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TEXT:宇野貴教 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今もっとも価格破壊が進んでいる周辺機器は、ズバリ19型の液晶ディスプレイ。とくに低価格モデルの値下がりが激しく、その一方で高級モデルの価格はあまり変わっていない。両者の価格以外の違いを理解して賢い買い物をしよう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本誌2月号のトライ&バイ拡大版で17、19型液晶ディスプレイを取り上げたが、それからわずか半年の間に主流は19型へ移行し、しかも探せば3万円以下で買えてしまうほど低価格化が進んだ。すでに17型液晶とほとんど変わらない実売価格で底値が見えてきた感もあり、15型以下や17型液晶ディスプレイからの買い換え、脱CRTディスプレイを目指す人には決断のときが来たと見てよいだろう。 ただし、この価格帯の19型はいわゆる低価格モデルである。対する19型高級モデルの価格は半年前とさほど変わっておらず、6~8万円前後をキープしている。そのため低価格モデルと高級モデルの価格差がより広がっており、高級モデル1台分の価格で低価格モデルが2台買えてしまうほどだ。 同じ19型液晶なのにここまでの差が付いてしまう理由は、主に液晶パネルとメーカー独自のチューニングによる画質の差、スタンドの機能、OSDメニューの操作性などにある。液晶ディスプレイを購入する際は、これらの違いをしっかりと頭に叩き込んだ上で、本当に高級モデルが必要かどうか、低価格モデルでニーズを満たせるのかどうか、考えてから選ぶのがベストだ。ディスプレイは寿命の長い製品だけに、熟考して悔いのないようにしてほしい。 |
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パネルサイズと価格帯の関係 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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19型液晶の対角サイズは約48cm、21型CRTは約53cmで、確かにCRTのほうが大きいのだが、実はこれはブラウン管全体の対角サイズを表わしている。CRTの構造上、四辺部分は表示できないため、実際に表示できる部分(可視領域)の対角サイズは50cm程度まで落ち込んでしまう。この可視領域でも端の部分は歪みやにじみが生じやすいため、四辺に黒縁のある状態で使うことになり、さらに表示領域は狭くなる。したがって21型CRTの現実的な表示対角サイズは49cm程度だ。一方、液晶は可視領域ギリギリまで表示できるので、両者を比べると面積的にはほぼ同等というわけだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
CRTディスプレイは四辺に黒縁のある状態で使うものなので、スペック上の可視域対角値より実際は狭くなってしまう | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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19型液晶の標準的な解像度は17型と同じSXGA(1,280×1,024ドット)だ。解像度を上げるとパネルの生産コストも跳ね上がってしまい、製品価格にダイレクトに影響してしまうので仕方のないところ。ただ、同じ解像度でパネルサイズが大きくなると、当然1ドットのサイズが大きくなるので、同じポイントのフォントを表示させたときに読みやすくなったり、アイコンが見やすくなったりする。視力が弱くて小さい文字を読むのがつらい人には大きなメリットと言えるだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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17型液晶のアイコンサイズが一辺約12mmなのに対し、19型だと約14mmと12%ほど大きくなる。実際に見ると数値以上に大きく感じるため、パネルサイズアップの効果は絶大だと言える | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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XGAは1,024×768ドット、SXGAは1,280×1,024ドットなので、SXGAはXGAよりも縦横ともに256ドットずつ多いことになる。デスクトップのアイコン一つあたりの大きさが約80ドット四方なので、縦横ともにアイコン3列(3行)分ほどのスペースが増えることになる。こう考えると両者の違いはかなりのものだ。実際に作業を行なう場合のXGAとSXGAの違いも一目瞭然で、XGAではWebブラウザや3ペイン表示のメーラーは全画面表示させないと使いづらいが、SXGAだと同じサイズのウィンドウでも周辺に大きなゆとりがある。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
XGAとSXGAの違いはかなりのもの。Windows Vistaではミニアプリを常駐させる「サイドバー」が画面端に表示できるようになるので、256ドットの違いが大きなものになる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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