|
|
||||||||||||||
TEXT:橋本新義 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
激安・爆安はもはや当たり前!? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ここ数年、PCパーツのコストパフォーマンスは上昇し続けているが、今はとくにお買い得になっているタイミングなのだ。それは、どういった要因によるものなのだろうか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ここ数年のPCパーツの価格低下は、従来は考えられなかったほど激しいレベルとなっている。4、5年前くらいは激安PCパーツと言ってもそのパフォーマンスはあくまで安いなりで、とりたててスゴいというレベルではなかった。と言うのも、似たクラスのパーツを搭載したメーカー製PCの特価品を狙ったほうが安価なため、結果として本当に安価なPCは自作するより買ったほうが有利ということが多かったからだ。 しかしここ1、2年で自作用PCパーツのコストパフォーマンスが著しく向上。その結果「同じ価格でも自作ならもっと高い性能が出せる」という、もともと自作PCが持っていたメリットが復権しつつあるのだ。 しかし、自作PCパーツの価格低下や、これに伴うコストパフォーマンスの向上自体は、今に限ったことではなく、技術革新の早いPC業界では絶えず続いているものだ。ではなぜ今回に限って、大きく向上しているのだろうか? その大きな要因は、低価格製品の性能向上(性能の「底上げ」と表現してもよいだろう)と、ミドルレンジ~ハイエンド製品の大きな価格低下という二つの波のタイミングが合ったことだ。この二つの波は常に動いてはいるものの、大きな波が同時に来ることは非常にめずらしい。 さらに、世界的な不況によるメーカー製PCの減産(=PCパーツの供給量が過剰になる)も価格下落に寄与している。また、日本国内に限って言えば最近の円高傾向も大きく影響していると言えるだろう。最新激安PCパーツの性能向上は、こうした複数の要因が同時に発生した結果なのである。 こうした二つの要因によりお買い得度が増しているPCパーツだが、とくに性能の向上に関しては特筆すべきものがある。 なかでも目覚ましい性能向上を遂げているのは、マザーボードだ。代表的な製品は搭載製品が1万円を切りながら、低価格ビデオカード並みのグラフィックス性能を持つAMD 780Gチップセットを搭載したものだろう。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
マザーの高機能化が激安市場を後押し AMD 780Gや790GXといった高機能チップセットにより、激安マザーボードでも3Dグラフィックス性能や映像/音声出力が充実。安価に高性能なPCを自作しやすくなった |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
またCPUも、性能向上が目立つジャンルだ。低価格製品のデュアルコア化で先行したAMDに続き、IntelもCeleron Dual-Coreの投入により、実質的にデスクトップPC向け製品のすべてがマルチコア化している。 さらに上位クラスの価格低下も顕著で、最近までは高価だった印象の強いクアッドコアCPUも、ここ数カ月で急速に身近になっている。実売1万2,000円台からと手頃なPhenom X4シリーズを擁するAMDに続き、Intelも1月の価格改定でCore 2 Quad Q8200が1万7,000円台にまで値下がり、ずいぶん気軽に買えるようになった。 また、メモリやHDDでは、強烈な価格下落と容量増加により、小容量モデルと大容量モデル間の価格差が大きく縮まっている。HDDはとくに極端で、容量単価の優秀さから、売れ筋製品が1TB品にシフトしている状態だ。 こうしたPCパーツのコストパフォーマンス向上により、最新の低価格PCパーツは、一昔前のミドルレンジクラスと変わらないほどの実力を備えるにいたっている(上のコラムを参照)。その意味で現在は、PCパーツの大きな「買い得期」であるとも言えるのだ。このチャンスを見逃す手はない。今回はそんなおいしいパーツたちを、下は5,000円以下から上は今話題の定額給付金でちょうど購入可能な1万2,000円クラスまで厳選し、本誌ライター陣が徹底レビューを行なった。逆風の吹く世相の中、少しでも読者諸兄の自作PCライフの手助けになれば幸いだ。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ついに液晶ディスプレイも1万円に! 3月中旬にHPから発表された「HP 1859m」は直販価格で1万500円を実現した価格破壊モデルだ。18.5型で1,366×768ドットという仕様も十分なもの |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
価格の低下だけでなく品質の向上も 単純に製品価格が下がるだけでなく、製品品質の向上もポイント。とくに分かりやすいのがマザーや電源のコンデンサだろう。1万円以下でオール固体コン採用のマザーもめずらしくなくなっている |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください