その他の特集(2011年) | |||
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TEXT:シバタススム | |||||||||||||||
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GPGPUを使える代表的な動画編集ソフトソフトとして「ペガシス TMPGEnc 4.0 XPress」、「CyberLink PowerDirector 7」、「LoiLo Super LoiLoScope MARS」が挙げられる。NVIDIAのCUDAは三つすべてに対応しているが、ATIの StreamはPowerDirector 7のみの対応だ。したがって、ATIチップ搭載のカードを使っているユーザーはPowerDirector 7、もしくはエンコードだけでよければ、下の「Avivo Video Converter」を使うという手がある。また、三つのソフトはGPGPU技術の使われ方も若干異なっているので注意が必要だ。 TMPGEnc 4.0 XPressの場合はGPUで直接エンコードするのではなく、フィルタ処理と映像のデコードにGPGPUを利用している。GPGPUによるエンコードはまだ実装されておらず、今年度中の搭載を予定していると言う。とはいえ、「映像ノイズ除去」や「スマートシャープ」、「色調補正」などのフィルタをかけてエンコードするユーザーにとっては、エンコード速度を数倍にスピードアップすることができるのは魅力的だ。 PowerDirector 7は、CUDA、StreamによるMPEG2とH.264のエンコードの対応のほかに、Intel Core i7の持つ「Hyper-Threading」機能にも対応しており、3ソフトの中では一番対応幅が広く、なおかつCUDAでのエンコードではCPU使用時の約5倍のスピードを発揮するなどパワフルな性能をうたっている。 Super LoiLoScope MARSは、CUDAのみの対応だが、H.264のエンコードおよびデコードの双方に対応しており、場合によっては何と10倍以上のパフォーマンスを実現する。高いパフォーマンスを持ちつつも、机の上でカードを整理するような直感的なインターフェースを採用しており、動画ソフト独特の複雑なインターフェースや専門用語が苦手な場合にはお勧めだ。 ただ、どのソフトもいまだ発展途上であり、対応コーデックはH.264やMPEG2などに限られている点には注意。 |
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ATIユーザーなら無料でエンコードソフトをゲット ATI Radeon HD 4600/4800シリーズのユーザーであれば、ATIのWebサイトからダウンロードできる「ATI Avivo Video Converter」により、無料でStreamを使った動画エンコードを利用できる。対応ビデオカードを持っているのなら一度試してみるとよいだろう |
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ビデオカードの利用は動画のエンコードにとどまらない。ほかにもビデオカードを利用することでさまざまなメリットを受けることができる。 たとえば、Blu-ray Discの映像タイトルのデコード(再生)支援だ。NVIDIAは「PureVideo HD」、ATIは「Avivo HD」という名称で展開している機能である。Blu-rayのタイトルは1,920×1,080ドット、最大bitレートは25Mbpsの映像規格となっており、しかも、著作権保護がなされているため、再生時にはリアルタイムで著作権保護の暗号を解きながら再生しなくてはならず、CPUに対する負荷が高い。このため、現行で売られているビデオカードには、ほとんどこのCPU負荷を下げるデコード支援機能が搭載されており、再生ソフトで機能を有効にすることで、CPU負荷を約20%以下にまで下げることが可能となっている。 映像に対する再生支援はBlu-rayだけではない。DVDのコンテンツを楽しむユーザーにとってもGPGPUの恩恵を受けることができる。それがアップスケーリングだ。マルチメディアコンテンツ再生ソフト「ArcSoft TotalMedia Theatre 3 Platinum」には、「SimHD」というプラグインが用意されており、DVDの画質をBlu-rayのフルHD並みの解像感にすることを可能にしている。これはGPGPUを使って、本来映像ソースにないディティールを予測し補間する演算を行なうことで実現されている機能だ。見た目としてはちょうど、レタッチソフトでシャープネスフィルタをかけたときの画像に似た感じになる。ウィンドウ表示で低めの解像度にしていれば、それほど気にならないかもしれないが、1,920×1,200ドットクラスのワイド液晶でフルスクリーン表示にしたときには、その解像感の違いを実感できる。 そして、忘れてはならないのが、ビデオカードの出力まわりだ。現行製品の多くはHDMI出力をサポートしており、これにより、最近のHDMI入力を搭載したテレビにPC画面を手軽に出力できる。最近のATI製品はHDMIから音声も一緒に出力できるようになっており、大変便利。一方、NVIDIAもサウンドカードやオンボードサウンド端子とS/P DIFの内部ケーブルで接続することで、HDMI端子からの音声出力を実現している製品もある。 PCで動画を見たい・作りたいというユーザーは、これらの機能をうまく活用していくことにより、より快適な視聴環境を得ることができるだろう。ビデオカードは以前のようにゲームだけではなく、まさに「ビデオ」の分野全般に効くパーツになっているのである。 |
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