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その他の特集（2011年）

高級 vs. 低価格！液晶ディスプレイ群雄割拠

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対応ソフトのギモン

TEXT：芝田隆広

Vistaって対応ソフトが少なくない？
フリーソフトとかちゃんと動く？

■	OS乗り換え時に一番気になるのは愛用ソフトが動作するのかどうか

　結論から言うとWindows XPに対応しているソフトであれば、結構動く。Windows Vistaの場合、ユーザーアクセス制御（UAC）が搭載されたため、インストール時に管理者権限が必要なソフトの場合は、標準ユーザーのままだと動かない。しかしこれは実行ファイルやショートカットを右クリックして「管理者として実行」を選択すれば動作する。またフォルダのアクセス権を変更することで動くようになるソフトもある。

　それでもダメな場合は、「互換モード」を利用するとよい。これはソフトを実行する際に、一時的にOSを旧版Windowsの互換モードにするというもの。互換モードの設定は、実行ファイル上で右クリックしてプロパティを表示させ、「互換性」タブでどのOSと互換にするかを設定すればよい。これを使うと、古いソフトでも動かせるようになるものが多いので、困ったときは試してみるとよい。また「互換性タブ」では、そのソフトを常に管理者権限で実行するなどの指定が行なえる。

解決法	管理者実行や互換モードでかなり動く

管理者権限でソフトを実行する

WZ Editor 5.0などは導入時に管理者権限が必要。インストーラのファイルを右クリックして「管理者として実行」を選択して起動する

するとこのような警告画面が出る。これはソフトウェアの発行元が明記されていないために出る警告画面だ。とくに問題はないので「実行」ボタンをクリックして先に進む

UACで「許可」をクリックすると、ユーザーの権限が管理者に昇格する。あとはWindows XPなどの場合と同じようにソフトをインストール可能だ

フォルダのプロパティを開いてユーザーのアクセス権限を変更する

Sleipnir2の旧バージョンでは、Vistaでの実行時に一部のフォルダの権限を変更する必要があった。フォルダを右クリックして「プロパティ」を選ぶ

プロパティが表示されたら「セキュリティ」タブを表示する。ここでユーザーのアクセス許可を変更するため、「編集」ボタンをクリック

「Users」を選び、「フルコントロール」の「許可」にチェックを入れて「OK」ボタンを押す。この操作はSleipnir2の最新バージョンでは不要だ

互換モードでソフトを実行する

　互換モードでは、ソフトをWindows XP/Me/98/95/Server 2003/2000/NT 4.0と互換性のある環境にして動かすことができる。古いソフトのインストール時や実行時に動かないことがあったら、互換モードを試してみよう。また「管理者としてこのプログラムを実行する」や「視覚テーマを無効にします」にチェックを入れると動くようになるソフトもある。

たとえば「お気に入りセーバー」をWindows Vistaでダブルクリックして実行しようとすると……

「このOSはサポートしていません。」というメッセージが表示され、ソフトを起動できない。このような場合は互換モードを試してみよう

ソフトがインストールされているフォルダを開き、そのソフトの実行ファイル上で右クリックしてメニューを開き、「プロパティ」を選択する

「互換性」タブで「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れて、OS名を選ぶ。視覚テーマを無効にすることなどもできる

XP互換モードで、お気に入りセーバーを実行したところ、問題なくソフトが起動した。動かないとあきらめる前に互換モードを試してみてほしい

　このほか、サイドバーガジェットで使えるアイテムが少なくてもの足りなく思っている人も多いだろう。そのようなときには「Amnesty Generator」を使えば、「Googleガジェット」のガジェットを、Vistaのサイドバーで利用することができるようになる。GoogleガジェットはWebサイト用のものならAmnesty Generatorで大抵のものは変換できるので、利用してみるとよい。

フリーソフトの「Amnesty Generator」を使ってGoogleガジェットをVista用ガジェットに変換する