その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:鈴木雅暢 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前述したように、CPU選びにおいて性能や消費電力の占めるウェイトは大きく、これらの力関係を把握しておくことは賢い選択への近道と言える。ただ、最近のCPUはスペックやグレード(モデルナンバー)などだけでは、これらの序列が分かりにくくなっている。ここでは、製品選びの参考になるよう、1万円前後の価格帯からピックアップした四つのCPUの性能と消費電力、温度を計測している。価格は少し上になるが、デュアルコアCPUの最廉価モデルであるPentium D 805のスコアも加えているので参考にしてほしい。検証に利用した環境は別掲したとおりで、CPUに依存するパーツ以外は共通化している。 性能のテストに利用したのはFuturemarkの「PCMark05 Build 110」。日常的によく利用する処理をシミュレートしてスコアを算出する。グラフには、総合スコアを出すSystem Test Suitesから、HDDやビデオカードに依存するテストを省いて掲載している。WebPage Rendering(Webページ表示)とFile Decryption(暗号化ファイル解除)はそれぞれ独立して、Audio Compression(オーディオ圧縮)とVideo Encoding(ビデオエンコード)は同時に、またText edit(テキスト編集)と画像展開(Image Decompression)も同時に行なうマルチタスクのテストとなっている。 全体的にはやはりPentium D 805の好成績が目立つ。マルチタスク部分で大きくスコアを伸ばしており、ビデオエンコードや画像展開などではCeleron M 420やSempron 3000+(TDP35W)の2倍以上のスコアを出している。Hyper-ThreadingをサポートするPentium 4 541がそれに続いており、Athlon 64 3500+、Celeron M 420、Sempron 3000+(TDP35W)という序列だ。デュアルコアも万能ではなく、シングルタスクの二つの項目については、シングルコアでよりクロックが高いPentium 4 541のほうがよいスコアとなっている。 また、Pentium 4 541とAthlon 64 3500+は意外に差が付いているが、大きな差となっているのは、Pentium 4/Pentium Dが得意としている暗号化ファイル解除とビデオエンコードのみで、そのほかの項目はほぼ互角。日常的な処理ではそれほど差はないと言える。Sempron 3000+(TDP35W)は、やはりAthlon 64 3500+と比べるとかなりの差があり、Celeron M 420にも劣っているのは興味深い。 消費電力に関しては、アイドル時とエンコード時のシステム全体の消費電力をワットチェッカーで計測したもの。ここではCeleron M 420の優秀さが目立つが、性能を考えるとAthlon 64 3500+もかなり健闘していると言える。一方、Pentium 4 541、Pentium D 805はピーク時の電力が非常に大きいことが分かる。なお、CPU温度は、PCMark05の終了直後と、それからアイドル状態で5分間放置した後、それぞれのCPUクーラーの銅ベース部分の温度を放射温度計で測定したもの。測定時の室温は27℃だった。おおむね消費電力の測定結果を反映したものと言え、Celeron M 420、Sempron 3000+(TDP35W)、Athlon 64 3500+の順に低い結果で、Athlon 64 3500+とPentium 4 541、Pentium Dの差は大きい印象だ。 |
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【テスト環境】 マザーボード:Intel D975XBX(LGA775、975X)、AOpen i975Xa-YDG(新Socket479、975X)、MSI K9N Neo-F(Socket AM2、nForce 550) メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2 ビデオカード:GeForce 7900 GTX(リファレンス) HDD:Western Digital WD Raptor 360GD(Serial ATA、10,000rpm、36GB) CPUクーラー:サイズ INFINITY COOLER OS:Windows XP Professional SP2 |
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特別定価:2,310円
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販売価格:1,800円+税
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発売日:2019/03/25
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発売日:2015/06/29
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