Part2 6/7| 使わなきゃソン！自作派必須のフリーソフト25| DOS/V POWER REPORT

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その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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フリーソフトで自作PC環境をもっと便利に

TEXT：川添貴生

OCCT Perestroika

オーバークロッカー御用達のストレステストツール

バージョン：3.1.0
開発元：ocbase.com

URL：http://www.ocbase.com/
対応OS：Windows Vista/XP

　CPUやGPUをオーバークロックした後に問題なくOSが立ち上がっても、負荷が高まると不安定になるといったことはめずらしくない。そこでオーバークロック後に利用したいのが、PCを高負荷状態にして安定性を検証するストレステストツールの「OCCT Perestroika」である。

　使い方は画面左側に並ぶタブからテスト項目を選び、その右側でオプションを設定した後「ON」ボタンをクリックすればよい。テスト項目には、CPUに負荷をかける「CPU：OCCT」と「CPU：LINPACK」、ビデオカードに負荷をかける「GPU：3D」と「GPU：MEMTEST」、電源を高負荷状態にする「POWER SUPPLY」が並んでいる。

　画面下には現在のCPU温度や電圧、クロック周波数などが表示されている。CPUに負荷をかければ、ここで温度が上昇しているのが分かるというわけだ。なお、ここに表示されている情報は、テスト終了後にPNG形式でグラフとして出力される。

　オーバークロックしたマシンを常用するには、何よりも安定動作が第一だ。限界を見きわめるためにも、オーバークロック後は長めのストレステストを実施しておきたい。

OC環境を常用するには負荷テストが欠かせない

CPU単体の安定性を確認する「CPU：OCCT」
CPUのオーバークロック時の安定性を確かめるため、標準的に使われるのが「CPU：OCCT」である。オプションでテスト時間も設定可能。安定性をしっかり確認するなら、最低でも1時間、できるだけ長時間のテストを実施したい

高負荷状態でテストする
「CPU：LINPACK」
複雑な数値演算を行なうことによって、「CPU：OCCT」よりも高い負荷を実現して安定性をテストするのが「CPU：LINPACK」である。こちらもマニュアルでテストする時間を設定できる

ビデオカードのオーバークロック後にテスト
「GPU：OCCT」は、GPUをオーバークロックした際の安定性を調べるためのツール。こちらは解像度やシェーダーの設定、フルスクリーンで行なうかどうかなどの設定が用意されている

ビデオカードのメモリテスト
GPUコアのオーバークロックだけでなく、ビデオメモリのクロックを上げても性能は向上する。当然不安定になりやすいので、「GPU：MEMTEST」で確認したい

「POWER SUPPLY」のオプション
テスト時間やCPUおよびビデオカードに負荷をかけるための設定が並んでいる。サーバーなど高い信頼性が求められるシステム用のテスト項目と言えるだろう

電源負荷テストへの警告メッセージ
OCCT Perestroikaには、電源に負荷をかける機能も搭載されている――が、選択すると「非常に危険であり、自己責任で利用すること」とメッセージが表示される

Explzh for Windows

さまざまなシーンに対応した多機能圧縮・展開ソフト

TEXT：長畑利博

バージョン：5.56
開発元：pon software

URL：http://www.ponsoftware.com/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

64bit環境での動作をサポートしている圧縮・展開ソフト。標準でLHA、ZIP、CAB、RARといった主要な圧縮形式に対応しているだけでなく、ISOのディスクイメージをマウントして内部を確認する機能もある。右クリックメニューの「書庫作成・即時解凍」から即座に起動するほか、Office 2007形式の文書ファイルなどに含まれる画像を圧縮してサイズを小さくする「Office 2007文書の圧縮」機能なども用意されている。

ISO形式をマウントして中身を表示できる

標準で対応していない形式については、ヘルプから「アーカイバDLLの自動アップデート」を選択するとDLLの自動ダウンロードが始まり、ほとんどの形式に対応できるようになる

むりかべ

Windows 7 Starter向け壁紙変更ソフト

バージョン：1.01
開発元：猶原弘晃

URL：http://kyounani.blog.eonet.jp/
対応OS：Windows 7 Starter

Windows 7 StarterはミニノートPCなど低価格PC向けのエディションで、上位エディションと比べると機能的な制約が多い。そうした制約の一つに、デスクトップの壁紙が変更できないことも含まれている。これを可能にするのが「むりかべ」だ。標準の壁紙機能と同じく、画面比率に合わせた拡大表示やタイル状に並べて配置することができる。ログオン時にむりかべを起動する設定にしておけば、毎ログイン時に壁紙変更が行なわれる。

設定はタスクバーから行なう

通知領域で「むりかべ」を選び、設定を開く。Windows起動時に壁紙を反映させるには「ログイン時に起動」にチェックを入れておく

Alcohol 52％ Free Edition

CDやDVDを簡単にイメージファイル化

バージョン：1.9.8.7612
開発元：Alcohol Software

URL：http://www.alcohol-soft.com/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

ミニノートPCのように光学ドライブを備えていないPCが増えているが、こうした環境で重宝するのが、ソフトウェアで光学ドライブをエミュレーションする仮想ドライブだ。「Alcohol 52％ Free Edition」は、物理的なCD/DVDメディアをISO/MDF形式などのイメージファイルに変換するツール（変換には光学ドライブが必要）で、イメージファイルを認識して読み出すための仮想ドライブ機能も搭載されている。

イメージ化はウィザードで