Part1 2/6| 使わなきゃソン！自作派必須のフリーソフト25| DOS/V POWER REPORT

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その他の特集（2011年）

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フリーソフトで自作PC環境をもっと便利に

TEXT：長畑利博

Chrome

Webサービスで真価を発揮するGoogle製タブブラウザ

バージョン：3.0.195.380
開発元：Google

URL：http://www.google.com/chrome/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

　現在、IE、Firefoxと並ぶWebブラウザがGoogleの「Chrome」だ。IEがシェアの大きさを前提とした互換性の高さ、Firefoxが多数のプラグインによる高い拡張性をウリにしているのに対して、Chromeの魅力はブラウザ自体のレスポンスやJavaScriptの処理といった速度面。加えてGmailをはじめとするGoogleが提供しているWebサービスと親和性が高い点もメリットと言えるだろう。

　Chrome独自の機能として、Webサービスを提供しているWebサイトを通常のアプリケーションのように見せかける「アプリ化機能」が挙げられる。デスクトップなどに作られるショートカットを起動すると、Webブラウザのアドレスバーやツールバーを省略した状態でサービスが立ち上がる。サイトのレイアウトや構造にもよるが、アプリ化機能自体はGoogle以外のWebサービスでも利用できる。

Chromeをインストールしてみよう

「1」IEの設定をインポートする
インストールを進めていくと、ブックマークなどのインポートが行なわれる

「2」Chromeが起動する
シンプルなインターフェースとキビキビした動作が特徴のChrome。Google純正なので、同社のWebサービスとの相性は抜群

地味に便利なアプリ化機能

「1」アプリ化機能を使用してみる
まずアプリ化したいWebサイトにアクセス。画面の「ページメニュー」アイコンを押してメニューを表示して、「アプリケーションのショートカットを作成」を選ぶ

「2」場所を選択
するとショートカットアイコンをどこに作成するかを確認するダイアログが表示される

「3」ショートカットアイコンの作成
デスクトップにショートカットアイコンが作成される

「4」ウィンドウを起動する
アイコンをクリックすると、画面のような形でWebサービスが立ち上がる。アドレスバーなどがないので通常のアプリケーションのように見える

Google以外もアプリ化
Google以外のWebサービスでも同様にアプリ化できる

シークレットモードを搭載

「1」シークレットモードを使うには
シークレットモードは「Google Chromeの設定」から「シークレットウインドウを開く」を選ぶ

「2」シークレットウィンドウを起動
すると新しいウィンドウが開き、「このウィンドウで開いたページはブラウザの履歴や検索履歴に記録されません。このウィンドウを閉じると Cookie などの記録もパソコンから消去されます……」と表示される。このページからURLなどを入力して各サイトにアクセスすると、シークレットモードとして利用できる

最新バージョンのDeveloper版でExtension（拡張機能）を使う

　Chromeには、一般に提供されている3.0系の正式版と、公開テスト中の4.0系β版、各種機能をテストするために開発中のDeveloper版（以下Dev版）の3種類がある。この中でもっとも意欲的な取り組みがなされているのが、開発バージョンであるDev版。安定版に比べて、パフォーマンスのチューニングが積極的に行なわれているほか、4.0β版では搭載されなかった外部プラグイン（ChromeではExtensionと呼ぶ）による機能拡張が利用でき、Firefoxのように機能を追加できる。これにより、どちらかと言えばシンプルだったChromeは、カスタマイズの自由度も手に入れることになる。

　Dev版は「Chromium Developer Documentation」でダウンロードすることができる。Dev版に対応するExtensionは、すでにChrome Extensionsなどの専門サイトで数多く公開されているが、Dev版の仕様変更により使えなくなっているものもあり、動作するかは実際に導入して試してみるしかないのが現状だ。

　Extensionのインストール自体は簡単で、各配布ページに移動し、「Add to Chrome」や「Install」などのボタンをクリックして画面の指示に従えばよい。Firefoxのアドオンと違い、Extensionインストール後の再起動などはとくに必要としない。

Dev版でExtensionを導入する

「1」まずはダウンロード
Dev版をダウンロードするには、画面中央にある「Dev channel」のリンクをクリックする

「2」バージョン情報をチェック
Dev版のバージョン情報を表示したところ。数字の後ろに「dev」という表記が加わっている

「3」Extensionのインストールを行なう
Chrome Extensionsなどの配布サイトにアクセスし、好みのプラグインを見付け出す。対応OSなどを確認しつつ「Add to Chrome」や「Install」などをクリックするとインストールが始まる

「4」確認画面の表示
インストールが行なわれると、画面の下に「拡張機能やテーマはパソコンに損害を与える可能性があります……」という警告が表示される。「続行」ボタンを押す

「5」インストールを続行
インストール確認画面が表示される。「インストール」を選んでそのまま進む

「6」完了
インストールされると、アドレスバーの後ろにアイコンが付き、ここからExtensionにアクセスできる

パワレポオススメ Extension

表示をIEエンジンに切り換え

IE Tab 1.0.11208.1

URL：http://www.chromeextensions.org/utilities/ie-tab/

Firefoxアドオンとしても知られるメジャーなExtension。IEでしか表示できないWebサイトを閲覧するためのもので、一時的にIEのエンジンを使ってサイトを表示する。アドレスバーの横にある「e」アイコンをクリックするともう一つアドレスバーが追加され、そこにURLを入力するとInternet Explorerモードで表示が行なわれる

手軽にWebページ翻訳

Bubble Translate v1.1

URL：http://code.google.com/p/bubble-translate/

Webサイトの翻訳を手軽に行なうためためのExtension。翻訳エンジンはGoogle翻訳を使用している。日本語に翻訳したい場合は設定でLanguageの項目を「Japanese」にしておく。あとは翻訳したいWebサイトを表示して、「T」アイコンを押す。プルダウンメニューからテキスト翻訳かWebサイト翻訳かを選択すればよい

Gmailをもっと使いやすく

Google Mail Checker Plus 1.1.5

URL：http://www.chromeextensions.org/
alerts-updates/gmail-checker/