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その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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TEXT：伊藤裕也

2011年のアナログ停波まで持ちこたえる！

キャプチャデバイス

5,000円前後

日本のテレビ放送は目下デジタル方式に移行中だが、アナログ放送が終了する予定の2011年まで、アナログ地上波が主流のままだろう。今回ピックアップした4製品はいずれも4,000～6,000円の安価なもので、デジタル化が完了するまでの“つなぎ”として購入するのに適した存在と言える。

■

付属ソフトの重要性

　テレビキャプチャカードは、アナログ回路にこだわって高画質化回路をフル搭載した高級モデルから、5,000円を切る安価なものまで幅広く存在するが、最近では低価格モデルの中にも高画質化回路を搭載したり、メーカー独自のキャプチャソフトをバンドルしたりと、意欲的な製品が見られるようになった。テレビを見る、録画するという点に限れば、低価格帯の製品でも十分と言える。

　低価格帯のテレビキャプチャカードを選択する際のチェックポイントは、テレビチューナー、ビデオデコーダ、高画質化回路、付属ソフトだ。

　テレビチューナーは、占有スペースと価格を抑えるためにシリコンチューナーを採用するモデルが増えているが、従来のタイプより画質面で不利なことを覚えておいてほしい。ビデオデコーダは、分解能を示す9bit、10bitという数字に注目。数字が大きいほど高精細になる。

　低価格モデルで高画質化回路を搭載するものは少ないが、三次元Y/C分離回路やゴーストリデューサの搭載は大きなポイントだ。そして、付属のキャプチャソフトは使い勝手をもっとも左右する。単純なテレビ視聴はもちろん、繰り返し録画への対応や録画後の管理のしやすさ、ほかのソフトとの連係についても把握しておこう。