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冷却・静音マイスター養成塾
TEXT:長畑利博
最新CPUクーラーの
冷却性能・静音性を検証する
 ここでは、CPUクーラーの性能を見るため、CPU温度と動作音の計測を行なっている。また、各製品の取り付けやメンテナンス性についても個別に評価した。まずはCPU温度と動作音のテスト結果から見てみよう。今回はテストを行なったのが真夏ということもあり、室温35℃というかなり厳しい環境を用意した。加えて、検証機材には発熱の大きなCore i7(LGA1366)システムを使用。このような過酷な環境においてもCPUをきちんと冷やせるクーラーであれば、エアコンなしの部屋でも無事夏を過ごすことができる安心の製品と言えよう。

 計測方法は定番の負荷ソフトであるOCCT Perestroika 3.1.0(以下OCCT)を用いて、高負荷時の最高温度とOCCT終了後、2分経過したときのアイドル時の温度を掲載している。なお、OCCTはすべてのCPUコアのデータが計測できるが、今回はもっとも温度が高くなるCPU1の数値を拾って掲載している点をあらかじめ了承していただきたい。検証機材はむきだしのバラック状態で計測。マザーボード側のファンコントロール機能については、PWMをON、プロファイルをStandardモードに指定している。

 冷却性能を見てみると、Thermalright COGAGE MST-140、サイズ 鎌アングル・リビジョンB、GIGABYTE X-Power、サイズ KABUTOクーラーの冷却能力が高い。COGAGE MST-140は今回の製品の中では冷却能力が頭一つ抜けており、冷却を重視するユーザーにとっては有力な選択肢になるだろう。また、X-Powerはファン回転数が3,000rpm前後まで上昇するため、低価格な小型製品としては冷却性能はかなり高い。室温の高い環境での測定とはいえ、高負荷時に80℃を超える製品はCore 2 Quad/Duoなどの比較的発熱が小さい環境向けの製品と言えるだろう。

 動作音を見てみると、優秀なのはThermaltake 桜扇 ISGC-400、鎌アングル・リビジョンB、KABUTOクーラー、オウルテック MUSOU、サイズ MUGEN∞2だ。いずれも十分な静音性を持つが、なかでも桜扇 ISGC-400はファンコントロールが手動で行なえることもあって、静音チューニングにおいては比較的使いやすい製品と言える。一方、前述したように回転数が大きく上がるX-Powerは動作音もかなり大きくなってしまっている。
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【検証環境】
CPU:Intel Core i7-920(2.66GHz)
マザーボード:ASUSTeK P6T Deluxe(Intel X58+ICH10R)
メモリ:Corsair Memory TR3X6G1333C9(PC3-10600 DDR3 SDRAM、CL=9、 2GB×3)
ビデオカード:玄人志向:GF8500GT-E256H/HP(NVIDIA GeForce 8500 GT)
HDD:日立GST Deskstar P7K500 HDP725050GLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB)
OS:Windows Vista Ultimate SP2
グリス:Thermalright The Chill Factor
騒音測定距離:ファンから約7cm
室温:35℃、暗騒音:34.9dB
 取り付けやすさに関しては、次ページの表にまとめているが、サイドフロー型ながら比較的コンパクトなMUSOUやX-Power、独自リテンション方式ながら扱いやすいZALMAN CNPS10X Extremeが優秀。ただし、X-PowerはSocket AM2のリテールクーラーのようなクリップ式で、マザーボードによってはクリップがヒートシンクに干渉する可能性もあるのを注記しておく。MUGEN∞2はLGA775環境などでは一般的なバックプレート方式なのであまり気にならなかったが、LGA1366環境ではCPUのソケットカバーを一度取り外してからバックプレートを固定する必要があり、取り付けはかなりめんどうだ。

 全体を通して見てみると鎌アングル・リビジョンBが冷却性能、静音性ともに優れており、取り付け方法も標準的で誰にでも扱いやすいということから、今回はこれをGold Recommendedに推したい。Silver Recommendedには今回もっとも冷却性能が高かったことから、COGAGE MST-140を選んだ。数値上の動作音はやや高めだが、あくまで冷却を重視するヘビーユーザーにはお勧めの一品だ。これら以外ではKABUTOクーラーや桜扇 ISGC-400も比較的バランスがよく扱いやすい製品と言えるだろう。とくにKABUTOクーラーは実売価格が3,500円前後と安く、初心者にもオススメしやすい。また、桜扇 ISGC-400は手動のファンコントローラにより、静音性を好みの範囲で調整できる点も大きい。
各クーラーの取り付けやすさとLGA1366環境での固定方法
製品名 取り付けやすさ 固定方法
サイズ 鎌アングル・リビジョンB 標準的 プッシュピン式
Thermalright COGAGE MST-140 やや取り付けにくい バックプレート式
Thermaltake 桜扇 ISGC-400 やや取り付けにくい バックプレート式
ZALMAN CNPS10X Extreme 取り付けやすい 独自リテンション式
GIGABYTE X-Power 取り付けやすい 独自クリップ式
オウルテック MUSOU 取り付けやすい プッシュピン式
サイズ KABUTOクーラー 標準的 プッシュピン式
サイズ MUGEN∞2 非常に取り付けにくい バックプレート式
LGA1366用リテールクーラーを標準とした場合
シリコングリスでCPU温度が変わる!
 CPUクーラーを取り付けるときに、必要になるのが、CPUとヒートシンクを密着させて熱伝導率を高めるシリコングリスだ。CPUクーラーにはほぼ標準で付属しており、一部の製品では塗る必要のない熱伝導シールという形で付属している。しかし、こうしたグリスを単体で販売されている高品質なものに変更するだけでもCPU温度は意外と下がるのだ。

 右のグラフではグリスによる冷却性能の違いを検証している。なお検証は、今回のCPUクーラー検証と同じ環境で、Core i7-920リテールクーラーを使用して行なっている(CPUクーラー検証に使ったグリスはこの4種類とは異なるので注意)。結果を見るともっとも温度の高くなったZALMAN ZM-STG1と、もっとも温度の低いGELID GC-EXTREMEとでは最大で7℃もの差が出た。効率のよい冷却を考えるのであれば、グリスにも気を配りたい。
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ANDY SAMURAI MASTER付属のグリスとGC-EXTREMEではCPU温度に6℃もの差が出ている。これだけ差があれば無視できないだろう
GELID
GC-EXTREME
実売価格:1,300円前後(内容量:3.5g)
問い合わせ先:support@scythe.co.jp(サイズ)
URL:http://www.gelidsolutions.com/
image非金属系の最新ハイエンドグリス
原料に金属を使わないメタルフリータイプの高性能グリス。CPUに塗るためのへらが付属している。熱伝導率などは非公開
ZALMAN
ZM-STG1
実売価格:1,300円前後(内容量:3.5g)
問い合わせ先:03-5215-5650(アスク)
URL:http://www.zalman.co.kr/
image塗りやすいハケが付属
フタにハケが付いており、簡単に塗れる。効果を発揮させるためには、CPUとクーラーの両方に塗る。熱伝導率は4W/mKだ
アイネックス
Arctic Silver AS-05
実売価格:1,400円前後(内容量:3.5g)
問い合わせ先:042-467-7676
URL:http://www.ainex.jp/
image定番の高性能シルバーグリス
純度99.9%の純銀の微粒子を含むシルバーグリス。その冷却性能の高さで金属系グリスとしては定番モデルになっている。熱伝導率は9.0W/mK
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