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PCケース、至高の1台を選ぶ
PCケース12製品クロスレビュー
レビュアー
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高橋敏也
自称1,000台以上の本体ケースを使った男。一に機能、二にデザイン、三、四がなくて、五に拡張性。求む、私を「完全」に満足させてくれる本体ケース!
  保阪陽一
デザイン重視でケースを衝動買いする自作野郎。シンプルかつ拡張性も備えたmicroATXケースなどが大好物だが、増え続けるHDDに悩む一面も
最重要視するポイント   最重要視するポイント
機能性
 
デザイン・質感
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長畑利博
自作パーツの中ではケースは長持ちするものなので、高くてもできるだけ組み立てやすく、なおかつ丈夫なものを選ぶ主義。自宅では懐かしのTQ-1300を使用中。
  編集部 田本康平
冷却性能と静音性のバランスを重視する本誌編集者。PCケースは静かでよく冷えるものが一番です。最近はmicroATXミニタワーがお気に入り。
最重要視するポイント   最重要視するポイント
組み立てやすさ
 
静音性・冷却性
  3R SYSTEM
R540Li
Antec
Solo White
Antec
NSK3400
AOpen
G325
高橋 電源ユニットが底面、しかも前部に配置されるめずらしいレイアウトを採用している。また、ドライブのレイアウトも5インチドライブが横置きで、HDDの取り付け位置もユニークだ。スタイリッシュなケースだが、側面パネルに通気口が多いことが、気になる人もいるだろう。パネルはスチールで、剛性が高いとは言い難い。 防音シートの標準装備など、静音性に力の入った製品だ。機能面でもギミック満載で、自作するには楽しいケースである。秀逸なのはゴムバンドを使った、HDDの取り付け方法。これなら振動がシャーシに伝わる心配がない。また、一般的なトレイ方式の固定方法も選べる点も素晴らしい。スチール製パネルの剛性も高く、安心して人に勧められる。 コンパクトさを優先した結果、構造的に多少のムリが生じているようだ。従来モデルと異なり、標準的なATX電源ユニットが使えるようになったのはうれしいが、HDDの取り付け位置には疑問が残る。だが、しっかりした作りとコンパクトさ、パネルの脱着方式など見るべき特長は多い。microATXで小さいPCを組みたい人にお勧め。 microATXに対応しつつ、コンパクトなキューブタイプにしたことで、搭載できる電源ユニットを多少選ぶことになった。スチール製のシャーシは剛性が高く、内部構造もよく考えられている。とくに脱着が簡単なシャドーベイフレームは優れている。排熱用のファンがなく、電源ユニット頼みというのは、少し気になる。
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保阪 見た目はスッキリしていて、LCDディスプレイもうまく収まっている。ATXながらコンパクトという外見は結構好みなのだが、持ち上げてみると値段相応であるということが一発で分かってしまうのが悲しい。せっかく機能も悪くないのだから、もう少し値段が高くなってもよいので、全体的に剛性を強化してもらえないものだろうか。 今さら言うまでもない静音ケースの大本命。この価格でこれだけのギミックと剛性、サッと挿し込める気持ちよいサイドパネルなど、不満点の非常に少ない1台。ただ、ホワイトバージョンと言っても同社の「P150」と外観は同じなので、もはや目新しさはなく、長期間使うことを考えるとサスペンションマウントは微妙だが、それすらもカバーできているのがこのケースのすさまじいところだ。 シンプル過ぎて、やや無骨な印象もあるデザイン。ケースの上に物を乗せる人間としては(乗せるなって?)、上面に通気口があるのはマイナスだ。また、5インチベイが二つ使えるのはうれしいが、奥行きが短いので、リムーバブルHDDケースなどを使うにはかなり厳しいものがある。見た目どおりに、スタンダードだと思って購入すると痛い目にあうことになるだろう。 この手の製品としては見た目以上に使えるという印象だが、樹脂製の外装がどうにもおもちゃっぽい(質感も含めて)。フロントマスクの都合上、5インチベイは光学ドライブ専用だし、電源は本当によく選ばないと内部の配線がごちゃごちゃになってしまう。せめて5インチベイは二つあるとよかったのだが、どちらにせよ、人を選ぶケースなのは間違いないだろう。
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長畑 電源の取り付け・取り外し時はフロントパネルを一旦外してから行なう必要がある。奥行きはあるほうなので、マザーボードの取り付けは行ないやすい。小型ケースにありがちな5インチベイ機器とマザーボードの干渉は少ない。拡張スロット部分は鋼板打ち抜きなのでケガをしないように注意。余ったATXマザーボードでサブマシンを作りたいときなどに。 タワー型としてはコンパクトながら、工作精度も高く組み立てやすい製品。マザーボードとの干渉もない。スライド式のドライブベイやサスペンションマウントといった独自機能が多く、初めてこのケースに触ると使い方が分からないかもしれない。しかし、一度理解してしまえば作業は行ないやすい。ある程度自作に慣れた中級者以上向けの製品と言えるだろう。 定評のあるAntec製だけあって精度や剛性は高い。ただ、マザーボード部と電源部を完全に独立させたデュアルチャンバー構造を採用しているため、ドライブ類の配線が行ないにくい。また奥行きが短いため、microATX規格ギリギリのマザーボードにCPUクーラーを取り付け、そのまま装着しようとするとケースと干渉して大変。しかし静音性とコンパクトさは魅力的だ。 microATXキューブタイプケースとしてはかなり小型の製品でデザインも個性的。内部レイアウトはよく考えられていて、フルハイトのカードや背の高いCPUクーラーでも対応しやすい設計になっている。ただ、搭載可能な電源が非常に限定されるのが最大の問題で、「奥行き14cm以下」、「内部ケーブルを左側に装備」、「底面ファンタイプのみ」などシビア過ぎる。対応電源のチェックは忘れずに。
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田本 筐体がコンパクトなため、エアフロー的には不利な印象を受けるが、天板部に12cm角ファンが備わっているため、必要十分な冷却性能は確保されている。また、内部温度は、フロントパネルのLCDで確認が可能なので、温度が気になる人はこれも活用するとよいだろう。冷却性能や静音性を重視する人向けではないが、値段のわりに装備は充実している。 全体的にがっちりとした構造で、徹底した共振対策が施されている。また、サイドダクトを排した思い切った設計により、遮音性能も非常に高い。静音性ではトップクラスの製品だろう。しかしながら冷却性能もかなり高く、平均以上のものを持っている。電源なしで9.2kgと重量があるのが欠点とも言えるが、幅広いユーザーにお勧めできる優等生的ケースだ。 Antec SoloのmicroATX版といった外見だが、内部の構造はかなり違う。とくに一般的なシャドーベイがなく、底面や5インチベイにHDDをネジ止めするという設計は冷却面から見るとかなり不安が残る。静音性はトップクラスであるだけに残念な部分だ。これは取り外し可能なシャドーベイをフロントに用意するだけでほぼ解決する問題だと思われるので、ぜひ次モデルでは改善してほしい。 microATXケースの中では非常に個性的なフォルムを持ち、ブラックモデルはゲーマー向けケースとしてもなかなか格好いい。しかし、冷却性能、静音性能ともに低いのが大きな欠点だ。やはりケースファンを一つも搭載しないという設計が影響しているのだろう。内部構造は電源を選ぶこと以外はなかなか作り込まれているが、やはりこの個性的なフォルムを気に入ったユーザー向けだろう。
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  GIGABYTE
Triton 180 GZ-AX1CA-SDS
In Win
α360
Lian Li
PC-101B Alu Black
Thermaltake
Soprano DX VE7000SWA
高橋 前面がアルミ、それ以外の主要部分がスチールというハイブリッドケース。剛性はなかなか高く、カチッとした作りである。注目すべきはケース内の配線取り回し、そして背面に用意された水冷チューブを通すための穴。PCを水冷化し、ラジエータを外部に設置する際には便利だ。好感の持てるケースだが、もう少し個性が欲しいような気もする。 外装パネルが樹脂になっており、ほかのケースとは異なる質感が大きな特徴となっている。パネルの脱着、前面トビラの開閉、背面のカバーなどギミック満載で実に楽しい。側面に配置された大型パッシブダクト、独特なドライブ固定のスクリューレス構造など、機能面でも見るべき部分が多い。シャーシもしっかりしているが、見た目で好き嫌いがはっきり分かれそうだ。 凝った機能がこれでもかと詰め込まれた自作派にはたまらないケースだ。内部構造が二つに分けられており、上部が5インチドライブとマザーボード、下部がHDDと電源ユニットという構造になっている。電源ユニットは下部、しかも前面に配置されるめずらしいレイアウト。マザーボードの倒立配置は、好みの分かれるところだろう。 デザイン性にも優れているが、機能面でも見るべき点は多い。スクリューレス化されたドライブの固定方式はなかなか良好である。天板に配置されたI/Oポートには、eSATAコネクタが用意されている。前面が14cm角ファンというのも、静音派なら見逃せない。なお、側面パネルはクリアタイプ以外のバージョンも用意されている。
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保阪 同社のPOSEIDONとデザインは似ているが、触れてみると剛性はおよばず、まさしく「廉価版」といった感がある。ただ、遠目にまったくそれを感じさせないデザインのうまさは見事。5インチベイが五つ使えるというのも安心感があるし、実際に使うかどうかはさておき、水冷ユニットが取り付けられるという夢もある。初めての自作PCであればこんなケースだと幸せかもしれない。 往年のAcer製PCをほうふつさせるグリーンボディでちょっと懐かしさを感じたが(分かる人いるかな……)、上に展開するフロントマスクはちょっと不便かも。ジョイント部分も丈夫とは言い難い。ただ、使い勝手はともかく、リア部分までカバーした樹脂製の外装など、最近あまり見かけないデザインには好感が持てる。 上部にUSBなどのインターフェースを備えた、基本的に机の下置き用ケース。前面インターフェースにカバーも何もないのは気になるほか、フロントカバー全体が左に開くということで、設置場所も選びそうだ。少なくとも私の机まわりではツラいかな……。価格もそれなりで、よくも悪くもアルミケースだが、凝った内部レイアウトは見どころアリでプラス1点といったところ。 金属と樹脂の複合デザインで妙なチグハグ感があるが、メンテナンス性と拡張性のよさは本物。総合してみると価格は妥当だとは思うが、いっそのことフロントパネルはすべて樹脂製にしたほうが一体感が出るのではないだろうか。その分を全体の補強に回せば、もっとよいものができるはずだ。側面の透明アクリルパネルもデザインはともかく、強度に乏しいのが気になる。
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長畑 スタンダードなタワータイプケース。同社のPOSEIDONの後継モデル。ほとんどスクリューレスでパーツの拡張ができ、頻繁にパーツを交換するユーザーにはお勧め。前後のファンは1本の電源ケーブルで連動して動作するなど、基本的な部分で非常に使いやすい構造となっている。本体の剛性やパーツの精度も高く、初心者から上級者まで誰にでもお勧めできる製品。 曲面カバーを多用した個性的なmicroATXケース。背面のカバーはボタン一つで取れるため、通常の配線はめんどうではない。ただ、電源を取り付ける場合はさらに内側のカバーを外す必要がある。奥行きが短いためドライブベイとマザーのコネクタ類が干渉しやすいが、シャドーベイを可動式にすることでメンテナンス性を確保している。大型サイドダクトは内部ケーブルのジャマになることも。 上下を反転させたユニークなレイアウトを採用したケース。これによって拡張性と静音性、そして拡張カードファンによる非常に高い冷却性能を持つ。底面タイプのファンだと電源内に熱がこもりやすいため、空気がきちんと流れるストレートタイプを使うのが望ましい。また拡張カード用のファンダクトがあるため、パーツを交換するときはこれらを外す必要があり、メンテナンス性はあまり高くない。 見た目はハデながら、レイアウトはスタンダード。拡張スロット、ドライブベイなどもスクリューレス構造を採用するなど、組み立てやすさを意識した設計になっている。ただ、フロントパネルを除いてほとんどの部分が厚みのないアルミで構成されているため、剛性がかなり不足している。マザーボードベースの金具を付け間違えるとベースのほうが傷が付くくらい華奢な面があるのが残念。
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田本 非常にスタンダードなATXミドルタワーケースで、加工精度や剛性はなかなか。とくに特徴的なエアフロー構造や静音対策を持たないわりに、冷却性能、静音性ともに非常に高い。実売価格も1万3,000円前後とお手頃で、かなりコストパフォーマンスの高いケースと言えるだろう。ただ、個人的には前モデルのPOSEIDONのような特徴的なデザインのほうが好きだった。 見た目のデザインに目を奪われがちだが、内部構造もよく作り込まれている。スクリューレス構造が基本で、サイドパネルやフロントパネルはレバーにより開閉が可能。可動タイプの大型ダクトを備えるなど装備は充実している。付属ケースファンが高速タイプだったこともあり、静音性は振るわなかったが、静音タイプに交換すればかなり改善できるだろう。 肉厚アルミを使った高級ケースで、加工精度や質感は非常によい。実売価格は2万5,000円前後と高価だが、それだけの質は確保していると言ってよいだろう。独自の冷却機構のおかげか、冷却性能は非常に高く、静音性に関しても水準以上だ。内部は複雑な構造が災いしてか、作業性がイマイチだが、冷却性能を重視するユーザーにはオススメ。 曲面デザインのフロントパネルは肉厚のアルミが使用されており、非常に質感が高い。ハデな外見とは裏腹に内部構造はいたってスタンダードで、ほぼスクリューレスの設計となっている。アクリルサイドパネルのせいか静音性は高くないが、前面の14cm角ファンのおかげでHDDの冷却性能は非常に高い。また、大きさのわりに軽く、LANパーティなどに持ち出すこともできそうだ。
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