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マザーボードの性格を左右するチップセット
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マザーボード100選 2007
マザーボード選びの前にこれだけは知っておこう!
TEXT:鈴木雅暢
マザーボードの性格を左右するチップセット
マザーボードの最重要部品
 マザーボードの中核であり、最重要部品と言えるのがチップセット。その特徴を知ることがマザーボード選びの近道だ。チップセットとは、CPUの能力を最大限に発揮させるために設計されたICチップ群のこと。North BridgeとSouth Bridgeの2チップ構成が一般的だが、1チップの場合もある。

 チップセットの役割は、PCシステム内を行き交う命令やデータのやり取りの制御だ。メモリやビデオカード、HDDなど、PCを構成するほとんどのデバイスをコントロールする機能を持ち、マザーボードの性能を大きく左右する。また、使えるパーツの種類や機能もチップセットで決まってくる。

 前のページではマザーボードの仕様によって使えるパーツが大きく左右されると書いたが、そのマザーボードの仕様や機能のほとんどを決めているのは、実はこのチップセットだ。最近のIntel CPU向けのマザーボードは、ほとんどがDDR2-800(PC2-6400 DIMM)対応のソケットを4本搭載しており、最大メモリ搭載容量は8GBだ。これは、それらが搭載するP965やG965チップセットのスペックがそうなっているからである。Serial ATAのポート数やグラフィックス機能、LAN機能、RAID機能なども、そのマザーボードが搭載するチップセットの仕様が大きく影響している。
imageIntel P965チップセット
メモリコントローラやPCI ExpressインターフェースをサポートするIntel製CPU向けチップセットP965。ICH8シリーズと組み合わせて用いられる。ICH7/8RやICH7/8 DHはRAIDに対応している
ハイエンドとローエンド
 チップセットはCPUに合わせて設計されるが、ハイエンド、ミドルレンジ、バリューといったクラス別、用途別に機能が違うものがさまざま用意されている。最近のハイエンドチップセットの大きな差別点となるのが、PCI Expressのレーン数だ。PCI Expressは、250MB/sのシリアルバスの上りと下り1組で1レーンと数え、レーンを増やすことで転送速度を拡張できる。ビデオカード用のPCI Express x16は16レーンで、PCI Express x1は1レーンだ。グレードの高いチップセットほど多くのレーン数をサポートしており、PCI Express x16のビデオカードを複数枚利用して性能を向上させるマルチGPU技術にも対応可能になっている。

 また、バリュー向けのチップセットの多くは、グラフィックス機能を内蔵しており、ビデオカードがなくてもシステムを構成できるため、システム全体のコストを抑えることができるというメリットがある。ビデオカードのスペースが不要で熱源も一つ減らせるため、小型静音PCのベースとしても適していると言える。
Intel CPU向け
メーカー Intel
チップセット名 975X P965 G965
対応CPUソケット LGA775 LGA775 LGA775
対応メモリ(上限) DDR2-667 DDR2-800 DDR2-800
最大システムバス 1,066MHz 1,066MHz 1,066MHz
グラフィックス機能 GMA X3000
PCI Express x16スロット 2本 1本 1本
マルチGPU技術 ATI CrossFire(x8×2)
メーカー NVIDIA ATI
チップセット名 nForce 680i nForce 590 SLI Intel Edition CrossFire Express 3200
対応CPUソケット LGA775 LGA775 LGA775
対応メモリ(上限) DDR2-800 DDR2-667 DDR2-667
最大システムバス 1,066MHz 1,066MHz 1,066MHz
グラフィックス機能
PCI Express x16スロット 3本 2本 2本
マルチGPU技術 NVIDIA SLI(x16×2) NVIDIA SLI(x16×2) ATI CrossFire(x16×2)
AMD CPU向け
メーカー NVIDIA
チップセット名 nForce 590 SLI nForce 570 SLI nForce 570 Ultra GeForce 6100
対応CPUソケット Socket AM2 Socket AM2 Socket AM2 Socket AM2
対応メモリ(上限) CPUによる CPUによる CPUによる CPUによる
最大システムバス 2,000MHz 2,000MHz 2,000MHz 2,000MHz
グラフィックス機能 GeForce 6100
PCI Express x16スロット 2本 2本 1本 1本
マルチGPU技術 NVIDIA SLI(x16×2) NVIDIA SLI(x8×2)
メーカー ATI
チップセット名 CrossFire Express 3200 Radeon Xpress 1100
対応CPUソケット Socket AM2 Socket AM2
対応メモリ(上限) CPUによる CPUによる
最大システムバス 2,000MHz 2,000MHz
グラフィックス機能 Radeon X300 SE相当
PCI Express x16スロット 2本 1本
マルチGPU技術 ATI CrossFire(x16×2)
各プラットフォームの現状

