その他の特集(2011年) | |||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|
||||||||||||||
TEXT:橋本新義 | |||||||||||||||
個性派製品も続々登場 | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
低価格なマザーボードは、地味ながら販売数の多い、隠れた人気ジャンルだ。従来はシンプルな製品一辺倒だったが、ここ最近では個性的な製品が登場し、製品ごとの機能差が付きつつある。言い換えれば、製品の選びがいがあるジャンルだ。 | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
低価格マザーボードは、パワーユーザーに大きく注目されることはないが、ビジネス用途の自作PCや、ショップブランドPCでの採用により、出荷数が非常に多い製品となっている。ここでは、こうした低価格なマザーボードを集めて評価している。一口に低価格製品といっても、とらえ方によって大きく異なるのが実情だが、今回は最新CPUに対応する、LGA775(Core 2 Duo対応)とSocket AM2版のものを中心に、実売価格で8,000円前後の超低価格製品から、売れ筋価格帯より少しだけ下となる、1万5,000円前後までの価格帯で、代表的製品や特徴のある製品として20枚を選定している。 このクラスでは、基本的には「付加機能を付けるよりは1円でも安く提供する」ことに命題が置かれるため、どうしてもシンプルな製品が中心となりがちだが、実は最近は、チップセット側に標準で搭載される機能の増加に伴い、Serial ATAによるRAID構成や8チャンネルのオーディオ出力など、機能面でミドルレンジの製品に比べても大きくは見劣りしないものが増加している。しかし、上位価格帯の製品と比べると、オーバークロック機能や基幹パーツ(とくにコンデンサ)の品質などでは価格相当の差が付けられることが多い。 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
このクラスになると突然にぎやかになるのがチップセットの種類。IntelやNVIDIA製だけでなく、VIA TechnologiesやSilicon Integrated Systems(SiS)など、比較的小規模なサードパーティメーカーのチップセットが多く加わるからだ。 さて読者の中には、「マイナーなチップセットはどことなく不安」と感じる方もおられるかもしれない。しかし最新の製品では、機能面でこそ主力メーカー製品に負けているものの、性能面では大差はない。今回はVIA P4M890とIntel 945G/P965を搭載する3製品間で、PCMark05による検証を行なっているが、全体としては、細かな得意不得意はあるものの大きな差はない。また、Intel純正チップセットを選ぶにしても、1世代前の945Gとの比較を見る限り、ムリに最新製品を選ぶ理由は少ないと言える。 また、小規模メーカー製品は、同程度の機能を持つ大手製品と比較すると一般的に低消費電力・低発熱となる点や、さらにAGPとPCI Expressの両方に対応するなどの独自のメリットもある。 |
|||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz) メモリ:センチュリーマイクロ CD512 512MB×2 HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB) ビデオカード:NVIDIA GeForce 7800 GTリファレンスカード(256MB) OS:Windows XP Professional SP2 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
次に、低価格マザーボードの製品選びでとくに重要なポイントと、それに連動した製品評価の基準(レーダーチャートの項目)について説明しよう。製品選びでの重要ポイントは、上に挙げたものが基本となる。 さて、レーダーチャートの項目としては、五つを挙げた。もっとも重視しているのは「コストパフォーマンス」だ。これは文字どおり、機能や基幹パーツのコストなどと、実売価格を比較し、お買い得度に焦点を置いた評価軸だ。実売価格が低価格帯としては多少高価でも、基幹パーツがそれ以上の価値を持っているような製品を高く評価している。 「機能性」はチップセット自体の機能を含めた、マザーボード全体の付加機能の多さの評価。RAIDに対応した製品やギガビットLANポートを搭載した製品、オーディオ出力が充実した製品などは高評価としている。 「拡張性」は、接続可能な周辺機器や拡張カード、搭載可能なCPUの種類などから見た拡張性を評価したものだ。 「信頼性」とは、上記のポイントとしても挙げた、基幹パーツのグレードを中心とした評価だ。実際の製品での評価ポイントは、主にコンデンサのメーカーやグレードとなる。CPUの周辺に固体タイプの電解コンデンサが搭載されていたり、日本メーカー製品が採用されていたりすると評価が高い。 最後に「付属品」。これは文字どおり、付属品やインストールCDに収録されたユーティリティソフトの充実度を評価したものだ。上記のポイントでも紹介したが、とくに製品間で差が付いているSerial ATAケーブルなどがポイントとなっている。とくにボード上の端子数よりケーブルの本数が少ない製品には、若干辛い評価を付けている。 実はこのポイント、基本的には低価格製品だけでなく、ほぼすべてのマザーボードに共通するものだ。ただし、後半のコンデンサや付属品などは、低価格マザーではとくに製品間の違いが大きいポイントだ。 |
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
チップセット 一般的なマザーボードと同じく、最重要なのはやはりチップセットの種類だ。とくにサードパーティ製チップセットは、メリットとデメリットを勘案して選びたい。また、純正チップセットを選ぶ場合でも価格と安定性の面から1世代前のものを選ぶのも一つの手だ |
|||||||||||||||
オンボード機能 コストダウン優先の低価格機では、どうしても各種のオンボードチップは省略されがちになる。とくにLANの速度やサウンドインターフェースなどには注意したい。Serial ATA端子の数やRAID機能もチェックしておくとよい |
|||||||||||||||
コンデンサの品質 低価格製品でコストダウンの対象とされやすく、またメーカーごとの差が大きいのがコンデンサだ。できれば日本メーカー製品が多く搭載されたものを選びたい。なかでもVRM周辺のコンデンサは最重要部分。固体電解コンデンサなどを搭載する製品がよいだろう |
|||||||||||||||
付属品 | |||||||||||||||
付属するケーブルや付属ソフト(ユーティリティなど)なども、コストダウンで削られやすい部分だ。とくに少しでもマシン全体のコストを低く抑えたい場合はSerial ATAケーブルの数などを重点的にチェックしておくとよいだろう | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください