Part2 5/7| 使わなきゃソン！自作派必須のフリーソフト25| DOS/V POWER REPORT

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高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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フリーソフトで自作PC環境をもっと便利に

TEXT：川添貴生

VMware Player

Windows XP Modeを超えた!? 定番の仮想化ソフト

バージョン：v3.0
開発元：VMware

URL：https://www.vmware.com/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

　VMwareが無償で配布している「VMware Player」は、Windows上で仮想環境を実現できるソフトウェアだ。最新バージョンではWindows 7/VistaのAeroをサポートするなど機能強化が図られている。

　仮想マシンはウィザードを使って簡単に作成できる。仮想マシンの設定を変更するためのインターフェースも当然用意されており、メモリ容量やネットワークへの接続方法などを簡単に編集できる。さらに仮想HDDを圧縮したり、容量を拡張したりするためのユーティリティも用意されている。

　このように使い勝手が従来より大幅に改善されたほか、CPUが対応していれば仮想マシン上で64bit OSを動かすことも可能など、機能面でも申し分ない。メインのOSとは別のOSを試すなど、仮想環境が必要になった場合に使ってみてほしい。

ダウンロード前のユーザー登録は必須

「1」VMware Playerをダウンロード
ダウンロードボタンをクリックすると、ユーザー登録を求める画面が現われる。まだアカウントを持っていなければ、ここでアカウントを作成する。名前などを入力して次の画面に進むと、勤務先の入力などを求められる

「2」VMware Playerをインストール
アカウントを作成すると、ダウンロード用のURLが記載されたメールが届くので、それをクリックしてインストールファイルを取得して実行すると、インストールウィザードが立ち上がる

「3」VMware Playerのメイン画面
仮想マシンの新規作成や、作成した仮想マシンを選択して立ち上げる、VMware Playerのメイン画面。ファイルメニューには、「Windows XP Modeの仮想マシンをインポート」といったコマンドも用意されている

「簡易インストール」で半自動進行

「1」簡単になった仮想マシンの作成
「新規仮想マシンの作成」をクリックすると、この画面が表示される。利用するO
Sのインストールメディアは、CD/DVDのほかISO形式のイメージファイルも利用可能だ

「2」簡易インストールの設定
仮想マシンにインストールするOSが簡易インストールに対応していれば、この画面が表示される。ここでプロダクトキーやユーザー名、パスワードを入力しておけば、インストール中の入力が不要になる

「3」仮想マシンの名前と格納場所の入力
重要なのは格納場所の選択。仮想HDDにファイルを保存すると、当然物理HDDの容量を圧迫することになる。そのため、格納場所には空きが十分にあるドライブを選択しておきたい

「4」仮想HDDの容量を指定する
仮想マシンで利用する、仮想HDDの容量を選択する。ユーティリティを利用すれば、後からでも仮想HDDの容量を増やすことが可能だが、さまざまな用途で仮想環境を使うのであれば余裕のある数値を設定したい

「5」VMware Toolsのダウンロード
VMware Toolsは、仮想環境で利用する際に便利な機能を組み込むためのソフトウェアだ。従来はユーザー自身で別途用意する必要があったが、最新版ではダウンロードとインストールが自動的に行なわれるように改められた

「6」VMware Toolsのインストール
OSのインストールが完了すると、自動的にVMware Toolsのインストールが始まる。これが完了すれば、実OSと仮想OS間でマウスカーソルを自由に行き来させたり、仮想OS上のアプリケーションをあたかも実OS上で実行しているかのように扱える「ユニティ」モードが利用できたりするようになる