高速化チューン3
不要なサービス・常駐ソフトを停止する
不必要なサービスを止めて起動を高速化
Windows 7でずいぶんとOSの起動時間は短縮されたが、それでも電源ONから1、2分は待たされる。こうした不満を解消するための基本テクニックとしては、スタートメニュー内の「すべてのプログラム」−「スタートアップ」内に登録されたプログラムを削除する方法がある。ただ、最近ではWindowsのサービスを利用して常駐するプログラムも多く、この方法では十分な効果が得られない。
そこで利用したいのが、起動時間の短縮化に特化したソフト「Soluto」(http://www.soluto.com/)である。これは登録されているアプリケーションやサービスの確認や、起動に要する時間を確認できるほか、不要なサービスを停止できるというもの。OSの起動が完了してから時間差でサービスを起動する「Delay」機能も装備している。
ユニークなのは、Solutoを利用しているほかのユーザーがどの程度そのサービスを停止しているかが分かること。ユーザーが選択した内容はインターネット経由で集計されており、その結果を見て「止めるべきか、動かすべきか」を判断できるわけだ。
Solutoでは止められない、Windows標準のサービスを手動で停止する手もある。ただ、不用意に止めるとWindowsが正常に動作しなくなる恐れもあるため注意が必要である。右にWindowsの動作に影響する可能性が低いサービスの一覧を掲載したが、場合によってはWindowsの正常動作に支障を来す恐れがある。あくまでも自己責任でチャレンジして頂きたい。
Solutoの基本的な使い方
手動でサービスを止める
サービスは「コンピュータの管理」にある「サービスとアプリケーション」から止めることができる。ただ、どのサービスが不要かの判断は非常に難しい。必要なサービスを誤って止めてしまうと、Windowsの動作に影響を及ぼす可能性もあるので、慎重に検討したい。
高速化チューン4
ファイル操作を高速化
圧縮・展開ツールと高速コピーツールを活用
大きなファイルをインターネット経由でやり取りする際に欠かせないのが、圧縮・展開ツールである。Windows 7は「ZIP」形式に対応しているが、専用ユーティリティならより多くの圧縮方式をサポートしているほか、使い勝手の面で優れているものも多い。
同様にサイズの大きいファイルを扱う際にあると便利なのが高速コピーツールだ。これはバッファを大きく取り、一度に読み書きする容量を増やしてアクセス数を減らすといった手法で、ファイルコピーの高速化を実現している。こちらもぜひ活用したい。