その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:長畑利博 | ||||||||||||||
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Pentium Dをはじめとする消費電力の大きなCPU、ハイエンドGPUなどの登場により、ここ数年で電源ユニットの出力は大幅にアップした。それと同時に静音性の面でも大きな改善が行なわれている。 | ||||||||||||||
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一昔前のPCケース/ベアボーンキット付属品では比較的安価な電源が使われており、そういったものは静音性にはあまり気を配っていないものが多い。また、電源ユニットはCPUファンやビデオカードのファンと比較すると、ケース背面から直接露出していることも騒音源として目立つ原因だ。体感差の大きい部分なので、静音化の優先順位が比較的高いと言える。現在主流となっている一般的な静音電源ユニットは、CPUに近い底面に12cm角以上の大型ファンを搭載した製品だ。5,000円前後の安価な製品でも静かなものが多く、これらに交換するだけでかなりの静音化が期待できる。 この数年間、多くの電力を要求するPentium DなどのCPUの登場により、電源の信頼性や性能も高まっている。とくに大きく変化したのが電源効率の向上だ。電源ではその仕組上、入力されたエネルギーの3割から4割程度が熱としてムダに放出される。これを排熱するため電源には強力なファンが必要であった。しかし最近の電源ユニットは、静音化と信頼性向上の必要性から、エネルギー変換効率を高め、発熱量を減らす方向に進化してきた。最近では変換効率が8割を超えるものもめずらしくない。 さらに、ファンの回転数を下げ、冷却能力が低下しても問題のないように、耐久性の高いコンデンサを採用するようになったことも理由の一つだ。静音化対策として電源ユニットを交換することは非常に効果が大きいと言えるだろう。 |
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変換効率の向上 最近の電源では最大効率が88%を達成する製品も登場。また、全域で80%以上の効率を保証する「80PLUS」規格も登場している |
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大型ファンの搭載 最近の電源では12/13.5/14cm角といった大型ファンの搭載が一般的。ただし、2,000rpm近くまで達するようなものは静音性は高くない |
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今回は静音性能や品質などで人気の高い4製品の電源ユニットについて比較を行なった。テスト環境は前のページと同じで、比較的新しめのパーツを使い、負荷が高めの環境をセッティングしている。 計測内容は騒音レベルと消費電力。テスト条件はWindowsが起動してから約15分後、ほぼ無負荷になったときのアイドリング状態のデータに加え、CPUからGPUまで幅広い範囲で負荷がかかるベンチマークソフト「3DMark06」を実行し、スタートから終わりまでの騒音と、消費電力の値をモニタリングしている。 テスト結果を見てみると、今回の4製品の中ではCoRE PoWER 400WとNeoHE 430の騒音がやや大きめ。と言っても、そのほかの2製品はファンレス/準ファンレス電源なので、それと比べてしまうと酷だろう。全体的にどの製品も静音性は非常に優秀と言える。NeoHE 430については搭載されているファンの口径が8cm角サイズでありながら、騒音がこのレベルに収まっているのはむしろ驚きに値すると言ってよい。 最近では数少ないファンレス電源である音無参號とめずらしい外付け準ファンレス電源であるST-500EAZについては、ほとんど無音の状態であった。念のため、3DMark06をループ状態にして3時間ほど回してみたが、外付け仕様でケース内部の熱源の影響を受けにくい作りということもあり、ST-500EAZのファンはほとんど回転しなかった。 消費電力の少なさについては音無参號が優秀で、低負荷時はとくに優れている。発熱を減らすために効率を高めていることが要因だろう。高負荷時はNeoHE 430がよい結果を出している。ST-500EAZもなかなか優秀だ。これらの製品は効率を向上させて発熱を減らすことでより高い静音性を実現していると考えられる。 |
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Antec | ||||||||||||||
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実売価格:9,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:03-5812-5820(リンクスインターナショナル) URL:http://www.antec.com/world/jp/ |
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8cm角ファン搭載製品ながら高い静音性を誇るのが特徴のATX電源。12cm角ファンタイプが装着できないケースでも利用できる。同社の従来製品より約20%ほど消費電力を抑えた設計になっているとされる | ||||||||||||||
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Seventeam | ||||||||||||||
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実売価格:23,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@zaward.co.jp(ザワード) URL:http://www.seventeam.com.tw/ |
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PCケースの外に設置する外付けATX電源。ファンが消費電力に応じて回転する準ファンレス仕様で、静音性の高さもウリとなっている。本体前面のLEDには、電源の内部温度や+12Vの状態、利用中の出力の数値が表示される | ||||||||||||||
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岡谷エレクトロニクス | ||||||||||||||
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実売価格:13,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:045-475-1502 URL:http://www.oec.okaya.co.jp/ |
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音無IIの後継モデルとなる完全ファンレス電源。音無IIより実売価格が下げられ、全長が20mmほどコンパクトになった。特徴的なのはそのメッシュ筐体で、電源内部のエアフローを改善することでファンレスでの運用を可能にしている | ||||||||||||||
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サイズ | ||||||||||||||
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実売価格:4,000円前後 | ||||||||||||||
問い合わせ先:support@scythe.co.jp URL:http://www.scythe.co.jp/ |
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低価格モデルながらPCI Express 6ピンが2個用意されているなど、価格と性能、機能の面で人気のある400W電源。ファンは底面に12cm角タイプを1個装備。負荷に応じて700~1,400rpmの間で回転数が変化する | ||||||||||||||
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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