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マザーボード選びの前にこれだけは知っておこう!

その他の特集（2011年）

激突！Bulldozer vs. Sandy Bridge

震撼性能！　Sandy Bridgeに死角なし!!

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性能で選ぶ22枚

TEXT：Ta 152H-1

ASUSTeK

P5B Deluxe

チップセット：Intel P965＋ICH8R
実売価格：28,000円前後

URL：http://www.asus.co.jp/

LGA

Quad

ATX

975Xマザーに劣らない実力No.1マザーボード

信頼性や安定性を向上させるStack Cool 2や8フェーズ同期整流のVRMといったASUSTeKハイエンドマザーボードならではの回路や基板設計上の機能を実装し、性能では975Xと同等以上であるP965を搭載したマザーボード。上位機種のP5B Deluxe/WiFi-APに付属するWiFiオプションカード用エリアのため拡張スロットは6本だが、インターフェースは豊富だ。チップセットのサポートはないがDual LAN構成で、RAIDをサポートするICH8RのSerial ATA以外にも、eSATAのためにSerial ATAコントローラが追加されている。ヒートパイプの採用によりファンレス化も実現している。

8フェーズVRM
8フェーズの同期整流回路を採用。ゲートあたりの負荷が減ることで発熱が抑えられ、電源部分の寿命を延ばす効果がある

Serial ATAコネクタ
廉価版マザーボードでは安いパーツが使われるSerial ATAコネクタにも、ガードがモールドされ、折れにくく、抜けにくいものを採用

Specification
対応CPU：Core 2 Duo/XE、Pentium XE/D/4、Celeren D
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x1×1、PCI×3
HDDインターフェース：Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1
インターフェース：USB 2.0×4、IEEE1394（S400、6ピン）×1、シリアル×1、1000BASE-T×2
グラフィックス機能：－
サウンド：（アナログ）5.1ch（デジタル）光角型、同軸

回路・基板設計に手抜きのないリファレンス的存在

P965チップセットの高いレベルでバランスの取れた機能や性能に加えて、手抜きのない回路設計や基板設計と高品質な部品を組み合わせている。P965搭載マザーボードのリファレンス的存在のマザーボード。（Ta 152H-1）

使い勝手のよさにも注目

豪華な仕様だが、BIOSの更新やBIOS復旧にUSBメモリが利用できたり、電源スイッチやHDDアクセスランプなどのケース接続用コネクタを簡単に接続できるアダプタが付属するなど、使い勝手の向上に多くの労力を割いている点も高く評価できる。（鈴木雅暢）

余裕ある電源回路と素直なレイアウト

数あるP5Bシリーズの中でも上位に位置し、余裕ある電源回路、Stack Cool 2やヒートパイプによる冷却機構により環境を選ばず安定動作が期待できる。拡張スロットのレイアウトも素直で使いやすいもの。クアッドコアにも対応する。（編集部）

GIGABYTE

GA-965P-DQ6

チップセット：Intel P965＋ICH8R
実売価格：30,000円前後

URL：http://www.gigabyte.co.jp/

LGA

Quad

ATX

見た目のハデさより、質実な設計や部品選択に注目

ヒートパイプを使った放熱機構が目立つが、CPU電源部背面に取り付けられたヒートシンクにも注目。採用するアルミ電解コンデンサの多くは固体電解タイプで、高周波特性を劣化させるESR（インピーダンス）が少ないもの。これにより電源部のリプル電流を減らし、発熱を低減することで長寿命化を図っている。メモリやチップセット、拡張スロットまわりの電源回路にも手抜きはなく、見た目に分かりにくい部品のコストも削られていない。同期整流回路は3相（3フェーズ）のVRMを4個搭載している。

ヒートパイプ
大型ヒートシンクで十分に足りるIntelチップセットだが、デザイン的なインパクトも期待してか、ヒートパイプが贅沢に使われている

CRAZY COOL（基板裏面）
CPU裏側の発熱しやすい部分にCRAZY COOLと呼ぶヒートシンクを取り付け、マザーボードの寿命や信頼性の向上を狙っている

Specification
対応CPU：Core 2 Duo/XE、Pentium XE/D/4、Celeren D
メモリスロット：PC2-6400 DDR2 SDRAM×4（最大8GB）
拡張スロット：PCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2
HDDインターフェース：Serial ATA 2.5×8、Ultra ATA/133×1
インターフェース：USB 2.0×4、IEEE1394（S400、6ピン）×1、シリアル×1、パラレル×1、1000BASE-T×2
グラフィックス機能：－
サウンド：（アナログ）5.1ch（デジタル）光角型、同軸

信頼性や安定性を重視した設計に注目

何でも入りの多機能ハイエンドマザーボードとは少し方向性が違うが、回路や使用する部品、マザーボードの作りなどで、信頼性や安定性を重視した設計は、ハイエンドマザーボードとしての必要条件を満たしている。（Ta 152H-1）

高品質へのこだわりが圧巻

ビジュアルも機能もとにかくゴージャスな1枚。ボードの全域にわたってドライアップの心配のない固体コンデンサを搭載。VRMの整流回路は12フェーズと、過剰なまでの高品質へのこだわりに圧倒される。（鈴木雅暢）

Quadにこだわるハイエンドマザーボード

クアッドCPUへの対応を早々とうたうなど、随所で“Quad”にこだわりを見せる製品。言葉遊びの部分もあるが、実効性のあるものが多く、安定性が期待できる。Serial ATAポートの多さも特徴で、コネクタも外れにくい高級な部材が使われている。（編集部）