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Core 2 Duoはオーバークロックしてもスゴかった!
TEXT:橋本新義
高性能ながら低消費電力、さらに手頃な価格と三拍子揃ったIntelのCore 2 Duo。さらにここへ来てそのオーバークロック耐性の高さが評判を呼び、久々にチャレンジしたい、というユーザーが増えているようだ。ここでは、Core 2 Duoオーバークロックの実情についてレポートしよう。
Core 2 Duoのオーバークロックがおもしろい二つの理由
 PCパーツを定格以上のクロックで動作させ、より高い性能を狙うオーバークロック。リスクを負う覚悟があれば、上位のCPU以上の速度を実現できることもある趣味性の高いテクニックだ。

 冒頭でも紹介したように、最近この分野で注目されているCPUがCore 2 Duoだ(以下、「C2D」)。その理由は二つ。一つ目は、オーバークロック時の性能向上率が大きいこと。C2Dの持つクロックあたりの処理効率の高さは、オーバークロック時にも“効く”のだ。

 もう一つの理由は、C2Dのオーバークロック耐性(定格を超えてどこまでコアクロックを上げることができるかというマージン)が高い点。低価格なE6300(1.86GHz)やE6400(2.16GHz)でも、機材選びと運によっては3GHzオーバー動作も夢ではない。
image総合的な性能の高さから注目されているCore 2 Duoだが、実はオーバークロックにも非常に強いと言う。オーバークロックブーム再燃となるか?
低価格なE6300、E6400を骨までしゃぶる
  動作クロック コア数 2次キャッシュ システムバス
Core 2 Duo E6700 2.66GHz 2 4MB 1,066MHz
Core 2 Duo E6600 2.4GHz 2 4MB 1,066MHz
Core 2 Duo E6400 2.13GHz 2 2MB 1,066MHz
Core 2 Duo E6300 1.86GHz 2 2MB 1,066MHz
  Intel 64 EIST TDP 実売価格
Core 2 Duo E6700 65W 68,000円前後
Core 2 Duo E6600 65W 41,000円前後
Core 2 Duo E6400 65W 30,000円前後
Core 2 Duo E6300 65W 25,000円前後
オーバークロックのメリット・デメリット
メリット
低コストなCPUを使って、高コストなCPUに迫る性能を実現できる可能性がある
設定を追い込むなど、自作PCならではの楽しさがある
デメリット
メーカー保証外の動作のため、最悪の場合パーツを破損しても自己責任となる
オーバークロック時の安定動作の保証はないので、ユーザーが検証を行なう必要がある
今回は2種類のマザーボードでオーバークロックに挑戦
ASUSTeK
P5B Deluxe WiFi-AP
実売価格:30,000円前後
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション)
URL:http://www.asus.co.jp/
imagePCI Express x1スロットが一つしか搭載されていないが、黒のx16スロットもx1スロットとして利用することが可能なので、事実上不足はない。むしろ、拡張カードの種類が豊富なPCIスロットを3本用意していることが後々役に立つだろう。
SPECIFICATION
フォームファクター:ATX
CPUタイプ:LGA775
チップセット:Intel P965+ICH8R
メモリスロット:PC2-6400/5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大8GB)
拡張スロット:PCI Express x16×1、PCI Ex press x16(PCI Express x4相当)×1、PCI Express x1×1、PCI×3
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×7、eSATA×1、Ultra ATA/133×1
LAN:1000BASE-T×2、無線LAN×1
ASUSTeK
P5NSLI
実売価格:18,000円前後
問い合わせ先:news@unitycorp.co.jp(ユニティ コーポレーション)
URL:http://www.asus.co.jp/
imageドライバが提供されていない現状では、IntelのチップセットでSLI構成を実現できないため、実質この製品がCore 2 Duoが動作する最初のSLI対応製品ということになる。ゲームでも力を発揮するCore 2 DuoとSLIの組み合わせは魅力ある選択肢だ。
SPECIFICATION
フォームファクター:ATX
CPUタイプ:LGA775
チップセット:NVIDIA nForce 570 SLI Intel Edition+MCP51
メモリスロット:PC2-5300/4200 DDR2 SDRAM×4(最大16GB)
拡張スロット:PCI Express x16×2、PCI Express x1×3、PCI×2
HDDインターフェース:Serial ATA 2.5×4、Ultra ATA/133×2
LAN:1000BASE-T×1
CPUオーバークロックの基本的な流れ
 CPUのオーバークロックの基本的な手順は、右上の図のとおりとなる。赤文字で表記した手順は、設定によってはハードにダメージを与えるので、注意して行なうべき作業である。

 オーバークロックの基本となるのはシステムクロックの上昇だ。システムクロックとはシステムバスクロックのもととなるクロックだ(C2Dのシステムバスはシステムクロックの4倍速で駆動される)。基本的にはBIOSで設定を行なうが、Windows用のツール(p.33参照)を併用するとより効率的だ。

 システムクロックをある程度上げたら負荷テストを行なう。動画エンコードソフトやベンチマークソフトなど、CPUパワーを使うアプリケーションを使って動作の安定度を見る。慣れないうちは、システムクロックを10MHzずつ上げて数分のテストを繰り返し、安定動作の限界が見えてきたら数時間テストするのがよい。

 テストで失敗した場合、次に行なうのがコア電圧のアップだ。ただしC2Dの場合、コア電圧を高めても大幅なクロックアップには結び付かない場合が多いので、定格+0.1V程度にとどめておこう。
image基本はシステムクロック設定
基本となるのがシステムクロックの上昇だ。一般的にはBIOS上で操作するが、後述するWindows上でのツールと併用すると素早く設定できる
imageコア電圧アップで“喝入れ”
設定したシステムクロックでの動作が不安定なら、コア電圧を上昇させる。ただ、筆者の経験ではC2D環境では先にMCH電圧を上げるのがよい
Core 2 Duoのシステムクロックとコアクロックの関係
システムクロック(変更可)×倍率(基本的に固定)
=コアクロック
E6300の場合
定格 266MHz×7=1.86GHz(1,862MHz)
オーバークロック(例) 400MHz×7=2.8GHz(2,800MHz)
image
Core 2 Duoオーバークロックの際にはこのパーツにこだわれ!
imageマザーボード

これが要。C2Dのオーバークロック性能を発揮させるには高速システムクロックに耐えるチップセットと、400MHz以上のシステムクロック設定が必要だ。オーバークロック重視の製品を選ぼう
imageメモリ

DDR2 SDRAMのオーバークロック耐性は平均して高く、クロック比率を落とせばDDR2-533でも意外と使える。が、CPUの性能をスポイルしないためにDDR2-800を使いたいところ
imageCPUクーラー

実はリテールクーラーでもある程度は耐えるが、コア電圧アップをする際にはぜひとも高性能クーラーを使いたい
 
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