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TEXT:芝田隆広 | ||||||||||||||
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メールソフトと言えば、Windowsに標準装備されているOutlook Express(OE)をそのまま使っている人が多い。しかしOEは大量のメールを整理するには使いにくい点が多いし、OEのセキュリティホールを狙うウイルス付きメールも多い。 そこでOEの使い勝手に不満のある人は、フリーのメーラーである「Thunderbird」を試してみるとよい。Thunderbirdは、大量のメールの中から目的のものを素早く見付け出せる機能を豊富に備えている。また迷惑メールのパターンを学習して自動的に振り分ける機能も搭載しており、OEよりも利便性が高い。日々大量のメールをやり取りするユーザーはぜひ導入してみるとよいだろう。 |
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見た目はOEに似ていても中身は違う | ||||||||||||||
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|Setup:01| | ||||||||||||||
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Thunderbirdには、大量のメールを効率的にチェックするための便利な機能が搭載されている。基本的なフォルダ振り分け機能はもちろんのこと、指定したフォルダの中から条件に合うメールだけを素早く見付け出せる「検索フォルダ」という機能もある。 検索フォルダを作っておけば、指定したフォルダの中から条件に適合するメールの一覧を自動的に抽出してくれるので、読みたいメールだけを簡単にチェックしていける。条件は「指定したキーワードを含むもの」、「指定日以降に受信したもの」、「既読」、「未読」など、細かく設定しておくことができる。 |
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「ツール」→「メッセージフィルタ」では、メールの振り分け条件を細かく設定することができる。新しい条件を追加するときは「新規」ボタンを押す | ||||||||||||||
メールを振り分けるときは「件名に特定の文字を含む場合」などの条件や、メールを移動するフォルダなどを指定する | ||||||||||||||
検索フォルダは「ファイル」→「新規作成」→「検索フォルダ」で作成できる。検索条件は件名や本文、あて先、添付ファイルの有無など細かく設定しておくことが可能 | ||||||||||||||
条件を設定した検索フォルダをクリックすると、指定したフォルダの中から条件に適合するメールだけをピックアップして一覧表示してくれるので、目的のメールを素早く見付け出すことができる | ||||||||||||||
|Setup:02| | ||||||||||||||
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Thunderbirdの大きな特徴の一つとして、迷惑メール対策機能が充実していることが挙げられる。Thunderbirdには学習型のフィルタが内蔵されていて、迷惑メールが届いたらそのパターンを学習させていけば、それ以降は同様のメールを自動的に振り分けていってくれる。学習は迷惑メールにマークを付けていくだけですむので手間はかからない。学習させるほどにフィルタは賢くなり精度が上がっていくので、日々使い込んでこまめに学習させていくとよいだろう。 | ||||||||||||||
「ツール」→「迷惑メール」を開き、「迷惑メールと判断された受信メッセージを次のフォルダに移動する」と「“迷惑メール”フォルダ」にチェックを入れておくと、迷惑メールを隔離するためのフォルダが作成される | ||||||||||||||
学習型フィルタに迷惑メールのパターンを記憶させるときは、迷惑メールのタイトル上で右クリックして「マーク」→「迷惑メールとしてマーク」を選択 | ||||||||||||||
「ツール」→「迷惑メールフィルタを実行」を選択すると、迷惑メールのパターンが記憶され、以降同様のメールが届いたら、自動的にそのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられるようになる | ||||||||||||||
|Setup:03| | ||||||||||||||
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Thunderbirdには、メールの送受信だけでなく、ニュースやブログといったWebサイトの更新情報を素早くチェックできる「RSSリーダー」機能も搭載されている。ThunderbirdにWebサイトのRSS情報ページのURLを登録しておけば、定期的に更新情報をチェックして、見出しや記事の概要などを取得してきてくれる。いちいちWebブラウザを起動しなくても最新のニュースを閲覧していくことができるので、ネットの情報をこまめに収集したい人は利用してみるとよいだろう。 | ||||||||||||||
RSSリーダー機能を使うときは、前もって「ファイル」→「新規作成」→「アカウント」で「RSSニュースとブログ」を選択して、アカウントを作成しておく | ||||||||||||||
フォルダツリーに「ニュースとブログ」アカウントが作成されたら右クリックメニューで「購読の管理」を選び、RSSサイトを登録。するとこのようにThunderbirdのウィンドウで更新された記事の見出しを選んで内容を素早くチェックしていけるようになる | ||||||||||||||
|Setup:04| | ||||||||||||||
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最近の迷惑メールは、HTMLメールを利用してウイルスやスパイウェアを仕掛けるものが多い。より安全にメールを利用したいのであれば、メールはHTML形式で表示しないよう設定しておくのが無難だ。また自分からメールを送るときも、HTMLメールではなく、普通のテキスト形式で送るようにしておけば、相手に嫌がられるリスクを負うこともない。ただし、RSSリーダー機能でThunderbirdのウィンドウ内にニュース記事を表示するには、HTML形式での表示がONになっていなければならない場合もあるが、HTML表示をOFFにしていてもURLをクリックすればWebブラウザで記事は表示可能だ。 | ||||||||||||||
受信したメールをHTML形式で表示しないようにするには、「表示」→「メッセージ本体」で「プレーンテキスト」を選択すればよい | ||||||||||||||
送信するメールをHTML形式にしないようにするには、「ツール」→「アカウント設定」で「編集とアドレス入力」を選択し、「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックを外しておく | ||||||||||||||
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