Part1 5/6| 使わなきゃソン！自作派必須のフリーソフト25| DOS/V POWER REPORT

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その他の特集（2011年）

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フリーソフトで自作PC環境をもっと便利に

TEXT：長畑利博

AVG Anti-Virus Free Edition

動作の軽くなった無料の定番ウイルス対策ソフト

バージョン：9.0.716
開発元：AVG Japan

URL：http://www.avgjapan.com/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

　AVG Anti-Virus Free Editionは、無償でありながら多くの機能を備えたウイルス対策ソフトだ。分かりやすいインターフェースで、日本語版が用意されていることもあり、人気が高い。ウイルス対策ソフトでは、定義ファイルの更新頻度の高さが検出精度を上げるために必要不可欠だが、本ソフトでは週5日という頻度で定義ファイルが更新されている。リアルタイムでのウイルス検出に加え、未知のウイルスに対しても各種ソフトの動作を監視することで検出が可能になっている。

　このほか、メール添付形のウイルスを防ぐメールスキャナ機能、スパイウェア／アドウェア対策など、市販製品並みの多機能をウリとしている。最新版のバージョン9.0以降ではスキャン時間が約半分、メモリ消費量が1割程度改善されて動作が軽くなったほか、Webブラウザを利用する際に、リンク先を先読みしてチェックを行なうリンクスキャナ機能が追加された。

インストールは非常に簡単

「1」インストーラをダウンロード
AVGは数多くの種類があるが、「Free Edition 9.0」を選びダウンロードしよう。ダウンロードの際はメールアドレスを入力する必要がある。なお、窓の杜から検索してダウンロードすると、メールアドレスを入力する必要がない

「2」指示に従ってインストール
インストール自体は画面の指示に従うだけでよい。インストール中にWebブラウザ用の「AVGセキュリティツールバー」を追加するか確認がある。不要ならチェックを外しておく。後からアンインストールすることも可能だ

「3」スキャンの最適化を行なう
スキャンの最適化画面が表示される。画面の指示どおり、「今すぐスキャンを最適化」を選ぼう

細かい設定も行なえる

分かりやすいメニュー画面
タスクトレイ上のアイコンやデスクトップのショートカットをクリックするとメイン画面が表示される

定期スキャンのスケジュールを設定しよう
スケジュール画面では、システムのスキャンやアップデートファイルの確認を行なう日時の指定などが行なえる。PCを使わない時間帯を指定しておくとよいだろう

細かな設定はツールメニューから
「ツール」→「高度な設定」を選ぶと細かな設定を行なうことができる

Webセキュリティも強化

Webサイトの危険性をチェック
9.0の機能の一つとして、Webサイトを閲覧したとき、リンク先が安全かどうかを確認するリンクスキャナ機能が追加されている。リンクの後ろにグリーンのアイコンがある場合は安全ということになる

リンク先の詳細をポップアップで表示
グリーンのアイコンの上にマウスカーソルを載せるとリンク先の情報がポップアップで示される

FenrirFS

データにラベルを貼り付けて一つのフォルダで手軽に管理

バージョン：1.0.1
開発元：フェンリル

URL：http://www.fenrir.co.jp/fenrirfs/
対応OS：Windows 7/Vista/XP

　ファイル整理の基本は、目的ごとにフォルダを作成して分類することだが、後でやればいいやと思って作成した文書ファイルなどをどんどん「新しいフォルダ」に放り込んでしまうと、気が付いたときには手が付けられなくなってしまう。そんな人にお勧めのファイル管理ツールが「FenrirFS」だ。

　FenrirFSは、ファイルをフォルダ分けではなく、ラベルで管理する。整理したいファイルをFenrirFSにドラッグ＆ドロップすると、そのファイルは「FenrirFS Storage」フォルダに移動し、同時にFenrirFSの作業用トレイに登録される。登録したファイルには「旅行」、「沖縄」、「2010年」という具合に任意のラベルが複数設定できる。

　FenrirFSの画面上ではすべてのファイルが同じ階層に一覧表示されているが、ラベルを選ぶと同じラベルが設定されたものだけが絞り込まれ、簡単に目的のファイルにたどり着けるようになっている。ファイルを見付けやすくするためにも、いかにラベルを割り付けるかが重要になるわけだ。

　ファイル名などの条件などを決めておくことで、ファイルを登録したときに自動でラベルを付ける振り分け機能も用意されている。

未整理のファイルがデスクトップに散らばっている人に