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特選!!!!! 安うまパーツ2006
個性的な製品が盛りだくさん マザーボード
TEXT:鈴木雅暢
テスト(1)・・・機能、品質を検証する
ASRock
775Dual-VSTA
よくも悪くも廉価版マザーボードの典型。VRM周辺はCore 2 Duo対応マザーボードとしてはかなり貧弱。一部のみ松下製コンデンサを利用するが、ほとんどは台湾OST製で占められている。VIA PT880 Proチップセットの採用により、DDRとDDR2、AGPとPCI Express x16の両方が使えるなどユニークな仕様となっているが、South BridgeのVT8237Aの機能が古く、Serial ATAインターフェースは2ポート、オンボードLANも100BASE-TXと、数年前の仕様にとどまっている。端子類の色分けはなく、とくにこれといった独自ツールがあるわけでもないが、BIOSアップデートはWindows上からもできるようになっている。
imageVRMまわりの一部に松下電器産業製コンデンサを利用しているが、ほかはほぼ台湾OST製だ
imageAGP/PCI Expressスロットを両方備え、DDR/DDR2 SDRAMにも両対応と、まれに見る汎用性の高さを誇る
ASRock
ConRoe865PE
775Dual-VSTAと同じASRock製だけに電源部などは似たような設計が行なわれている。一部のみ日本ケミコン製の電解コンデンサが使われているが、そのほかはOSTやEverconといった海外アジアメーカーのコンデンサが使われている。チップセットがSocket478時代の865PEだけに、製品仕様は100BASE-TX、AGP 8X、PCIと、今の感覚だともの足りないが、パーツを流用してCore 2 Duoマシンを作るというコンセプトには合致している。使い勝手に関する部分も775Dual-VSTAと同様で、BIOSアップデートツールはWindows上から実行できるが、充実しているとは言い難い。
image質素なビジュアルで、コネクタや端子類の色分けなどはされていない。専用ツールなども付属しない
imageDDR SDRAMやAGPビデオカードを流用可能で、最低限の投資でCore 2 Duoにアップグレードできる
BIOSTAR
TForce 550
安価なわりにかなり力の入った仕様。CPUソケット脇に並ぶ日本ケミコン製のアルミ固体コンデンサが目に留まる。ボード各部はOST製だが、VRM入力側の電解コンデンサも日本ケミコン製と、重要部分を押さえた作り。機能面は、ギガビットイーサネット、8チャンネルオーディオなど、標準的なもので、とりたてて多機能というわけではないが、実用上十分と言える。BIOS上でのオーバークロック関連の設定の充実ぶりは特筆できるもので、Windows上からオーバークロックができる独自のT-Utilityも装備する。BIOSアップデートもWindows上から可能だ。欲を言えば、ファン付きのチップセットクーラーは一工夫欲しかったところ。
imageほかの部分はOST製だが、VRMまわりの重要部分には日本ケミコン製コンデンサを利用している
imageコネクタや端子類が色分けされて使いやすい。基板上に電源/リセットスイッチが用意されているのもうれしい
GIGABYTE
GA-M55plus-S3G
ボードのほぼ全体にわたって日本のニチコン製コンデンサを搭載しており、廉価版ながらしっかりとした作りが好印象。多機能South BridgeのnForce 430がサポートするギガビットイーサネット、RAID 0/1/5/0+1機能のほか、IEEE1394もサポートするなど、この価格帯としては機能面も非常に充実している。ボード上のコネクタ類は種類別に色分けされており、組み立てやすい。また、BIOSアップデートツールの@BIOSやオーバークロックツールのEasyTune5、ドライバインストールツールのXpress Installなど、同社独自の使いやすいユーティリティがバンドルされるのはメジャーブランドならではの利点と言える。
imageVRM周辺をはじめ、ほぼ全体にニチコン製コンデンサを採用している
imageコネクタ類は色分けされており分かりやすい。チップセットクーラーはファンレスで静音性に優れる
Intel
DP965LT
P965チップセット搭載マザーボードのリファレンス的存在。CPUソケット周辺は日本ケミコンの固体電解コンデンサ、そのほかの部分もルビコン、日本ケミコンなどの日本製コンデンサが使われている。オンボードの機能は、ギガビットイーサネット、6チャンネルHDオーディオ、IEEE1394など。ICHはICH8なので、RAID機能は持たない。7本の拡張スロットには、PCI Express x1スロットが3本含まれている。使い勝手に関してはとくに配慮されているわけではない。端子の色分けなどはされておらず、ソフトウェア面も特筆するものはないが、BIOSアップデートはWindows上からできるようになっている。
imageCPUソケットまわりのコンデンサは日本ケミコンのPSCシリーズ。ほかの部分も日本製が使われている
imageCPUクーラーからのエアフローを受けることを前提として作られたファンレスの大型ヒートシンクを備える
テスト(2)・・・パフォーマンスを検証する
 ここでは、今回取り上げた各マザーボードのベンチマークテスト結果を掲載している。検証には、FuturemarkのPCMark05 Build 110を利用した。もともとマザーボードの性能差というのは微妙なものでしかない上に、今回は対応CPUも搭載チップセットも異なっているため、この結果が直接個体の優劣を判断する材料とはならないが、各マザーボード/チップセットがCPUの能力を正しく引き出せているかどうかの参考にはなるはずだ。