 下の表は、Intel向け、AMD向けの主なチップセットの種類と機能を簡単にまとめたものだ。次のページにはチップセット別のベンチマークテストを掲載している。マザーボードの性能はチップセットの機能によるところが大きいので、その性能を判断する目安にはなるはずだ。

 Intel向けCPUの主力となるIntel製チップセットには、ハイエンドの975X、メインストリームのP965、グラフィックス機能内蔵のG965チップセットといった種類がある。ハイエンドの975Xは少し古い世代のため、やや機能が劣る部分があり、そのハイエンドで大きな存在感を発揮しつつあるのが、NVIDIA製のチップセットだ。

 AMD向けのチップセットはNVIDIAの製品が強いが、AMDのCPUは、メモリコントローラをCPUに内蔵しているため、対応メモリ規格はチップセットではなくCPUによって決まる。メモリコントローラの出来は性能を左右する要素でもあるので、AMD向けのチップセットはチップセット別の性能差はIntelに比べて少ない。

 なお、3DMark05のテストはグラフィックス機能を内蔵したチップセットの3D性能を計測する目的で行なったものだが、スコア的には3Dゲームをやるには力不足。Windows VistaのWindows Aeroを利用するにも少々心もとない(Windows Vista正式版のリリースまでにドライバの改良などで改善する可能性はある)。

image
image
<使用CPU>

CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)、Athlon 64 X2 5200+(2.6GHz)

<使用マザーボード>
【PCMark05】
ATI Radeon Xpress 1150(MSI K9KGM-FID)
ATI Radeon CrossFire Xpress 3200(ASUSTeK M2R32-MVP)
NVIDIA nForce 550(BIOSTAR TForce 550)
NVIDIA nForce 570 Ultra(MSI K9N Platimum)
NVIDIA nForce 570 SLI(Universal ABIT KN9 SLI)
NVIDIA nForce 590 SLI(Universal ABIT FATAL1TY AN9 32X)
NVIDIA nForce 6100+nForce 410(MSI K9NG Neo-V)
NVIDIA nForce 6150+nForce 430(Universal ABIT NF-M2 nView)
VIA K8T890(ASUSTeK M2V)、NVIDIA M1697(MSI K9NU Neo)
Intel 945G+ICH7(ECS 945G-M3 V3.0)
Intel 945P+ICH7R(ASUSTeK P5LD2)
Intel G965+ICH8(GIABYTE GA-965G-DS3)
Intel P965+ICH8R(ASUSTeK P5B Deluxe/WiFi-AP)
Intel 975X+ICH7R(Universal ABIT AW9D-MAX)
NVIDIA nForce4 SLI X16 Intel Edition(ASUSTeK P5N32-SLI SE Deluxe)
NVIDIA nForce 570 SLI Intel Edition(ASUSTeK P5NSLI)
NVIDIA nForce 590 SLI Intel Edition(ASUSTeK P5N32-SLI Premium)
VIA P4M890+8237R(MSI PT890 Neo)
VIA P4M800PRO+8237R(ECS P4M800PRO-M2 V2.0)

【3DMark05】
ATI Radeon Xpress 1150(MSI K9KGM-FID)
NVIDIA nForce 6150+nForce 430(Universal ABIT NF-M2 nView)
Intel 945G+ICH7(ECS 945G-M3 V3.0)
Intel G965+ICH8(GIABYTE GA-965G-DS3)
SiS662+SiS966(DFI 662-TMG/G)
VIA P4M890+8237R(ECS P4M890T-M2)
ベンチマークに使用した主なパーツ
imageNVIDIA GeForce 7800 GT搭載ビデオカード
NVIDIAのハイエンドGPUを搭載したビデオカード。PCI Express x16に対応。256MBのビデオメモリを搭載している。なお、3DMark05の結果は、内蔵グラフィックスを利用したもの
imageWestern Digital WD Raptor WD1500ADFD
回転速度10,000rpmを誇る現行最速のSerial ATAインターフェースのHDD。容量は150GBで、Serial ATA 2.5のNCQに対応している
imagePC2-6400 DDR2 SDRAM 512MB×2
800MHzでデータ転送できるDDR2-800チップを搭載したPC2-6400 DIMMを2枚1組で利用。対応チップセットではデュアルチャンネル動作させている。容量は合計1GBで統一している
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