その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:宮崎真一 | ||||||||||||||
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XMP(Extreme Memory Profile)とは、Intelが独自に策定したメモリ用オーバークロック規格のこと。XMP対応メモリは、XMP動作用のプロファイルがSPD(Serial Presence Detect)に記録されており、同機能を有効化するだけで簡単にメモリのオーバークロックを実践できる。もちろん、メモリだけでなく、マザーボード側の対応も必要で、Intel X58、X48などのチップセットを搭載したマザーボードを使わなければならない。XMP対応メモリをマザーボードに装着すると、BIOSにXMPの設定項目が現われるので、あとはXMPを有効化し、用意されたプロファイルを選ぶだけ。動作クロックおよびレイテンシなどは自動的に設定されるので簡単だ。 | ||||||||||||||
XMP対応メモリ Core i7は、定格ではDDR3-1066までしかサポートしていないが、XMP対応メモリを利用すれば、高クロック動作が可能。写真はOCZ TechnologyのOCZ3X1600LV3GK。DDR3-1600動作のXMP対応メモリだ |
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(1)XMPモードを選択 X58マザーボードのASUSTeK Rampage II ExtremeにXMP対応メモリを挿したところ、BIOSでXMP用の設定項目を選択できるようになった |
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(2)プロファイルを選択 製品によって、オーバークロック用プロファイルが複数用意されている。手間をかけずにメモリオーバークロックを実践できるのは魅力的と言える |
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Hyper-Threading(以下HT)は、CPUコアのリソースの空き時間を利用して複数のスレッドを実行することで、論理的にコア数を倍増させ、性能アップを図るというもの。Core i7は物理的には四つのコアしか持たないが、HTを有効化することで擬似的に8コア化し、同時に8スレッド処理ができるようになる。ただし、HTを有効に活用するには、ここで使用しているTMPGEnc 4.0 XPressのようにアプリ側がマルチスレッド処理に対応している必要がある。エンコードのグラフからHTの効果のほどがうかがえるが、HTがONでもOFFでも同じスレッド数での負荷状態では、ONのほうが消費電力を抑えることができたという点が興味深い。 | ||||||||||||||
Hyper-Threadingの設定 Hyper-Threadingの有効/無効はBIOSで簡単に切り換えることができる。有効時はCPUコアのリソースを活用することで、見かけ上8スレッドを同時に処理できるようになる。一方、無効にした場合は当然4スレッドまでしか同時に扱えない |
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有効時(8スレッド動作) | ||||||||||||||
無効時(4スレッド動作) | ||||||||||||||
【検証環境】 CPU:Intel Core i7-965 Extreme Edition(3.2GHz) マザーボード:Intel DX58SO(Intel X58+ICH10R) メモリ:ノーブランド PC3-8500 DDR3 SDRAM(CL=9、1GB)×3 ビデオカード:玄人志向 RH4670-E512HD(ATI Radeon HD 4670) HDD:Western Digital WD Caviar Blue WD5000AAKS(Serial ATA 2.5、7,200rpm、500GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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South BridgeにSB750を採用しているほとんどのマザーボードには「Advanced Clock Calibration」(以下ACC)という機能が用意されている。これは、South BridgeのSB750とCPUを結ぶ信号線を設けることで、CPUとNorth Bridge、それにSB750間で同期を取り、オーバークロックを行なった際にSB750をより高いクロックに追従できるようにするというもの。結果として、ACCを利用するとCPUまわりのオーバークロック耐性が向上する。なお、ACCに対応したマザーボードにはBIOSにその設定が用意されているが、AMDが配布しているオーバークロックユーティリティの「AMD OverDrive」で有効化することもできる。 | ||||||||||||||
Advanced Clock Calibration 今回使用したJetway MA3-79GDG COMBOでは、ACCに三つのモードが用意されていた |
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従来のチップセットでは、CPUとSouth Bridgeを直接結ぶ信号線は設けられておらず、CPUとSouth Bridgeがクロックの同期を取るにはNorth Bridgeを介す必要があった。この制約を取り払ったのが、ACCである | ||||||||||||||
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Phenomには、GangedとUngangedという二つのメモリアクセスモードが用意されている。Phenomに内蔵されているメモリコントローラのバス幅は128bitだが、Ungangedモードではこれを64bitずつに分けることで、二つのコントローラが個別にメモリにアクセスできるようになる。そのため、マルチコアCPU環境においては、それぞれのコアがメモリアクセスで待たされる場面が減り、マルチスレッド処理が高速化される。ただし、Gangedモードのようにデュアルチャンネルアクセスが使えないため帯域幅が半減する。反対にGangedモードはシングルスレッド処理で真価を発揮するわけだ。マザーボードによって多少設定項目の名称は異なるが、Jetway MA3-79GDG COMBOの場合は「DCT Unganged Mode」を[Auto]に設定するとGangedモードとなり、[Always]でUngangedモードとなった。 | ||||||||||||||
Ganged/Ungagedの設定 「DCT Unganged Mode」がGanged/Ungangedの設定項目だ。ちなみにDCTとはDRAM Controller(メモリコントローラ)を略したもの |
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