その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||
グラフィックス機能内蔵マザーボードの | ||||||||||||||
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比較的低価格なマザーボードなどで採用例の多いグラフィックス機能(GPU)内蔵チップセットには、グラフィックス機能のためのBIOS設定が存在する。ここでは、その中から代表的なものを紹介しよう。 | ||||||||||||||
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グラフィックス機能内蔵チップセットでは、基本的にメインメモリの一部をビデオメモリとして使用する。このタイプのチップセットならではの設定として代表的なのが「ビデオメモリ量の割り当て」だ。 基本的にはデフォルト設定のままで問題は起きないようになっているが、デュアルディスプレイでWindows Aeroを使用するなど、ビデオメモリを比較的多く使う環境では、割り当てる量を増加させると速度が向上することがある。 Intel G45/G43/G41搭載マザーでは、量だけでなく「PAVP Mode」の設定も重要だ(項目のない製品もある)。PAVP(Protected Audio-Video Path)は、Blu-ray DiscなどのDRM(著作権保護)が有効な動画の再生時に必要な暗号化処理を、チップセット側で行なう機能。無効時にはCPU使用率が高くなるので注意したい。 |
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「Internal Graphics Mode」は、使用メモリの種類を選択する項目。「UMA Frame Buffer Size」が量の設定となる。デフォルトは「Auto」 | ||||||||||||||
PAVPの標準設定は「PAVP Lite Mode」。Paranoid PAVP~は特殊な設定で、Windows環境では使用する必要はない | ||||||||||||||
PAVP Lite Modeでは32~256MBのメモリ量を設定する。通常は32MBのままでOK | ||||||||||||||
「iGPU Frame Buffer Control」をManualに変更し、「Frame Buffer Size」で量を選択する。最大で512MB設定可能。通常は「Auto」でよい | ||||||||||||||
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AMD 790GX/780Gチップセットを搭載したマザーには、内蔵GPUの性能向上を狙って、「LFB」(Local Frame Buffer)や「SidePort」と呼ばれる小量のビデオメモリをマザーボード上に搭載した製品がある。こうした製品のBIOSには、ビデオメモリの割り当て設定に、LFBを制御するための設定が加わる。 代表的なものは、使用するビデオメモリを選択する「Internal Graphics Mode」の項目。多くはUMA(メインメモリからの割り当て)のみとSidePortのみ、そして両方を同時に使用する設定のいずれかを選べる。 |
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メインメモリとLFBに同時アクセスが可能になり、速度的に有利なため、基本的には「UMA+SidePort」がお勧めだ | ||||||||||||||
AMD 790GX搭載マザーの高級モデルなどでは、オーバークロックを前提としたサイドポートメモリの電圧設定も可能となっている | ||||||||||||||
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AMD/NVIDIA製のチップセットは、同じメーカーのGPUを搭載したビデオカードとの併用により、内蔵GPUとビデオカード側のGPUの協調による高速化(Hybrid SLI/Hybrid CrossFire)や省電力化が可能で、4画面出力なども行なえる。ここでは併用に際してのBIOS設定を紹介しよう。 | ||||||||||||||
「Surround View」と呼ばれる設定を「Enabled」にすると併用可能となる。「Onboard VGA output connect」では、チップセット内蔵GPUの出力端子が選択できる | ||||||||||||||
「Init Display Firs t」では、最初に初期化するGPU(が接続されるスロットの種類)を選択する |
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「Init Display First」の選択肢はAMDチップセットと同じ効果。項目の表記は「Onboard」や「PCI Ex」など、より分かりやすくなっている | ||||||||||||||
併用時は「Onboard GPU」を「Always Enable」に設定するとビデオカード搭載時に内蔵GPUが有効のままとなる | ||||||||||||||
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AMDやNVIDIA製のGPU内蔵チップセットでは、BIOS上から内蔵GPUのクロック設定が可能だ。 GeForce 9300を搭載したZOTAC GeForce 9300-ITX WiFi、AMD 790GX搭載のGIGABYTE GA-MA790GP-DS4Hを使ってオーバークロックを試したところ、前者は何とコア650MHz、シェーダークロック1,475MHz(それぞれ定格では450/1,200MHz)、後者でもコア850MHz(定格700MHz)のOCが可能だった(負荷テストにはOCCT Perestroika 3.0の「GPU」を使用)。 この状態で3DMark06を使ってベンチマークを測定したところ、着実な性能向上が確認できた。実用時にはチップセットの冷却にも気を配る必要があるが(とくにヒートシンクが小さいマザーボードでは注意)、比較的手軽に内蔵GPUの性能を伸ばせることが分かった。 |
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【検証環境】 CPU:Core 2 Quad Q9400(2.66GHz)、Phenom II X4 810(2.6GHz) マザーボード:GIGABYTE GA-EG45M-UD2H(Intel G45+ICH10R)、GIGABYTE GA-MA790GP-UD4H(AMD 790GX+SB750)、ZOTAC GeForce 9300-ITX WiFi(NVIDIA GeForce 9300) メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) HDD:Seagate Barracuda 7200.10 ST3250820AS(Serial ATA 2.5、7200rpm、250GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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AMD 790GXでは、2,000MHz(!)までコアクロックの設定が可能だ。さすがに上限では動かないものの、設定の自由度は高い | ||||||||||||||
メモリのクロックは、CPU側のメモリクロックと設定が共通化されている。ビデオカード単体と違い、1MHzきざみでの設定はできない | ||||||||||||||
NVIDIAチップセットではコアクロックとシェーダークロックの設定が可能。まず「iGPU clock」をAutoからManualに変更する | ||||||||||||||
次にEngine clock(コアクロック)とShader clock(シェーダークロック)の設定。今回は、ここまでオーバークロックできた | ||||||||||||||
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