特集
マザーボード選びの前にこれだけは知っておこう!
マザーボードの性格を左右するチップセット
性能で選ぶ22枚 1/5
性能で選ぶ22枚 2/5
性能で選ぶ22枚 3/5
性能で選ぶ22枚 4/5
性能で選ぶ22枚 5/5
バランス重視で選ぶ28枚 1/6
バランス重視で選ぶ28枚 2/6
バランス重視で選ぶ28枚 3/6
バランス重視で選ぶ28枚 4/6
バランス重視で選ぶ28枚 5/6
バランス重視で選ぶ28枚 6/6
価格で選ぶ20枚 1/5
価格で選ぶ20枚 2/5
価格で選ぶ20枚 3/5
価格で選ぶ20枚 4/5
価格で選ぶ20枚 5/5
静音で選ぶ16枚 1/4
静音で選ぶ16枚 2/4
静音で選ぶ16枚 3/4
静音で選ぶ16枚 4/4
機能重視で選ぶ14製品 1/4
機能重視で選ぶ14製品 2/4
機能重視で選ぶ14製品 3/4
機能重視で選ぶ14製品 4/4
その他の特集(2011年)
激突!Bulldozer vs. Sandy Bridge
達人に学ぶPCパーツ使いこなし術
超本命パーツ35傑
独占!PCパーツなんでもランキング
PCパーツセレクション300
Sandy Bridge 自作超大全
PC自作スタートアップ講座2011
Sandy Bridge再始動
“後乗せサクサク”アップグレード術
震撼性能! Sandy Bridgeに死角なし!!
PCパーツ100選2011
マザーボード100選2011
過去のその他の特集(2010年)
過去のその他の特集(2009年)
過去のその他の特集(2008年)
過去のその他の特集(2007年)
過去のその他の特集(2006年)
読者プレゼント
プレゼント申し込みへ
ユーザー登録からアンケートページへ進んでください。
CLUB IMPRESS会員登録
プレゼントの対象は「最新号購入者」のみとなります。
アンケートにお答え頂くにはCLUB IMPRESSへの登録が必要です
マザーボード100選 2007
TEXT:橋本新義
個性派製品も続々登場
価格で選ぶ20枚
image低価格なマザーボードは、地味ながら販売数の多い、隠れた人気ジャンルだ。従来はシンプルな製品一辺倒だったが、ここ最近では個性的な製品が登場し、製品ごとの機能差が付きつつある。言い換えれば、製品の選びがいがあるジャンルだ。
チップセットの標準機能強化に注目
 低価格マザーボードは、パワーユーザーに大きく注目されることはないが、ビジネス用途の自作PCや、ショップブランドPCでの採用により、出荷数が非常に多い製品となっている。ここでは、こうした低価格なマザーボードを集めて評価している。一口に低価格製品といっても、とらえ方によって大きく異なるのが実情だが、今回は最新CPUに対応する、LGA775(Core 2 Duo対応)とSocket AM2版のものを中心に、実売価格で8,000円前後の超低価格製品から、売れ筋価格帯より少しだけ下となる、1万5,000円前後までの価格帯で、代表的製品や特徴のある製品として20枚を選定している。

 このクラスでは、基本的には「付加機能を付けるよりは1円でも安く提供する」ことに命題が置かれるため、どうしてもシンプルな製品が中心となりがちだが、実は最近は、チップセット側に標準で搭載される機能の増加に伴い、Serial ATAによるRAID構成や8チャンネルのオーディオ出力など、機能面でミドルレンジの製品に比べても大きくは見劣りしないものが増加している。しかし、上位価格帯の製品と比べると、オーバークロック機能や基幹パーツ(とくにコンデンサ)の品質などでは価格相当の差が付けられることが多い。
サードパーティ製チップセットの実力は?
 このクラスになると突然にぎやかになるのがチップセットの種類。IntelやNVIDIA製だけでなく、VIA TechnologiesやSilicon Integrated Systems(SiS)など、比較的小規模なサードパーティメーカーのチップセットが多く加わるからだ。

 さて読者の中には、「マイナーなチップセットはどことなく不安」と感じる方もおられるかもしれない。しかし最新の製品では、機能面でこそ主力メーカー製品に負けているものの、性能面では大差はない。今回はVIA P4M890とIntel 945G/P965を搭載する3製品間で、PCMark05による検証を行なっているが、全体としては、細かな得意不得意はあるものの大きな差はない。また、Intel純正チップセットを選ぶにしても、1世代前の945Gとの比較を見る限り、ムリに最新製品を選ぶ理由は少ないと言える。

 また、小規模メーカー製品は、同程度の機能を持つ大手製品と比較すると一般的に低消費電力・低発熱となる点や、さらにAGPとPCI Expressの両方に対応するなどの独自のメリットもある。
image
【検証環境】
CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
メモリ:センチュリーマイクロ CD512 512MB×2
HDD:Western Digital WD Raptor WD1500ADFD(Serial ATA 2.5、10,000rpm、150GB)
ビデオカード:NVIDIA GeForce 7800 GTリファレンスカード(256MB)
OS:Windows XP Professional SP2
サードパーティ製チップセットのメリット・デメリット
○メリット
・性能に大きな差がないにもかかわらず、価格が安い

