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PCの要となるマザーボード。ここに来て低価格モデルの機能強化とさらなる価格低下の双方が急速に進んでいる。加えて、後回しにされていた品質の向上にも各社が注力し始めており、非常に熱いジャンルとなっている。 | |||||||||||||||||||||||||||
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最近の安価なマザーボードで見逃せない製品は、IntelのAtom搭載マザーボードだろう。シングルコアのAtom 230を搭載した「D945GCLF」は、2008年6月に登場した直後より、CPU込みで1万円前後という価格で大きな注目を集めた。現在ではデュアルコア版であるAtom 330を搭載した「D945GCLF2」へと実質上の世代交代が行なわれた。こちらも実売価格が9,000円前後にまで低下しており、安価なマザーボードの中で定番製品の一つとなっている。また、これらの製品は、従来高価だったMini-ITXマザーボード相場を全体的に大幅に引き下げる役割も果たしている。 また、それ以外の一般的なマザーボードでは、チップセットに搭載されるグラフィックス機能の強化がトレンドとなっている。 この分野でとくに目立つのはAMDだ。2007年のAMD 690Gからこの路線を進めてきたが、2008年に発売したAMD 780G/790GXでは、低価格ビデオカードを不要としてしまうほどの性能を持つにいたった。 また、Intel製チップセットは、グラフィックス性能ではAMDに対して不利だが、AMD 780G搭載製品より安価なマザーボードにも搭載されている。とくにコストパフォーマンスの高いIntel G31は、5,000円台の搭載製品も多く存在する一方でシステムバス1,333MHzのCPUにも対応するため、低価格マザーボードの定番となっている。 |
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Atomで手軽に自作PC 2008年のヒット商品の一つとなったAtomマザー。安価なことに加えて低消費電力かつ小型なので、さまざまなスタイルのマシンが実現できる |
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内蔵グラフィックスの性能が急上昇 AMD 790GXをはじめとする最新AMDチップセットは、内蔵グラフィックスの性能が魅力。ビジネス用途ではビデオカードは不要、と言い切れるほどだ |
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そして大きく注目できるのは、こうしたチップセットに搭載された機能のみならず、マザーボードとしての基本的な品質も大きく強化されている点だ。とくに搭載されている電解コンデンサの品質などは、この1、2年で大きく向上しており、8,000円前後の製品でありながら、日本メーカー製の固体タイプのみ使用というマザーも登場している。 また、サウンドやLANチップといった、従来低価格マザーボードではコスト優先で機能が削られていた部分も、上位機種に見劣りしない製品が増えてきた。 こうした機能強化により、現在の低価格マザーボードは、上位製品並みの機能と品質を備えた製品もめずらしくなくなっているのだ。(橋本新義) |
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搭載コンデンサの品質が向上 メーカー間の競争によるものか、搭載される電解コンデンサの品質なども急速に向上。上位機種並みの装備の製品も |
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ASUSTeK | |||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:8,000円前後 | |||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ) URL:http://www.asus.co.jp/ |
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豊富な入出力端子を備えたAMD 780G搭載マザーの定番製品
VRM部の回路構成も比較的余裕を持ったものとなっており、TDP 140W版Phenomに正式対応するのもポイントだ。 また、バックパネルに搭載された端子の豊富さも特徴で、ディスプレイ出力端子としてDisplayPort/HDMI/DVI-D/Dsub 15ピンの4種類が用意されるだけでなく、外部ストレージ向けとしてeSATAポートも搭載する。 基本機能はAMD 780Gチップセット標準レベルであるものの、品質の高さと実売価格の低さをかんがみるとコストパフォーマンスは非常に高い。 |
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搭載される電解コンデンサはすべて固体タイプである。VRM(CPU電源部)はこの価格でもASUSTeKらしく、余裕を持った設計 | |||||||||||||||||||||||||||
登場からすでに1年以上が経過したAMD 780Gだが、Intel最新のG45チップセット搭載モデルと比較してもまだまだその優秀さは揺るがない | |||||||||||||||||||||||||||
BIOSTAR | |||||||||||||||||||||||||||
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実売価格:11,000円前後 | |||||||||||||||||||||||||||
問い合わせ先:info@mvkc.jp(エムヴィケー) URL:http://www.biostar.com.tw/ |
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オーバークロックに強い豪華装備のIntel P45搭載機
発売直後は実売価格2万円前後の製品であっただけあり、搭載機能は他社製品の主力モデル並み。とくにオーバークロック機能は強力かつ効果的で、世界ランクのオーバークロッカーにも使用者が多いほどだ。 そのほかにも、ボード上にCPU温度を表示する7セグメントLEDを搭載するなど、ユニークな機能を採用する。さらにATI CrossFireXにも対応するが、設定にはジャンパ切り換えが必要など、若干使いにくい仕様となっている点には注意が必要だ。 しかし、この価格のIntel CPU用マザーとして飛び抜けた性能を持っていることには間違いない。手頃な価格でオーバークロックを楽しむには好適なモデルだ。 |
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チップセットクーラーに装着可能な大型ファン「Cooler Harbor」が付属。冷却性能を効果的に強化できる | |||||||||||||||||||||||||||
オンボードLEDは起動時のPOSTコード表示だけでなく、BIOSレベルでのCPU温度表示機能を兼用するユニークなもの | |||||||||||||||||||||||||||
【検証環境】 CPU:AMD Phenom II X4 940 Black Edition(3GHz)[ASUSTEK M3A78-EM(AMD 780G+SB700)]、Intel Core 2 Quad Q9550(2.83GHz)[MSI G45M-FIDR(Intel G45+ICH10R)] メモリ:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800(PC2-6400 DDR2 SDRAM 2GB×2) HDD:日立GST Deskstar 7K1000.B HDT721032SLA360(Serial ATA 2.5、7,200rpm、320GB) OS:Windows Vista Ultimate SP1 |
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発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
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発売日:2017/03/17
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発売日:2015/06/29
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発売日:2015/06/29
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販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
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