承しながら、半透明効果を利用した透明感のある美しいデザインを採用し、これまでにない新鮮さと迷わず操作できる手軽さを兼ね備える。

　Vistaを使ってみると、その操作性のよさに関心する。凝ったデザインのわりにサクサクした操作感が好印象。現在表示中のウィンドウをフリップ3Dによって3D形式で切り換えたり、タスクバー上でサムネイル表示したりと、効率的にPCで作業できるような工夫がなされている。

　デスクトップの横に配置されたWindowsサイドバーも非常に便利だ。時計やカレンダーなどのガジェットを常に参照できる上、付箋などの便利なガジェットを必要に応じて追加することが可能。まさに使い慣れたデスクで作業する感覚だ。

　必要な情報に素早くたどり着くことができるのもVistaならではの特徴と言えるだろう。セールスポイントの一つでもある検索機能だけでなく、ウィンドウ内のアイコンのサイズをシームレスに変更できたり、フォルダの中に保存されているファイルがバインダーの中身を覗くような形でフォルダアイコンに表示されたり、必要なデータやアプリケーションをすぐに見付けられる。

　初めて使うときは、Vistaならではの操作感に迷うかもしれないが、しばらく使うと、逆にWindows XPなどのOSの操作感に違和感を覚えるようになる。それほどVistaのインターフェースは洗練されていると言っても過言ではないだろう。

Windows Vistaの新インターフェース

（1）Glass ≫

ガラスのような半透明効果の美しいデザイン

（2）スタートメニュー ≫

よく使う機能のみが表示され、素早く操作可能

データはユーザー名のホームフォルダに格納

電源ボタンは標準でスリープに変更

3D形式でウィンドウの切り換えが可能に

最小限のアイコンのみが配置されたシンプルなデスクトップ

（7）フォルダビュー ≫

アイコンサイズをシームレスに変更可能

（8）タスクバーのサムネイル ≫

最小化したウィンドウをサムネイル表示

（9）コントロールパネル ≫

目的から機能を選択できるコントロールパネル

（10）サイドバー ≫

時計やカレンダーなどの便利なガジェットを配置

Glass

見た目だけではなく、実用性も備えた美しいデザイン

（1）ウィンドウのタイトルバーに半透明効果が適用され、背面のデスクトップや別のウィンドウが透けて見える

（2）スタートメニューやタスクバーなどにもGlass効果が適用される。色をカスタマイズすることも可能だ

　Windows Vistaの最大の特徴とも言えるのが、「Glass」と呼ばれるガラスのように背景が透けて見える半透明効果だ。Home Premium以上のエディションを利用した場合で、さらにWindows Aeroに対応したビデオカードが装着されている場合、ウィンドウのタイトルバーやスタートメニューなどにこの効果が適用されるようになる。

　この効果は見た目だけでなく、実用性も考慮されている。たとえば、複数のウィンドウが重なったときに背面のウィンドウを確認しやすい。デスクトップの背景などに写真を利用している場合も、わずかなスペースだが半透明の部分越しに写真を見ることも可能だ。

　このほか、GPUによって画面を描画するため、本来CPUにかかる負荷を軽減し、全体的なパフォーマンスを向上させることができるというメリットもある。このため、凝ったデザインでも操作は軽快だ。

スタートメニュー

ツリー構造によるスクロール表示でプログラムに確実にアクセス

スタートメニューの構成は基本的に従来のXPと同じ。左側によく使うプログラムが並び、右側にフォルダや機能が並ぶ

「すべてのプログラム」をクリックすると、スタートメニュー内にインストールされているプログラムがツリー状に表示される

プログラム名を入力することで利用したいプログラムを検索することも可能。「ファイル名を指定して実行」のようにも使える

　スタートメニューは、従来のWindows XPと基本的な構成は同じだが、プログラムへのアクセス方法が変更された。

　PCにインストールされているプログラムに「すべてのプログラム」からアクセスするのはXPと同じだが、従来のようにフォルダが展開されていく表示方法ではなく、スタートメニューの中にツリー表示される形式となった。XPの場合、深い階層に登録されているプログラムにアクセスしようとすると、うっかり操作をミスして途中でスタートメニューが閉じてしまうことがあったが、Vistaではそういった心配は無用だ。

　また、新たに検索ボックスが用意され、キーワードから起動したいプログラムを検索することも可能となった。「ファイル名を指定して実行」のように、プログラム名を入力して起動することも可能となっており、素早くプログラムを起動できるようになっている。