・同程度の性能であれば、主力メーカーの製品よりも発熱が小さい傾向にある

・DDR/DDR2やAGP/PCI Expressに両対応する高機能な製品が存在する
×デメリット
・周辺機器メーカーなどの検証優先度が低いため、動作保証外となる場合が多い

・新しいインターフェースへの対応度が弱い(とくにSerial ATA)

・最新世代の製品では、大手メーカー製チップに比べて価格面のメリットが薄い
製品選びのポイントとなるレーダーチャート項目
 次に、低価格マザーボードの製品選びでとくに重要なポイントと、それに連動した製品評価の基準(レーダーチャートの項目)について説明しよう。製品選びでの重要ポイントは、上に挙げたものが基本となる。

 さて、レーダーチャートの項目としては、五つを挙げた。もっとも重視しているのは「コストパフォーマンス」だ。これは文字どおり、機能や基幹パーツのコストなどと、実売価格を比較し、お買い得度に焦点を置いた評価軸だ。実売価格が低価格帯としては多少高価でも、基幹パーツがそれ以上の価値を持っているような製品を高く評価している。

「機能性」はチップセット自体の機能を含めた、マザーボード全体の付加機能の多さの評価。RAIDに対応した製品やギガビットLANポートを搭載した製品、オーディオ出力が充実した製品などは高評価としている。

「拡張性」は、接続可能な周辺機器や拡張カード、搭載可能なCPUの種類などから見た拡張性を評価したものだ。

 「信頼性」とは、上記のポイントとしても挙げた、基幹パーツのグレードを中心とした評価だ。実際の製品での評価ポイントは、主にコンデンサのメーカーやグレードとなる。CPUの周辺に固体タイプの電解コンデンサが搭載されていたり、日本メーカー製品が採用されていたりすると評価が高い。

 最後に「付属品」。これは文字どおり、付属品やインストールCDに収録されたユーティリティソフトの充実度を評価したものだ。上記のポイントでも紹介したが、とくに製品間で差が付いているSerial ATAケーブルなどがポイントとなっている。とくにボード上の端子数よりケーブルの本数が少ない製品には、若干辛い評価を付けている。

 実はこのポイント、基本的には低価格製品だけでなく、ほぼすべてのマザーボードに共通するものだ。ただし、後半のコンデンサや付属品などは、低価格マザーではとくに製品間の違いが大きいポイントだ。
廉価マザーボードを選ぶ際のポイント
imageチップセット
一般的なマザーボードと同じく、最重要なのはやはりチップセットの種類だ。とくにサードパーティ製チップセットは、メリットとデメリットを勘案して選びたい。また、純正チップセットを選ぶ場合でも価格と安定性の面から1世代前のものを選ぶのも一つの手だ
imageオンボード機能
コストダウン優先の低価格機では、どうしても各種のオンボードチップは省略されがちになる。とくにLANの速度やサウンドインターフェースなどには注意したい。Serial ATA端子の数やRAID機能もチェックしておくとよい
imageコンデンサの品質
低価格製品でコストダウンの対象とされやすく、またメーカーごとの差が大きいのがコンデンサだ。できれば日本メーカー製品が多く搭載されたものを選びたい。なかでもVRM周辺のコンデンサは最重要部分。固体電解コンデンサなどを搭載する製品がよいだろう
付属品
image
付属するケーブルや付属ソフト(ユーティリティなど)なども、コストダウンで削られやすい部分だ。とくに少しでもマシン全体のコストを低く抑えたい場合はSerial ATAケーブルの数などを重点的にチェックしておくとよいだろう
microATXマザーボードをATXケースで使う
image意外と知られていないが、microATXのマザーボードは規格上、ATXケースにも加工なしで装着できる。低価格マザーではmicroATX対応製品の割合が非常に多いが、ATXケースがあれば、そのままマザーボードを交換して使える。低コストでマザーボード交換によるアップグレードを図る際には有効な技だろう。
Back
Page Top
Next

サイト内検索

DOS/V POWER REPORT 最新号

DOS/V POWER REPORT 最新号表紙

DOS/V POWER REPORT
2024年冬号

発売日:12月28日
特別定価:2,310円

書籍(ムック)

PC自作・チューンナップ虎の巻 2023【DOS/V POWER REPORT特別編集】

発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税


このレトロゲームを遊べ!

発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税


特濃!あなたの知らない秋葉原オタクスポットガイド

発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税


わがままDIY 3

発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税


忍者増田のレトロゲーム忍法帖

発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税


楽しいガジェットを作る いちばんかんたんなラズベリーパイの本

発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税


DVDで分かる! 初めてのパソコン自作

発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2

発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 風雲編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


髙橋敏也の改造バカ一台&動く改造バカ超大全 怒濤編

発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税


わがままDIY 2

発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税


ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』

発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税


わがままDIY 1

わがままDIY 1

発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税

読者プレゼント

アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。

本誌最新号・プレゼント申し込み

*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。

ユーザー登録から アンケートページへ進んでください