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CPUは、PCパーツの中でもコストパフォーマンスが大きく向上しているジャンルだ。現行の製品は低価格モデルでもデュアルコアが標準となり、クアッドコアも浸透してきている。 | |||||||||||||||
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自作PCパーツの中でもCPUは、低価格化とパフォーマンスの両面で進歩が著しいジャンルだ。とくにここ1年は、自作PC向けのCPUが、ほぼすべてデュアルコア化したことで、低価格PCであろうとも、快適な操作感を得られるようになっている。 また、コア数だけでなく、動作クロックの高速化も順調に進んでいる。とくにIntel CPUでは顕著で、現行機種の実質上のローエンドモデルであるCeleron Dual-Core E1400でも2GHzにまで達しており、コストパフォーマンスから人気の高いPentium Dual-Core E5200にいたっては、2.5GHzと、Core 2 Duo登場時に人気の高かったE6600(2.4GHz)と肩を並べている。このように低価格CPUは目立たないながらも、大幅な強化を果たしているのだ。 そして、クアッドコアCPUもこの1年でかなりの低価格化を果たした。クアッドコアCPUの低価格化に関してはAMDが積極的で、同社のPhenom X4シリーズは、2009年3月現在では1万3,000円前後からと、手を出しやすい価格設定となっている。対抗するIntelも、Core 2 Quad Q8200が実売1万8,000円前後にまで下落。完全にメインストリームクラスの価格帯に入った。このようにCPUは、「最低でもデュアルコア、ちょっと出せばクアッドコアが標準」という時代に入ったと言える情勢なのだ。(橋本新義) |
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クアッドコアCPUも低価格で CPUの人気価格帯である2万円前後でも、Phenom X4やCore 2 Quadが複数のラインナップで購入できるように。ぐっと身近になった |
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Celeronもデュアルコアが標準に 低価格CPUではIntelの攻勢が強い。実売5,000円前後という激安価格でも、デュアルコアCPUを入手できる |
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Intel | |||||||||||||||
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実売価格:7,000円前後 | |||||||||||||||
問い合わせ先:0120-868686(インテル) URL:http://www.intel.co.jp/ |
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実用派にもホビー派にも大人気。OCもイケる! お買い得CPUと言えば、何と言ってもPentium Dual-Coreは外せない存在だろう。Core 2 Duoと同じアーキテクチャで、高性能かつ低消費電力という特徴はそのまま受け継いでいる。定格の動作クロックも気付けば一昔前のCore 2 Duo以上。45nm世代となって2次キャッシュ容量が2MBに増量された5000番台のモデル、なかでも最下位モデルであるE5200のコストパフォーマンスは実に強力で、定格でも7,000円のCPUとは思えない性能を見せる。さらにオーバークロック耐性が高いという魅力も大きい。今回のテストでは楽々と3.2GHzで動作、定格の28%増の数値を叩き出した。標準で付属するCPUクーラーも静音性に優れており、入門者からマニアまで、実用向けにも遊び向けにも文句なしにお勧めできる。 |
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定格動作クロックは2.5GHz。45nmプロセスルールで製造されており、発熱、消費電力の両面で優秀だ。今回のテストでは定格電圧で3.2GHz動作を果たした | |||||||||||||||
低価格クアッドコアCPUであるPhenom X4 9350eとの性能差はわずか。1万円以上高い価格のCore 2 Duo E8500と比べても8割程度の性能と健闘している | |||||||||||||||
2倍以上の価格で販売されているCore 2 Duo E8400に対して、ほぼ同クロックのOC動作では逆転して僅差ながら上回った | |||||||||||||||
AMD | |||||||||||||||
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実売価格:6,000円前後 | |||||||||||||||
問い合わせ先:0053-165-0441(日本AMD) URL:http://www.amd.co.jp/ |
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省電力性と低価格マザーとの組み合わせが魅力 Intel CPU以上に低価格帯のモデルが充実しているAMD CPU。その中でもキラリと光る存在が、Athlon X2 4850eだ。モデルナンバー末尾のeは低消費電力版であることを示しており、TDPは45Wと低い。グラフで示した実測データでも消費電力の低さをうかがうことができ、静音PCには最適な存在と言える。デュアルコアで動作クロックも2.5GHzあるだけに日常用途でストレスを感じるようなことはない。Athlon X2向けにはAMD 780Gなど、HD動画の再生支援機能やHDMI出力、RAID機能などを標準装備したチップセットが充実しており、低価格で高機能なマザーボードの選択肢が豊富に存在する。消費電力の低さを活かした静音化を突き詰めるのもよいし、ハイビジョンコンテンツ鑑賞用ホームシアターPCに仕立てるのもおもしろい。 |
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Pentium Dual-Core E5200と同じくこちらも2.5GHz動作。ただし、こちらは仕様上のTDPは45Wと、さらに低い | |||||||||||||||
上位のAthlon X2 7750 BEの8割ほどの性能だが、5,000を超えるスコアをマークしており、Windows Vistaの基本操作を快適に行なえるレベルには十分ある。ちなみに総合的な性能はPentium Dual-Core E5200よりもやや低い | |||||||||||||||
TDP45Wはダテではない。Phenomベースの「Kuma」コアのAthlon X2 7750 BEと比べると実測の消費電力は段違い。アイドル時で27W、高負荷時では何と62Wも低かった | |||||||||||||||
【3DMark06検証環境】 マザーボード:BIOSTAR TPower I45(Intel P45+ICH10R) メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) ビデオカード:MSI R4870-T2D512-OC(ATI Radeon HD 4870)、HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721032SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) 【PCMark Vantage検証環境】 マザーボード:ASUSTeK P5Q-E(Intel P45+ICH10R、Intel CPU)、GIGABYTE GA-MA-790GP-DS4H(AMD 790GX+SB750、AMD CPU) メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) 【PCMark05/システム全体の消費電力】 マザーボード:ASUSTeK M3A78-EM(AMD 780G+SB700) メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721032SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) 【共通環境】 OS:Windows Vista Ultimate SP1 メモリ:Team Elite TEDD2048M800HC5DC(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) ビデオカード:NVIDIA GeForce 8800 GTXリファレンスカード HDD:Western Digital WD VelociRaptor WD3000GLFS(Serial ATA 2.5、10,000rpm、300GB) 【PCMark05/システム全体の消費電力】 マザーボード:ASUSTeK M3A78-EM(AMD 780G+SB700) メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721032SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) 【共通環境】 OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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