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25,000円でデュアルコアマシンにアップグレードする方法
TEXT:Ta 152H-1
旧プラットフォームを再評価する(3)
流用可能なパーツの代表格
DDR2の普及でDDRはどうなる?
システムの移行があったとしても、長い期間使い続けることができるパーツの代表格であるメモリモジュール。
数年来主流の座にあったDDRメモリは、ついに衰退のときを迎えたのだろうか?
性能差はあまりないもののスループット性能に寄与する帯域幅
 AMDがDDR2 SDRAM対応のSocket AM2版Athlon 64シリーズを発表し、IntelもメインストリームのチップセットはすでにDDR2 SDRAMに移行している。現在市販されている多くのマザーボードはDDR SDRAMかDDR2 SDRAMのどちらかを選ばざるを得ない。Intel系CPUを使うのであれば、対応メモリはマザーボードによって選択することが可能だが、AMD64系CPUのように使うCPUによって対応するメモリが限定されることもある。

 登場当初は高価だったDDR2 SDRAMの容量単価は、現在ではDDR SDRAMと同レベルになっていて、価格面でDDR SDRAMにこだわる必要はない。こうした背景もあり、DDR2 SDRAMへの移行は急速に進んでいる。ただ、容量単価が安くなったとは言っても、既存のリソースを流用したアップグレードをもくろむユーザーにとって、ある程度の容量のDDR SDRAMが手元にあれば、それを有効活用したいのは当然のことだろう。

 DDR2 SDRAMは動作クロックを上げて連続転送時の帯域幅を増やしたが、DRAMそのものの速度が上がったわけではない。CPU側のシステムバスの帯域幅はPentium XEを除くと以前と変わらないため、CPUとメインメモリ間のデータ転送のベンチマークは大きくは改善されていない。

 しかし、システム全体で見たとき、メインメモリへのアクセスはCPUとの間だけでなく、ビデオカードや各種I/Oデバイス間とのデータ転送も発生する。CPUとのデータ転送がフルスピードで行なわれていたとしても、ほかのデータ転送を行なえるだけの帯域幅の余裕は、スループット性能の向上が期待できる。
高速化が進むDDR2 SDRAM
image発表されたばかりのAthlon 64 X2/64 FXはPC2-6400(DDR2-800)までサポートする。今後Intelチップセットでもサポートされる見込みだ
規格の違いよりも搭載量が使い勝手を決める
 DDR2 SDRAMが出回り始めた当初は、DDR SDRAMのシステムと比べて、ベンチマーク結果が目に見えて向上することもなく、積極的に移行するメリットが感じられなかった。今でもシステムバス800MHzのCPUとの組み合わせで使う場合、通常はそれほど性能面でのメリットを感じることはないのだが、DDR2メモリ価格が下がった現在、システム性能でのポテンシャルの向上のためにDDR2 SDRAMに投資することは悪い選択ではなくなっている。

 このように、性能面ではDDR2 SDRAMのほうが若干優位にあるわけだが、アップグレードの場合はすでに手元にあるメモリを再利用したいかどうかによって選択が変わってくる。と言うのも、メモリの性能差以上に、メモリ容量が性能に影響を与えることも多いからだ。一般的な用途では1GB以上を搭載していればまず問題ないが、それ未満の場合は、容量を増やすことを優先したほうがよいだろう。

 かつては使い回しの利くパーツと考えられていたメモリだが、最近は世代交代のサイクルも短縮され、容量単価も安くなり、新規格で大容量を揃えることも難しくなくなった。それでも手持ちのメモリ資産を有効活用したいのであれば、メモリスロットが4本あるマザーボードを選べば容量の増加もしやすい。そうした視点でマザーボードを選択するのもよいだろう。
最大搭載可能メモリを確認
image小容量のメモリを買い足してきたような場合は、アップグレード先のマザーボードのメモリスロット数が重要となる
DDR400とDDR2-800のスペック比較
  DDR2-800 DDR400
DRAMコアクロック 200MHz 200MHz
外部バスクロック 400MHz 200MHz
データ転送速度 800MHz 400MHz
プリフェッチ 4bit 2bit
コア電圧 1.8V 2.5V
帯域幅 6.4GB/s 3.2GB/s
DDR2/DDR対応1GBメモリモジュール
サンマックス・テクノロジーズ
SMD-1G48NP-6E
DDR2-667
実売価格:15,000円前後
E-mail:sanmax-support@3ei.co.jp(サンマックス・テクノロジーズ)
URL:http://www.3max.co.jp/
image低価格と相性問題の少なさがウリの1GBメモリモジュール。接点を電解金メッキ処理することで接触不良を低減している
ATP
ATP3200-1G-L
DDR400
実売価格:18,000円前後
E-mail:support@rioworks.co.jp(リオワークス)
URL:http://www.rioworks.co.jp/
image信頼性がもっとも重要視されるサーバー分野で採用例の多いATP製PC3200 DDR SDRAMモジュール。不具合に対して永久保証される
サンマックス・テクノロジーズ
SMD-1G48-D
DDR400
実売価格:12,000円前後
E-mail:sanmax-support@3ei.co.jp(サンマックス・テクノロジーズ)
URL:http://www.3max.co.jp/
image出荷製品すべてについて、高温負荷試験を実施し、実使用時の信頼性を高めている。それでいて低価格を実現しているのもうれしいところ
センチュリーマイクロ
CPD1GC-DDU400
DDR400
実売価格:15,000円前後
TEL:03-5437-2611(センチュリーマイクロ)
URL:http://www.century-micro.co.jp/
image独自の8層基板、電解金メッキ加工の端子部など、信頼性を重視したPC3200 DDR SDRAMモジュール
メモリパフォーマンスとCPUの関係
 メモリを流用した場合と、最新のメモリを導入した場合、そしてi945などで利用可能なDDR2対応メモリを用いて、実際にどの程度の速度差が表われるのかPCMark05を使ってテストした。

 結果は右のとおりで、Pentium D 805を使う限り、デュアルチャンネル動作であれば、あまり速度差は表われないと言って差し支えないだろう。と言うのも、Pentium D 805のシステムバスクロックは533MHzで、DDRならば333MHz、DDR2ならば533MHZでの動作が標準となるからだ。仮にマザーボードの設定でDDRの400MHz(デュアルチャンネル動作により800MHzの帯域となる)動作を選択できたとしても、CPUへデータを渡すバス幅が533MHz分しかないため、結局速い設定をしてもその能力が活かされることはほとんどない。また、逆にシングルチャンネル動作であっても、半分の速度にはなっていない。手持ちのメモリの合計容量が1GB以上あるならば、メモリ速度は気にせず利用することをオススメする。

 ちなみに256MB×2が最速だったが、これはメモリマップの小ささからメモリへのアクセスが高速に行なえるためと思われる。実使用においては、512MBではHDDへのスワップが発生するため、容量を増やしたほうが快適だろう。
image
【ベンチマーク環境】

【Intel 865G環境】
マザーボード:Intel D865GSA(i865G)
メモリ:CFD販売 D1U400AE512BZZ CMX512-3200XL(PC3200 DDR SDRAM/CL=2.5/512MB)×2

【Intel 945G環境】
マザーボード:GIGABYTE GA-8I945GMH-RH(i945G)
メモリ:SILICON POWER U
34512AJEPN6620(PC2-5300 DDR2 SDRAM/CL=4/512MB)×2

【共通環境】
CPU:Intel Pentium D 805(2.66GHz)
HDD:Seagate Barracuda 7200.9(Ultra ATA/100、7,200rpm、160GB)
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
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