 また、参考として、Core 2 Duoの標準プラットフォームであるP965チップセットを搭載したIntel DP965LTのスコアも掲載している。これと比較することで、865PEやPT880 Proといったややイレギュラーなチップセットを搭載した2製品が、きちんとCore 2 Duoの性能を引き出せているかが判断できる。総合スコアを見ると若干およばない印象だが、ほかの項目を見るとグラフィックスでの差(AGP 8XとPCI Express x16の差)が影響しただけと判断でき、十分及第点と言える。また、Socket AM2の2枚はほぼ互角と言えるスコア。MemoryでTForce 550が、総合スコアでは逆にGA-M55Plus-S3Gが若干スコアがよいが、気にするほどのものではないだろう。
image
【テスト環境】

CPU:Core 2 Duo E6300(1.86GHz)

【ASRock 775Dual-VSTA/ConRoe865PE/Intel DP965LT】
Athlon 64 X2 4200+(2.2GHz)

【BIOSTAR TForce 550/GIGABYTE GA-M55plus-S3G】
メモリ:センチュリーマイクロ CD512M-D2U800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB)×2

【ASRock 775Dual-VSTA/Intel DP965LT/BIOSTAR TForce 550/GIGABYTE GA-M55plus-S3G】
CORSAIR CMX512-300XI(PC3200 DDR SDRAM/CL=2.5)×2

【ASRock ConRoe865PE】
ビデオカード:MSI NX6600GT-TD128EJ(GeForce 6600 GT、PCI Express x16)

【ASRock 775Dual-VSTA/Intel DP965LT/BIOSTAR TForce 550/GIGABYTE GA-M55plus-S3G】
MSI NX6600GT-VTD128J(GeForce 6600 GT、AGP 8X)

【ASRock ConRoe865PE】
HDD:Western Digital WD Raptor 360GD(Serial ATA、10,000rpm、36GB)
OS:Windows XP Professional SP2
品質と機能を重視して選ぶ
 上記のベンチマークテストの結果からは、とくにパフォーマンス面で大きく問題がある製品はないことが分かったが、マザーボードの場合、性能テストはその程度の扱いでよいだろう。それよりも、機能や使い勝手、品質面を重要視したいところだ。

 これらの評価に関しては前ページで見たとおりだが、GIGABYTE GA-M55plus-S3Gの隙のなさが目立つ。品質、機能、使い勝手、どの面でもこの価格帯としては非常に優れている。BIOSTARのTForce 550も品質や使い勝手に配慮しつつ、独自の要素を盛り込んだ意欲的な製品ではあるのだが、メジャーブランドからこれだけ廉価で抜かりない製品を出されては仕方がないかもしれない。

 ASRockの2製品は比較上、評価は低くなったが、これらは旧来からのアップグレード用にあえて古いチップセットを搭載しているものであり、機能面で新しいチップセットを搭載した製品に比べて見劣るのは当然である。ほかに指摘した点も、それを容認した上で、製品の価格や特徴的な仕様に魅力を感じるのであれば、何も問題はない。あくまでもポイントチェックの結果であって、製品としての価値を否定するものではないことをお断りしておく。ちなみに、同一価格帯ということで取り上げているが、販売価格がGA-M55plus-S3Gに比べて3,000円ほど安いというのも大きなメリットだ。
GIGABYTE
GA-M55plus-S3G
image
日本製コンデンサの実装による高品質、チップセット内蔵の機能にプラスしてIEEE1394インターフェースを実装するなど機能も豊富。さらに、使いやすさで定評のある同社独自のユーティリティ群が利用できる点も大きな強み。この価格であることが意外なほど、隙のない1枚
もう一つ上を狙うなら
Intel
DP965LT
image
1万5,000円程度まで予算を上積みすれば、このような最新P965チップセットを搭載したシンプルな仕様のマザーボードも選択肢に入る。最新のチップセットを搭載したIntelの純正品だけに品質や機能面の不安は皆無。Core 2 Duoを安心して利用したいならば検討するとよいだろう
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