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TEXT:保坂陽一 |
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小型バンザイ!! |
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microATXで組むオリジナルPC |
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冷却バッチリのハデなアイツ

ここではmicroATXマザーボード&ケースを使った自作例を紹介していこう。

1台目はバリバリのゲーム専用PC。CPUに3GHzのCore 2 Duo E6850、ビデオカードにGeForce 8800 GTSの大型ハイエンドビデオカードを搭載。ゲーマー定番のサウンドカードも装備している。フロントパネルにはブルーLEDを内蔵した12cm角ファンを2基搭載し、内部の冷却と見た目の演出も加えている。

これらのパーツが搭載できるmicroATXケースは少ないだろうが、SilverStoneのSST-SG03は見た目どおり、ゲーマー向きのユニークな拡張性を実現。組み立ては少々骨だが、完成してみると満足度は抜群。ファンが青く光るのはジャマという人も多いとは思われるが(ゲーマーでも意見は分かれるところ)、microATXのコンパクトさもあって、「これはアリだ」と思わせるだけのカッコよさがある。SiverStone推奨の電源とファンレスCPUクーラーは、ファンが直列になる配置。パーツの干渉が多いmicroATXケースでは、とくにありがたい製品だ。 |
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CPUクーラーと電源に同社推奨の製品を使用。電源内蔵のファンでCPUクーラーのファンを兼ねる効率的な冷却を実現する |
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ハイエンドビデオカード搭載 |
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GeForce 8800 GTS搭載の大型ビデオカードを装着。ビデオカードの隣のスロットにサウンドカードが搭載されているのが見える |
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HDDはさらに追加可能 |
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シャドーベイは底面からアクセスするユニークな構造。変わったベイ構成のケースだが、microATXのゲームマシン用としては理想的 |
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3.5インチベイを有効活用 |
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ケースの補強用バーに見えるパーツは、実は3.5インチベイ。USBポートやメモリカードリーダーの増設にうまく活用したい |
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CPU |
Intel Core 2 Duo E6850(3GHz) |
34,000円前後 |
CPUクーラー |
SilverStone SST-NT06-Lite |
5,000円前後 |
マザーボード |
ASUSTeK P5K-VM |
20,000円前後 |
メモリ |
Corsair Memory TWIN2X2048-6400C4 |
14,000円前後 |
ビデオカード |
Leadtek WinFast GeForce 8800 GTS TDH 320MB |
41,000円前後 |
光学ドライブ |
LG電子 GSA-H44N |
5,000円前後 |
HDD |
WesternDigital WD RaptorWD1500ADFD(150GB) |
25,000円前後 |
電源 |
SilverStone ST50EF PLUS |
12,000円前後 |
ケース |
SilverStone SST-SG03 |
18,000円前後 |
ファン |
サイズ 光る鎌風の風SY1225SL12VBL×2 |
3,000円前後 |
そのほか |
クリエイティブメディア Sound Blaster X-Fi XtremeGamer |
12,000円前後 |
サイズ コンパネ3.1号 |
3,000円前後 |
合計 192,000円前後 |
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多くのメディア再生に静かに対応

リビングに置くHTPCと考えると、デザインは重要。AntecのNSK2480はmicroATXとしては大型だが、AVラックに収まるのならば問題はないだろう。このマシンではなるべく静音を目指し、2基の12cm角ケースファンを有効活用して、CPUクーラーをファンレス化。光学ドライブには最新のBlu-ray Disc読み書き+HD DVD読み出し対応モデルを使用し、それぞれのメディア再生も可能とした。Athlon X2は低消費電力ながら性能も悪くはないが、ムービー再生の負荷を下げるために、Radeon HD 2400 PROのファンレスビデオカードも搭載している。テレビキャプチャカードはこの際オマケと言ってもよいかもしれない。リビングでの見栄えと存在感は十分。光学ドライブを除けばなかなかのコストパフォーマンスと思うがいかがだろうか。 |
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ケース付属の12cm角排気ファン×2を活用し、ほかのパーツはファンレス化 |
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Blu-ray Disc+HD DVDで各メディア再生に加え、BDメディアによるテレビ録画データの保存も可能だ |
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拡張スロットを有効活用 |
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動画再生支援を目的にRadeon HD 2400 PRO搭載ビデオカードを選択。テレビキャプチャカードで、テレビの視聴・録画も行なえる |
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CPU |
AMD Athlon X2 BE-2350(1.9GHz) |
11,000円前後 |
CPUクーラー |
サイズ NINJA mini |
4,000円前後 |
マザーボード |
Universal ABIT AN-M2 HD |
12,000円前後 |
メモリ |
UMAX Pulsar DCDDR2-1GB-800×2 |
13,000円前後 |
ビデオカード |
ASUSTeK EAH2400PRO/HTP/256M |
10,000円前後 |
光学ドライブ |
アイ・オー・データ機器 BRD-UXH6 |
62,000円前後 |
HDD |
日立GST Deskstar T7K500 HDT725050VLA360(500GB) |
12,000円前後 |
電源 |
ケース付属 |
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ケース |
Antec NSK2480 |
14,000円前後 |
そのほか |
エスケイネット MonsterTV VH2007 |
9,000円前後 |
合計 147,000円前後 |
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microATXは安いんです!

microATXマザーボードはATXを含めた市販マザーボード全体を見ても最安クラスのものが多い。加えて、電源付属のmicroATXケースも安いものが多いとなれば、コンパクトなこともあって、ちょっとしたサブマシンにはピッタリ。OS抜きではあるが、5万円に収めることも難しくはないだろう。配線をスッキリさせるため、スリムなIDEケーブルを使用しているのが一応のこだわり。追加できる拡張カードはLow Profileのみなので、選択肢が限られるのが玉にキズだが、CPUもデュアルコアのPentium Dual-Core E2140が9,000円程度で手に入る。同価格帯でAMD 690G+Athlon X2といった構成もよいだろう。イマドキの激安PCって本当に恐ろしい……。 |
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Low Profileのカードのみだが、4枚の拡張カードを増設することができる |
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この値段でもデュアルコア |
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安価な945GCマザーボードと、Pentium Dual-Coreのローエンド構成ではあるが、基本性能は十分。プラス1万円でビデオカード追加もオススメ |
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CPU |
Pentium Dual-Core E2140(1.6GHz) |
9,000円前後 |
CPUクーラー |
Pentium Dual-Core E2140リテールクーラー |
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マザーボード |
GIGABYTE GA-945GCMX-S2 |
8,000円前後 |
メモリ |
ノーブランド PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB×2 |
6,000円前後 |
光学ドライブ |
東芝サムスン ストレージ・テクノロジー TS-H352 |
2,500円前後 |
HDD |
Western Digital WD Caviar SE WD2500JB(250GB) |
8,000円前後 |
電源 |
ケース付属 |
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ケース |
AOpen DM-379 |
8,500円前後 |
そのほか |
アイネックス RF-800SV(ラウンドケーブル) |
800円前後 |
合計 42,800円前後 |
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