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ビデオカード選びの新常識
TEXT:橋本新義
キーワードはGPGPU
新たなステージに進んだ最新ビデオカード
image ビデオカードはここ数年、3Dグラフィックスの高速化を主眼としてきた。しかし2009年は、GPGPU(General Purpose GPU)技術に対応した一般ユーザ向けソフトの登場などにより、3Dゲーム以外にも活躍の場を広げつつある。
3Dグラフィックス以外でのGPU活用がいよいよ本格化
 PCの画面表示を担当するパーツであるビデオカードの中心となるのはGPU(Graphics Processing Unit)とビデオメモリと呼ばれる、2種の部品だ。GPUは、ビデオカードの性能・機能の大半を決定付けるパーツで、基本的な画面表示に必要となる機能に加え、3Dグラフィックスに必要な数々の計算を実行する機能を搭載する。ビデオメモリは画面表示やGPUでの計算に必要なデータを格納する。

 現在のビデオカードの主目的は、PCで表示する3Dグラフィックス(3Dゲームなど)の高速化にある。ゆえに、最新の3Dゲームをプレイしないユーザーには高性能製品は無縁の存在だったのが実情だ。

 しかしここ2年ほどは、3Dグラフィックスをゲーム以外の一般アプリケーションでも使う試み(Windows VistaのWindows AeroやAdobe Reader、Photoshop CS4など)が増え、また、高解像度(HD)動画の再生に必要なデコード処理をGPUで実行する動画再生支援機能の普及、そしてGPGPU(3Dグラフィックス以外にGPUの計算能力を使用する)の取り組みにより、しだいにゲーム以外でもGPUの性能を活かせる環境が整ってきた。とくにGPGPUに関しては、市販の動画編集ソフトでも対応する製品が登場するなど、本格的な普及への一歩を示した。GPU汎用化の動向が本格化したことにより、PCシステムにおけるビデオカードの位置付けは、大きく変わりつつある、と言えるだろう。
imageGPGPUで動画エンコードが可能に
一般向けGPGPU対応アプリは、ビデオエンコーダが先行している。もともと時間がかかる処理だけに、GPUによる高速化の恩恵が大きい
各価格帯の特徴
imageローエンドクラス
1万円未満

この価格帯の製品は、性能は高くないが、発熱が小さいためファンレスのモデルが多く、扱いやすい。HDMI端子や動画再生支援機能の搭載など、AV関連機能の強化がトレンドだ
imageミドルレンジクラス
1万円以上~3万円未満

自作PCユーザーの間で人気の高い価格帯。ゲームから普段使いまでカバーする範囲が広い。本文中で紹介したGPUの低消費電力化などがトレンドである
imageハイエンドクラス
3万円以上

非常に高性能ながら消費電力が最大で200W前後にも達するため、一般ユーザーには少々扱いにくい面もある。ヘビーなゲームユーザー向けの製品だ
カードクーラーの高性能化と低消費電力GPUが今期のトレンド
 さて、2009年前半のビデオカード市場で、ハードウェア的なトレンドとして大きく注目できるのは、ビデオカードクーラーだ。

 従来、ハイエンドクラスのビデオカードでは、GPUメーカーのデザインしたリファレンス(標準設計)クーラーの完成度が高かった点などから、カードメーカーオリジナル設計のクーラーを搭載した製品は少数派だった。しかし今期は、リファレンス仕様を大きく上回る完成度のオリジナルクーラーを搭載する製品が増加。とくに、一時期は静音性で不利なために敬遠されてきた複数ファンを搭載した製品が目立っている。

 またミドルレンジクラスの製品でも、静音性や冷却能力に優れる2スロット厚の大型クーラーを搭載する製品が急速に増え、現在店頭で人気のあるカードの多くが2スロット仕様となっている。このクラスで採用されるGPUは、発熱が比較的小さいこともあり、より動作音を静かにする(静音性を高める)方向がトレンドとなっている。

 もう一つ大きなトレンドは、ミドルレンジGPUの低消費電力化だ。とくにNVIDIAが人気の高いGeForce 9600/9800 GTシリーズに追加した低消費電力版に注目したい。通常版に比べて動作クロックは若干下がっているものの、従来必要だった補助電源端子(PCI Express 6ピン)の接続が不要となったことから、大幅に扱いやすくなっている。

 また、ATI(AMD)の最新製品であるRadeon HD 4770は、ミドルレンジクラスの価格と消費電力ながら現行の上位機種を時にしのぐ性能を発揮する。こちらも大注目のGPUと言える。

 今回は現在販売中のビデオカードから20枚を選りすぐり、3D性能、静音性、消費電力に加えてGPGPUによるエンコード性能までをチェック。今ベストバイのビデオカードを見付けていきたい。
image低消費電力版が登場
GeForce9800GTには66W版が、GeForce9600GTには59W版の低消費電力モデルが登場している。カードが小型化され、補助電源も不要になったために使いやすくなった
ドライバやユーティリティにも注目
GPUメーカーのドライバやユーティリティも地道に機能強化や操作性の向上が図られている。ハードウェアとあわせて注目したい。
NVIDIA
imageNVIDIAドライバのオリジナル機能「カスタム解像度設定」。何とユーザーが画面解像度の設定を任意に作成できる
imageビデオイメージ(動画表示)設定も見過ごされがちだが実はかなりおもしろい。ノイズ低減設定などは一見の価値がある
image動画関連では、ビデオカラー設定もユニーク。最新テレビが搭載する広色域設定に向けた設定項目なども用意されている
ATI
imageATIの「Catalyst Control Center」(CCC)が搭載する「ATI Overdrive」では、クロックとファン回転数が設定できる
imageCCCでの隠れた重要設定が、液晶ディスプレイのデジタル接続時に表示される設定。互換性向上や表示トラブル防止に役立つ
imageCCCならではの機能の一つが「LCD Overdrive」。液晶ディスプレイの弱点、動画再生時の残像をカード側で補正できる
 
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