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Vistaで自作。

Windows Vista発売！激変するPC自作 1/3

Windows Vista発売！激変するPC自作 2/3

Windows Vista発売！激変するPC自作 3/3

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 1/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 2/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 3/4

検証・Windows Vistaのパフォーマンス 4/4

間違いだらけのWindows Vista試用レポート

Windows Vistaインターフェース解説 1/3

Windows Vistaインターフェース解説 2/3

Windows Vista機能解説 1/3

Windows Vista機能解説 2/3

Windows Vista機能解説 3/3

Windows Vista機能一覧表

ソフトの互換性を探る 1/2

ソフトの互換性を探る 2/2

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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Windows Vistaインターフェース解説

TEXT：清水理史

ホームフォルダ

ドキュメントや画像など、すべての個人データを統合管理

ユーザーデータがまとめて保存されるホームフォルダ。ドキュメントやピクチャなどのフォルダが並列に配置される

データ保存先はホームフォルダ
アプリケーションからのデータの保存先はホームフォルダに設定されている。フォルダの参照で別のフォルダに保存するには、アプリケーションを管理者権限で実行しておく必要などがある

　Windows Vistaではデータの保存場所が若干変更されている。これまで、マイドキュメントの下に設置されていたマイピクチャやマイミュージックなどのフォルダがユーザー名が付けられたホームフォルダに移動され、ドキュメントやピクチャ、ビデオ、ダウンロード、アドレス帳など、個人データ用フォルダがホームフォルダ内で並列に扱われるようになった。

　実際のフォルダの場所も従来の「Documents and Settings」フォルダから、「Users」フォルダへと変更されている。ただし、従来のWindows XP用アプリケーションからのアクセスなどは、互換性が考慮されており、内部的な変換処理によって、Documents and Settingsフォルダと同等に扱われるようになっている。

　これまでの簡易的なホームフォルダから、UNIXライクな本格的なホームフォルダに変更された格好だ。

電源OFFとシャットダウン

スリープで起動・終了が高速に。
シャットダウンはオプション扱いへ

電源ボタンに割り当てられている動作は、標準ではスリープとなる。そのため、シャットダウンする（PCの電源を落とす）にはメニューから「シャットダウン」を選択する必要がある

電源ボタンの動作を変更することが可能
電源ボタンの機能は電源オプションから変更可能。標準でシャットダウンを割り当てることもできる

　Windows Vistaからは、OSをシャットダウンする機会が大幅に減ることになりそうだ。VistaではOSの起動と終了が従来のOSに比べて高速というのが一つの特徴となっているが、この秘密はスリープをうまく活用していることにある。スリープを利用することで、（ハイブリッドスリープが無効の場合）ほんの数秒でPCは待機状態へと移行し、電源ON後の復帰も即座に行なわれるようになっている。

　実際、Vistaではスタートメニューの電源ボタンに標準でスリープが割り当てられており、とくに意識しなければ普段はスリープを利用することになる。このため、Windows XPのようにシャットダウンするにはメニューからわざわざ選択しなければならない。

　なお、デスクトップPCの場合、標準でハイブリッドスリープが有効化され、メモリへの退避とHDDへの退避が同時に行なわれる高度なスリープ処理となる。

画面の切り換え

内容を確認しながらウィンドウを切り換え。3D表示も可能に！

Windowsフリップ3D
3D効果を利用し、ウィンドウを3D空間に重ねたようなイメージで切り換えられるWindowsフリップ3D。内容もリアルタイム表示される

Windowsフリップ
オーソドックスなウィンドウ切り換えもウィンドウのサムネイル表示化へと進化。切り換えたいウィンドウを確認しやすくなった。なお、Windowsフリップ、Windows3Dフリップとも、Windows Aeroが実装されていないHome Basicでは利用できない

　Webブラウザで調べた資料、表計算ソフトで作成したグラフ、PDF化された過去の資料などを同時に開き、新しい資料をオフィス文書で作成する。このように、たくさんのウィンドウを表示する必要があるケースでも、Windows Vistaなら快適な作業が可能だ。

　ウィンドウの切り換え方法が強化されており、「Alt＋Tab」でサムネイルを見ながらウィンドウを切り換え可能。さらに「Windows＋Tab」、もしくはクイック起動のボタンをクリックすることで、現在開いているウィンドウを3D表示することができる。マウスのホイールで表示するウィンドウをクルクル回転させることもできるので、目的のウィンドウを素早く見付け、切り換えることが可能だ。

　しかも、これらの切り換え機能ではウィンドウの内容がリアルタイムに表示されるようになっている。たとえば、Windows Media Playerで動画を再生している場合、サムネイル表示や3D表示中も、その動画が再生され続ける。単にウィンドウを切り換えられるだけでなく、リアルタイムに処理を確認しながら切り換えられるのが特徴だ。

デスクトップ

好みに応じてGlass効果やフォントサイズを自在に調整可能

Glass効果で適用する色を変更。まるで色付きメガネでウィンドウを見たような雰囲気になり、ガラリと印象が変わる

カスタムDPIによりフォントサイズをシームレスに変更可能。もうちょっとだけ大きくという微妙な調節が手軽にできるようになった

　Windows Vistaの画面デザインは、標準のままでも十分に見栄えがよいが、これをさらに自分好みにカスタマイズすることも可能だ。

　たとえば、個人設定を変更することにより、半透明のGlass効果を調整することができる。色を変更すると、色付きガラス越しにデスクトップを眺めているようにガラリとデスクトップの雰囲気が変わる。もちろんGlass効果自体を無効にすることもできるので、好みに合わせてカスタマイズしてみるとよいだろう。

　また、フォントサイズの設定も柔軟に変更可能だ。カスタムDPIの設定により、1インチあたりのピクセルをシームレスに調整でき、メニューやツールバーのボタン、ダイアログボックスなども値に応じて正確にスケーリングされる。高解像度のディスプレイを利用しているような場合など、もうちょっとだけ文字を大きくしたいときに便利。