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低価格帯製品のパフォーマンスが急上昇 ビデオカード
TEXT:橋本新義
テスト(1)・・・パフォーマンスと静音性を検証する
 今回紹介した4製品の実力をチェックするために、ベンチマークテストを行なった。今回は、3DMark05に加え、ゲームベンチとして、「F.E.A.R.日本語版」での「テスト設定」機能によるベンチマークを使用した。

 F.E.A.R.の性能設定は、「コンピュータ」を「高」、ビデオカード(画面設定)は「高」と「最高」の2パターンとした。いずれも解像度1,024×768ドットで実行し、その平均FPSを掲載している。

 またあわせて、動作音の大きさとWindows Vista β2でのパフォーマンス評価(対応度)も測定した。

 なお今回は、1ランク上の製品として、GALAXYの「GF 7600GS/128D3/2DVI/PCIE」(実売1万4,000円前後)もあわせて測定している。これはGeForce 7600 GSとGDDR3メモリ128MBを組み合わせたビデオカードだ。こちらも動作クロックはコア500MHz、メモリ1.4GHzと、リファレンス仕様から大幅に上昇させた製品である。

 全体的な評価では、GALAXY製品を除けば、3DMark05ではRX1600PRO-E256HWが強く、F.E.A.R.ではGF7300GT-E128H/EXが強い。Vistaの対応度では、コア/メモリクロックがより強く影響するらしく、GF7300GT-E128H/EXが現時点での最高値である5.9を叩き出している。

 また、動作音の測定に関しては、ファンレスのGV-NX73G128Dが勝る。今回の製品の中では性能は振るわないが、低価格製品で減少しつつあるファンレスカードとして価値がある。ファン付きでは、GF7300GT-E128H/EXが頭一つ抜けた結果を見せている。RX1600PRO-E256HWは、動作音に関しては残念ながらかなり不利な結果となった。
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【テスト環境】
CPU:Intel Pentium 4 Extreme Edition(3.4GHz)
マザーボード:ASUSTeK P5LD2 Deluxe(Intel 945P)
メモリ:Micron PC2-4200 DDR2 SDRAM 512MB×2
HDD:Maxtor MaxLineIII 7B250S0(Serial ATA、7,200rpm、250GB)
OS:Windows XP Professional SP2(DirectX 9.0c)
騒音計測距離:ビデオカードから約10cm、室温:29℃
テスト(2)・・・映像出力まわりの機能を比較する
 従来の低価格ビデオカードでは、出力端子の構成は上位機種に比べて見劣りするポイントだった。しかし今回紹介したカードは、一部の製品では上位機種に負けない端子構成となっている。

 とくにRX1600PRO-E256HWは、このクラスの製品でありながらデュアルリンク(高解像度対応)DVI出力2基を搭載するという、上位機種と同一の構成となっている。また、ほかの製品でも、デュアルリンクDVI出力を搭載したモデルが増加中だ。ただしこの辺りは、現在強化が進んでいるポイントのため、早い時期に状況が変わる可能性がある。可能であれば購入前に調査したいところだ。

 ビデオ出力端子も、比較的製品差が大きいポイントだ。グラフィックスチップレベルでは基本的にHDTV(コンポーネントビデオ)出力に対応しているが、製品によっては接続ケーブルが付属しないものもあるためだ。この辺りも可能であれば、購入前に確認しておきたい。

 一方で、ATIの「AVIVO」やNVIDIAの「PureVideo」といった高画質ビデオ再生機能は、すべての製品が搭載している。この分野ではとくにATIが強い。NVIDIAの低価格GPUではHD解像度での一部の機能が省略されるのに比べ、ATI製GPUは低価格な製品でも基本的には上位機種と同一の機能を搭載しているためだ(ただし、H.264エンコードされたビデオ再生時のCPU負荷率など、処理速度に関する面では、上位機種に比べると劣る)。ゲームでの描画速度より動画品質(とくにHD再生)を重視するユーザーは、ATI製カードを選択するのがオススメだ。
imageATIのAVIVO設定画面。インターレース解除の方式や色調整が詳細に設定できるのが強みだ
imageコンポーネント出力ケーブルの有無と形状は製品によってかなり異なる。とくに注意したい点である
価格/性能/静音性のバランスが重要
 ここまで見てきたとおり、最新の低価格ビデオカードは、侮れない性能を備えている。とくに低価格グラフィックスチップにオーバークロックを施した製品や、本来は1ランク上のクラスの激安製品(RADEON X1600 PROやGeForce 7600 GS搭載製品)は、かなり高速なベンチマーク結果を示す。3DMark05などでは1年前にミドルレンジで“定番製品”だった、GeForce 6600 GT搭載製品以上の性能だ。

 ただし、こうした製品が登場した一方で、それらより1,000~2,000円程度安い製品では昨年の同クラスと比べてあまり性能が上がっていないため、結果としてこのクラス間の製品の性能差は、以前より大きくなる傾向にある。逆を言えば、製品選びは以前より慎重に行なう必要がある、ということだ。

 さて、今回の推奨製品選定にあたっては、性能と静音性などのバランスに優れた製品を選択した。結果、今回のGOLD Recomendは、ゲームでのベンチマークとWindows Vista対応度の2項目で高い性能を発揮し、さらに最安値で1万円を切るショップもある玄人志向のGF7300GT-E128H/EXに決定した。ただしこの製品、コストパフォーマンスは高いものの、少しクセがあるため注意が必要だ。まずは、クーラーが異なるバージョンが確認されている点。今回の製品とは別の白いシロッコファンタイプのクーラーは、稼働音がかなり大きいことが知られている。購入時には可能な限り確認をしたい。また、両方のバージョンともにクーラーが規定より厚いため、実質的に隣のスロットが使えなくなる。

 次点となるが、RX1600PRO-E256HWもコストパフォーマンスが高い。ほぼ同価格で、3DMark05の結果では上回り、出力端子などでも勝る。動作音に少々難はあるが、それが問題なければこちらもオススメだ。
玄人志向
GF7300GT-E128H/EX
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まとめで紹介した注意点はあるものの、1万円前後のビデオカードとしては規格外的な性能は大きな魅力だ。とくに最近登場してきた重量級ネットワークゲーム向けのアップグレードには、非常に好適な製品だろう
もう一つ上を狙うなら
GALAXY
GF 7600GS/128D3/2DVI/PCIE
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GF7300GT-E128H/EXにコストパフォーマンスで対抗できる、数少ない製品がこれ。1万5,000円以下クラスでは最強だろう
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