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"1台目で不安"のあなたも、"もう後悔したくない"あなたも、今買いのモデルがすぐに分かる! SSDパーフェクトガイド

SSD最新12製品の性能を徹底検証

TEXT:鈴木雅暢

ライトに強いSandForceの2台
Intel、Micronも健闘

 FuturemarkのPCMark Vantageは主にOS標準のアプリケーションを中心に利用し、日常的な操作をシミュレートするテストで、八つの項目から構成される。誌面の都合上、8項目の結果から算出される総合値の「Score」のみを掲載するが、その解説の前に各テストについて説明していこう。
 まず一つ目は、Windows Defenderのスパイウェアスキャンテスト。99%以上リードのテストだ。次のgamingではHDDからストリーミングデータを読み出すようなタイトルを想定している。三つ目のimporting pictures to Windows Photo Gallery、これは文字どおりフォトギャラリーへの写真データのインポート作業をシミュレートする内容だ。リード84%、ライト16%の割合となっている。
 四つ目はWindows Vista startup、これも言葉のとおり、Windows Vistaの起動をシミュレートするもので、リード操作85%、ライト操作15%を含む内容。五つ目はvideo editing using Windows Movie Maker。Windowsムービーメーカーを利用したビデオ編集作業におけるビデオの読み出し/スキップ、書き出しなどを行ない、リード53%、ライトが47%という内容だ。さらに、六つ目のWindows Media Centerは、Windows Media Centerでのビデオ再生/録画作業を行なう内容で、リード/ライトとも50%ずつの内訳だが、シーケンシャルライト性能がかなり反映される。七つ目のadding music to Windows Media Playerは、Windows Media Player 11に音楽データを追加するリード78%、ライト22%を含むテストだ。さらに八つ目のapplication loadingは、Microsoft Word2007、Adobe Photoshop CS2、InternetExplorer 7、Outlook 2007の起動をシミュレートするもの。小さなファイルサイズのランダムアクセス性能(リード87%、ライト13%)が反映されるテストになっているようだ。
 さて、この内容を踏まえて各製品のトータルスコアの比較を見てみると、スコアがよいのはSandForceコントローラ搭載の2台、そしてIntelのX25-Mがトップグループ、Crucial RealSSD C300、X25-V、PM800、東芝コントローラの2台までが第2グループといったところだろうか。今回は各項目の詳細までは掲載していないが、上位3台の傾向は似ており、どの項目でも少しずつSandForceの2台が上だった。Crucial RealSSD C300はライト性能でも強く、フォトギャラリーのテストではSandForceの2台を上回っているが、Windowsの起動やアプリケーションの起動などライト作業を含む細かいランダムアクセスで上位の3台に差を付けられている。標準クラスタサイズである4KBのIOPSの差がこの辺りで効いてきているのだと思われる。東芝コントローラの2台にも似たような傾向が見られる。振るわなかったのはCFD販売のSSD WINとグリーンハウスのGH-SSDで、ライトを含む項目で大きく苦戦している。これもこれまでのテスト結果からは想定の範囲内と言えるだろう。もっとも、これでもスコア自体はどちらもHDDの2倍近い値だ。

総合性能に優れるSandForce
定番のX25-Mも依然として強い

 結果をまとめると、どのテストでもCrucial RealSSD C300とX25-M、そしてSandForce SF-1500搭載の2台、VertexLimited Edition、G-Monster2 SFV1が優秀と言える。Crucial RealSSD C300のシーケンシャルリード性能は圧倒的だが、小ファイルサイズのIOPSで見劣りする。小ファイルサイズのIOPSが高いIntel X25-Mもこの中に入るとシーケンシャルライト性能がもの足りない。一方、SandForceコントローラ搭載の2台は小ファイルサイズのIOPSを含め、ランダムアクセス性能が非常に高い。シーケンシャルリード性能は一歩譲るものの目立って見劣りするわけではなく、万能なパフォーマンスを示している。ただし、ここで性能に加えて、価格まで加味して考えると少し話が変わってくる。ハイエンドモデルだけあってSandForceコントローラ搭載の2製品の1GBあたりの単価は440~500円前後とかなり割高だ。一方、IntelのX25-Mは260~290円前後といったところで、その差はかなり大きい。とくにX25-MはOEM品(A-DATATechnologyやPQIから発売されている)であれば、80GB品の最安で2万円を切っていることもあり、今回はそれらの要素も含め、まずX25-Mをレコメンドにさせてもらった。ただ、他製品と比べて飛び抜けた性能というわけではないのでシルバーレコメンドとした。
 そして、先ほどのSandForce搭載の2製品だが、テスト結果ではG-Monster2SFV1のほうが若干よい結果が出ているが、大きな差ではなく、今回は実売価格が10%ほど安いVertex Limited Editionをもう一つのシルバーレコメンドにさせてもらった(G-Monster2 SFV1は現在市場で品不足気味という理由もある)。なお、結果的に選外とはなったが、G-Monster2 SFV1やCrucial RealSSD C300も優れた製品であることは今一度強調しておきたい。また、Samsung PM800やアイ・オー・データ機器 THNS128、HANA Micron Forte plusなども、とくに欠点もなく高い性能を示しており、よい製品だ。価格しだいではこの辺りも狙い目だろう。

Intel
X25-M Mainstream SATA SSD

シーケンシャルライトの性能では見劣りするが、4KB~64KBのIOPSやPCMark Vantageのスコアが示すように実践的パフォーマンスは依然高い。160GBで4万円ちょっとという価格も考慮するとやはり外せない。

OCZ Technology
Vertex Limited
Edition

シーケンシャル/ランダム、リード/ライト、すべてにおいて安定して高いパフォーマンスを示した。同じSandForceコントローラを搭載するPhotoFast「GMonster2SFV1」よりも実売価格が安い点も評価した。

ひよひよ氏作の「CrystalDiskMark」(http://crystalmark.info/)。非常に軽量で、ベンチマーク時間も短いので手軽にテストを行なうことができる
「HD Tune Pro 4.01」(http://www.hdtune.com/)では転送レートの最大/最小/平均値のほか、ランダムアセクセス性能も計測することができる
「PCMark Vantage」(http://www.futuremark.com/)は実際の使用環境をシミュレートすることで、より体感に近い性能指標を打ち出せる

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