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Let'snote 限定モデルプロジェクト
TEXT:塩田紳二
モバイルノートLet'snoteをリリースする松下電器産業と本誌では、このたびオリジナルノートPC試作機の企画開発を行なうコラボレーションプロジェクトを発足した。
まずは4月号で行なったアンケートの結果から振り返ってみよう。
ノートPCの新しい形を作れ
モバイルノートに求められる条件とは?
 本誌2006年4月号本誌では、新しいモバイルノートの形についてのアイディアを検討し、リアルなノートPCユーザーの意見を集めるため、アンケートも実施したのだが、その結果を見ると、多くのユーザーが、「軽さ」と「バッテリ駆動時間」の2点をモバイルノートの重要な要素と考えていることが分かった。

 今回、この結果を受けて、松下電器産業と本誌によるプロジェクトチームを発足し、この2点を優先項目とした新たなモバイルノートを企画開発することになった。

 この二つのポイントには相反する部分もある。本体の消費電力を小さくすると言っても現在の技術では限界があり、バッテリ駆動時間を長くする現実的な解決策としては、より多くのバッテリセルを内蔵するのが一般的だ。しかしセルを追加した分の重量増は避けられない。

 この問題は、可搬性を重視した軽量バッテリと、長時間動作を実現するバッテリの二つを用意することによって対処したい。こうすれば、活動時間や目的に合わせて使い分けられるため、比較的広いニーズに応えることができるはずだ。
image軽量・長時間は同社のLet'snoteシリーズ全体の特徴でもある。写真はLet'snote R5
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12の項目の中から最大3項目を選択してもらった。目立って多かったのは、「軽さ」、「バッテリ駆動時間」の二つ。これは、その次に来る「CPU、メモリ、HDDなどの基本性能」の1.5倍程度と、要望の強さがうかがわれる
タッチパネルについて
 今回のアンケートでは、同時にタッチパネルについても質問を行なったが、「自分の用途に合っていれば」という回答も含むと、約8割のユーザーがタッチパネルの利用に対して肯定的な意見だった。

 現状で入手可能なタブレットPCとしては、UMPCのようなピュアタブレット型と、キーボード付きのコンバーチブル型が挙げられるが、いずれも実際に使っているユーザーはさほど多くはない。こうした背景には、製品のバリエーションを見ても、性能やバッテリ駆動時間、重量などのスペックを個別に見比べても選択肢が多いとは言えず、ユーザーの用途に該当する機種がないことも理由だろう。ただ、アンケート結果を見ても、画面を直接操作できるタッチパネルの利便性そのものは、理解され始めていると言えるのではないだろうか。
imageタッチパネルで画面に直接触れての操作は、直感的なのがメリット
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タッチパネルについては、「使ってみたい」、「自分の用途に合っていれば使ってみたい」が全体の8割を占めた
結論軽量・長時間駆動のノートPCに、使い勝手を向上するタッチパネルを追加する
Let'snote+タッチパネル!
開発中の試作機を公開!
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Let'snote T4をベースに、液晶タッチパネルを追加したコラボレーションプロジェクトの開発試作機
 アンケート結果などを踏まえたパワレポからの提案をベースに、松下電器産業社内での技術的な検討を経てカスタマイズされた試作機が編集部に届いたので、早速レポートをお届けしよう。

 試作機は、Let'snote T4をベースに、液晶ディスプレイにタッチパネル機能を内蔵している点が最大の特徴だ。ディスプレイは、ベースとなるT4と同じ12.1型TFT(1,024×768ドット)となっているが、タッチパネルモジュールを内蔵するため、天板部分の厚みは若干増している。

 また、最近のモバイルノートでは1.8インチHDDの搭載が主流を占めつつあるが、ほかのLet'snoteシリーズと同様に、2.5インチのものを搭載している。

 もう一つ、従来機種にない点としては、本体底面側にバンドが付くことが挙げられる。これは、ヒンジ部分に手をかける際に手を通して、落下を防止するだけでなく、立ったまま利用するような場合に片手でしっかりと本体を保持するためのもの。今回のマシンは、タッチパネルを装備していて、スタイラスでのポイントや入力が可能であるため、クラムシェル型でありながら、ユーザーは立ったままでも操作が可能になっている。しかし、いくら軽く丈夫だからと言っても、片手で持つ場合には、マシンを落として壊してしまう確率が高くなる。これを防ぐために、バンドが装備されたわけだ。
インターフェースまわりはT4を継承
image image image
インターフェース類は左右に配置され、本体正面には、インジケータや無線LANのON/OFFスイッチがある
image片手で持てる本体底面のバンド
本体底面側にバンドがあり、ここに手を入れることで片手で確実に保持することができるようになっている
imageOADG準拠の85キー日本語キーボード
キートップは19mmピッチで、机の上で使ってもちゃんとタッチタイピングが可能なサイズ
 バッテリについては、通常バッテリに加え、軽量バッテリが利用可能だ。ベースとなるT4では、軽量バッテリでも約4~5時間の動作時間が確保されている。半日程度の外出であれば、十分に利用可能だろう。標準バッテリならJEITA測定法で10時間以上も動作できるため、日帰り出張などにも対応できるだろう。この辺りは本機でもほぼ同様と考えて差し支えない。

 軽量バッテリと組み合わせると、片手で持ったときの負担は小さく、軽快に利用できる。また、本体だけを持ち歩く際にもここに手を通しておけば、落下の危険を減らすこともできるだろう。

 さらにポートリプリケータも接続できるよう、専用コネクタを設けている。Let'snoteシリーズでは、2006年夏モデルのY5で、初めてポートリプリケータに対応したが、この試作機でも機能面では同等のポートリプリケータを接続できる。

 各種のインターフェースは、本体側面に配置されている。また、本体正面には、インジケータと電源スイッチ、そして無線LAN機能のON/OFFスイッチがある。無線LANのON/OFFをキーボードを使いソフトウェア的に処理するタイプのノートPCでは、電源がONのときにしか操作ができない。本機のようなハードウェアスイッチであれば、電源OFF時やサスペンド中であっても操作が可能となる。

 また、OSには、Windows XP Tablet PC Edition 2005を搭載する。これにより、タッチパネルを使ったWindows XPの操作が可能になる。従来のタブレットPCが液晶の周囲に装備していた「タブレット・ボタン」はないものの、デジタイザ・ペンが不要の感圧式タッチパネルであるため、指やスタイラスなどで直接画面を操作できる。
imageメモリスロットはMicroDIMM対応
メモリスロットは172ピンタイプのMicroDIMMスロットを本体底面に1基装備している
image電源まで接続できるポートリプリケータ
ポートリプリケータは、本体側面に設けられた専用コネクタに接続する
image軽量/長時間の2種類のバッテリを用意
バッテリは、10時間以上動作が可能な標準バッテリと、4~5時間動作の軽量バッテリを用意
Let'snote + タッチパネル 詳しくはこちらから
 
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