その他の特集(2011年) | |||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|||
|
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
ここでは、Windows環境の構築に役立つツールやシステム環境のカスタマイズソフトを集めた | ||||||||||||||
TEXT: 長畑利博、山本倫弘 | ||||||||||||||
WindowsのインストールCD-ROMをもとにして、事前に導入コンポーネントを削減、あるいはService Packを適用したカスタマイズCDを作製できる | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
無印のWindows XPや、SP1対応のWindowsでは、OSをインストールするたびにファイルサイズの大きなService Packを適用し直さなければならない。ここで挙げる2本のソフトを使えば、OSのインストールCD-ROMとインターネット接続環境さえあれば、ダウンロードしたService Packを統合したSP2適用済みのインストールCD-ROMを作製できる。マイクロソフトが配布しているセキュリティ問題修正のためのHotfixも適用できるほか、ブートCDのイメージ作成も可能だ。 nLiteは、WindowsインストールCD-ROMの中身を、非常に広い範囲でカスタマイズすることが可能なソフトウェアだ。対応するOSはWindows 2000/XP(32/64bit)となっている。 Windows XPであれば、無印やSP1対応のCD-ROMにSP2を適用できるのはもちろん、メーカー製PCのリカバリーCD-ROMなどからも、最初から各種デバイスのドライバなどが適用された状態のWindowsのCD-ROMを作製できる。Windows 2000でも同様だ。 また、Windowsに含まれるコンポーネントのうち、普段は使用しないものを削除すれば、Windowsのインストールサイズを小さくできるため、RAMディスクやi-RAMといった容量の小さいディスクドライブ環境でのOSの運用も可能。さらに、インストール時にユーザー名などの入力作業を不要にする無人インストール機能といった深い部分までカスタマイズすることが可能となっている。 一方のSP+メーカーは、Service PackとHotfixの適用のみに特化させたソフトだ。nLiteはWindows系のOSにしか対応しないが、SP+メーカーではOfiiceシリーズ(XPはボリュームライセンス版のみ対応)へのパッチ適用にも対応している。特徴的な機能としては、細かい設定をすることなく、Service PackやHotfixのファイルそのものをマイクロソフトのサイトからダウンロードする機能も用意されており、より手軽に利用できるようになっている。 |
||||||||||||||
nLiteには、画面のような多彩な機能が用意されている。ただし、ある程度知識がないと設定できない項目もある | ||||||||||||||
無人インストール機能では、OSのインストール先(パーティション)を選んだ後は、無人(自動)でインストールが行なえる | ||||||||||||||
コンポーネントの削除。細かく項目を選べるが、分からないものまでむやみに削除すると、後で困ることにも | ||||||||||||||
SP+メーカーのメイン画面。左下のダウンロードを選ぶだけで、URLなどを指定しなくとも、Service Packのファイルをダウンロードできる | ||||||||||||||
オプションから「自動ダウンロードを許可する」を選べば、高度な設定で指定したアップデートファイルを自動でダウンロード、適用したインストールCDを作製してくれる | ||||||||||||||
わずか5MBの小容量で動作する1CD Linux OSPOWER CD-ROMからもブート可能!Linuxを体験してみたい人にもお勧め | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
KNOPPIXは、光学ドライブからブートして動作する1CD Linux。「HTTP-FUSE-KNOPPIX」はこれをもとにして、日本語化や機能の追加などを行なったものである。 最大の変更点は、ファイルをOSのブートローダーやカーネルなど、OSの起動に最低限必要なファイルに絞り込むことで配布ファイルをわずか5MBの小容量に抑えている点だろう。動作に必要となるプログラムやアプリケーションは、インターネット上にあるものを利用する。これを起動時にダウンロードして動作する仕組だ。 こうした仕組を採用することで、常に最新のバージョンを利用できるメリットがあるほか、ネットワーク環境によっては、すべてのファイルをDVDなどのメディアから読み込むよりも起動を高速化できることもある。また、一度ダウンロードしたファイルをHDDにキャッシュしておくことで、ネットワークの速度に左右されずに起動することも可能だ。 データの配布はISO形式で行なわれており、ライティングソフトなどで書き込めばすぐに利用できる。HDDにインストールしなくてもLinux環境を使用できるため、Linuxの入門や勉強用にも向いているだろう。 |
||||||||||||||
HTTP-FUSE-KNOPPIXを利用するためにはネットワーク環境が不可欠だ。イメージをCD-ROMなどに焼いて起動すると、ブートプロンプトの表示の後、接続サーバーの選択画面が表示される | ||||||||||||||
ブロックファイルのダウンロード先の指定。どれを選んでも構わないが、1番上の「NETSELECT」にしてEnterキーを押すと、遅延が少ないサーバーを自動で選択してくれる | ||||||||||||||
OSが起動すると、統合環境であるKDE(K Desktop Environment)と呼ばれるデスクトップインターフェースが表示される | ||||||||||||||
Windows XPのインストールCD-ROMからCDブートWindows環境を構築できる | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
Bart's PE Builderは、Windows XPのインストールCD-ROMをもとに、光学ドライブから起動可能なWindows環境を構築するためのツール。光学ドライブからOSを起動できるメリットとして、HDDのブートセクタ破損などのトラブルにより、OSが起動しなくなった場合の緊急リカバリーディスクとして利用できる点がある。ブートさせるのがWindows XPであれば、NTFSボリュームへスムーズにアクセスできるため、トラブルの起きたHDDをリカバリーする作業が簡単になることがメリットに挙げられる。 Bart's PE Builderは、英語版のWindows XPでの利用を前提にしたソフトではあるが、プラグインを使用すれば日本語版でも使用可能になる。ソフトの操作自体は簡単だが、プラグインなどをある程度理解している必要がある。またCDブートWindows環境の構築条件などの詳細は、配布先のWebサイトなどを参考にしてほしい。 |
||||||||||||||
ブートディスクを作製するだけであれば、もとになるWindowsのデータが入ったフォルダを選択し、出力先を指定すればよい。より細かいカスタマイズにはプラグインを利用する | ||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
発売日:12月28日
特別定価:2,310円
発売日:2022/11/29
販売価格:1,800円+税
発売日:2019/05/29
販売価格:1,780円+税
発売日:2019/03/25
販売価格:1,380円+税
発売日:2018/02/28
販売価格:980円+税
発売日:2017/03/17
販売価格:1,680円+税
発売日:2016/09/23
販売価格:2,400円+税
発売日:2016/03/29
販売価格:1,480円+税
発売日:2015/12/10
販売価格:1,280円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/06/29
販売価格:2,500円+税
発売日:2015/02/27
販売価格:980円+税
発売日:2014/12/05
販売価格:1,280円+税
発売日:2011/12/22
販売価格:980円+税
アンケートにお答え頂くには「CLUB IMPRESS」への登録が必要です。
*プレゼントの対象は「DOS/V POWER REPORT最新号購入者」のみとなります。
ユーザー登録から アンケートページへ進んでください