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TEXT:宇野貴教 | ||||||||||||||
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Windows Vistaをインストールしたはよいが、使い慣れたソフトや愛用のハードが動かなかったなどの理由で、当面Vistaの利用をやめて、XPに戻りたいというケースは十分考えられる。アップグレードインストールをしていたり、HDDをフォーマットしていたりすると再インストール以外に手はないが、DVDブートしてXPのパーティションにVistaを上書きインストールしていたときだけ、XPの環境を復元することができる。 手順は少々複雑だ。まず、Vistaのシステムパーティションに、「Windows.old」というフォルダがあることを確認する。ここには、WindowsフォルダやProgram Filesフォルダなど、以前の環境が丸ごと残されているのだ。まずはこのフォルダの容量を調べ、それ以上の空き容量がCドライブに確保されていることを確認する。 確認できたらVistaのDVDからブートして、「コマンド プロンプト」を立ち上げる(前ページ参照)。具体的な作業は、VistaのProgram Files/WindowsフォルダのリネームとDocuments and Settingsフォルダの削除を行なった後、Windows.oldフォルダの中身をすべてCドライブのルートにコピーして、XP用ブートセクタを再設定する。作業が終了したらシステムを再起動。XPが起動したら成功だ。 ちなみに、もしXPへ戻す必要がないなら、Windows.oldフォルダを削除することもできる。エクスプローラからは削除できないので、「ディスクのクリーンアップ」で「以前のWindowsのアンインストール」を実行すればよい。 |
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アップグレードインストールではなく、DVD起動で上書きインストールすると、以前の環境がWindows.oldフォルダにバックアップされる | ||||||||||||||
Windows.oldフォルダの中を見ると、Windows XPで使われていた重要なファイルやフォルダが格納されていることが分かる | ||||||||||||||
これを復元するには、VistaのDVDでコマンドプロンプトを立ち上げ、下記リストのコマンドを入力する。HDDには十分な空き容量が必要だ | ||||||||||||||
復元後にWindows XP上でHDDを見てみると、Vistaの環境がバックアップされていることが分かる。これらのフォルダは削除しても問題ない | ||||||||||||||
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