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マザーボード選びの前にこれだけは知っておこう!

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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バランス重視で選ぶ28枚

TEXT：松永融

GIGABYTE

GA-965P-DS4

チップセット：Intel P965＋ICH8R
実売価格：23,000円前後

URL：http://www.gigabyte.co.jp/

LGA

Quad

ATX

静音性と安定性がウリのIntel P965マザー

チップセットにIntel P965を採用した、Core 2対応のミドルレンジモデル。上位モデルの「GA-965P-DQ6」と基本構成は同じだが、「CRAZY COOL」と呼ばれる基板裏面の冷却機構が削除されている。型番末尾の「4S」は、「Speed」、「Smart」、「Safe」、「Silent-Pipe」の頭文字から取ったもの。最後の「Silent-Pipe」とは、ヒートパイプを利用したチップセットのファンレス冷却機構を意味している。ICHにはICH8Rが組み合わされており、RAID 0/1/0＋1/5をサポートする。このほかに、RAID対応のストレージコントローラ「JMB363」によるRAIDも可能。

効果的なヒートパイプ冷却
ヒートパイプによるファンレス冷却機構を搭載。CPUクーラーの風を利用して、MCHとICH、そしてCPUまわりのレギュレータを冷却する

RAIDも可能なSerial ATA
ICH8シリーズはIDEをサポートしていないため、別途IDEコントローラを搭載している。IDE以外に、Serial ATA RAIDもサポートする

Specification
対応CPU：Core 2 Duo/XE、Pentium XE/D/4、Celeron D
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2
HDDインターフェース：Serial ATA 2.5×8、Ultra ATA/133×1
インターフェース：USB 2.0×4、IEEE1394（S400、6ピン）×1、シリアル×1、パラレル×1、1000BASE-T×1
グラフィックス機能：－
サウンド：（アナログ）5.1ch（デジタル）光角型、同軸

全面的に固体コンデンサを採用する高信頼性モデル

耐熱性やインピーダンスに優れた固体コンデンサを全面的に採用しており、信頼性や耐久性の面でも安心感がある。バランス型マザーの中では高めの価格だが、機能や信頼性を考えると十分にお釣りが来る製品だ。（松永融）

CrossFireを求めるゲーマーならこれが一番

P965＋ICH8Rというチップセットの性能をフルに引き出した機能満載のマザーボード。価格はそれなりだが、その分充実した内容で、安定したCrossFire環境でゲームに専念したいユーザーにお勧めである。（保坂陽一）

豊富なストレージデバイスをRAID環境で活かせる

搭載した6個のSerial ATA 2.5ポートは、それぞれRAID 0/1/5/0＋1に対応可能。また、ほかにもRAID 0/1/JBODに対応したSerial ATA 2.5ポートを2基備える。大容量データのバックアップマシンといった使い方も考えられる。（編集部）

MSI

K9N SLI Platinum

チップセット：NVIDIA nForce 570 SLI
実売価格：21,000円前後

URL：http://www.msi-computer.co.jp/

AM2

ATX

遊び心の詰まったお手軽価格のSLIマザー

NVIDIAのnForce 570 SLIを搭載したSocket AM2マザー。PCI Express x16スロットを2基搭載しており、SLIが構成できる（x8動作）。チップセットの機能を積極的に利用した設計で、6基のSerial ATAポート（3Gbps/RAID対応）やデュアルギガビットLAN、8チャンネルサウンドなどがそれにあたる。同社製マザーの特徴は、何と言ってもCoreCell技術だろう。これは、CPUやメモリのクロック・電圧・クーラーの回転数などを調整するものだが、本機ではその機能が「Dual CoreCell」へバージョンアップされており、ビデオカードのクロックや電圧の調整も可能になっている。付属のユーティリティ「Dual CoreCenter」を使用することで、一つの画面で総合的に調整できる。

オーバークロッカー御用達
マザーボード監視LSIの「Dual Core Cell」チップ。Dual版ではCPUやメモリに加えて、対応ビデオカードのクロックや電圧まで自動調整する

冷却面の広いヒートシンク
チップセットには大型のヒートシンクが取り付けられているのみである。静音性の面では有利だが、オーバークロックする場合は温度に注意

Specification
対応CPU：Athlon 64/FX/X2、Sempron
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x1×2、PCI×3
HDDインターフェース：Serial ATA 2.5×6、Ultra ATA/133×1
インターフェース：USB 2.0×4、IEEE1394（S400、6ピン）×1、シリアル×1、パラレル×1、1000BASE-T×2
グラフィックス機能：－
サウンド：（アナログ）7.1ch（デジタル）光角型、同軸

Dual CoreCellで簡単オーバークロック

マザーボード監視LSIの「Dual CoreCell」チップがかなり高機能だ。Dual版ではCPUやメモリに加えて、対応ビデオカードのクロックや電圧まで自動調整できる。オーバークロックを楽しむにはもってこいの機能。（松永融）

堅実に固められたSLI対応マザーボード

大型ビデオカード2枚でのSLI環境でも、PCIが2スロット使用できるのはなかなかうれしいポイント。チップセットクーラーも平べったくすることで冷却性と機能性を両立するなど、見た目は地味ながらよく練られた1枚。（保坂陽一）

ソフト・ハードウェアともに良好なバランス

ソフト面だけでなく、SLI対応やデュアルギガビットLAN搭載など、機能性に富んでいるが、価格がかなり抑えられており、SLIで組みたいというユーザーだけでなく、普通に高機能なマザーボードを求めているユーザーにもお勧めできる。（編集部）