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今回集めた12製品の性能をベンチマークテストで検証してみよう。テスト環境は別掲したとおりだが、Micron TechnologyのCrucial RealSSD C300のみ、6Gbps対応のMarvell 88SE6111(PLXPEX8608 経由)に接続した値も計測している。なお、今回検証した製品はすべてMLC採用モデルだ。
まずは定番のCrystalDiskMark 2.2 の結果から見てみよう。幅広く使われており、各SSDの実力をおおまかに知るには適したテストだ。シーケンシャルリードでは6Gbps転送に対応したCrucial RealSSD C300が飛び抜けてよく、346.6MB/sと、Serial ATA 3Gbps転送の理論値(300MB/s)を大きく超えるスコアをマークしている。3Gbps接続の場合は271MB/sまでスコアを落としているが、それでもIntelのX25-Mを抑えて最速だ。そのほかの製品もみな高速で、200MB/sに満たないのはIntel X25-Vと東芝 THSNB030GBSJの2製品のみだ。
一方、シーケンシャルライトでは製品ごとにかなり差が大きく出ている。優秀なのはここでもCrucial RealSSD C300で、ここでは6Gbpsより3Gbps接続のほうがスコアがよくなっているが、これはIntel H57(3Gbps)、Marvell 88SE6111(6Gbps)、それぞれのコントローラ/ドライバとの相性などで影響が出ているものと思われる。ほかではJMF612搭載のCFD販売のSSD WJ2、SamsungのPM800、アイ・オー・データ機器のSSDN-ST128Bなどのスコアがよく、リード性能ともバランスが取れている。逆にIntelX25-Vは41.1MB/s、東芝のTHNSNB030GBSJ、CFD販売のSSD WINも50MB/s台とかなり落ち込みが大きい。
4KBのランダムアクセスでは、ライトでコントローラにSandForce SF-1500を搭載する2台、OCZ TechnologyのVertex Limited EditionとPhotoFastのG-Monster2 SFV1が67MB/s強と圧倒的な強さを見せている。後者はリードでも22.5MB/sとCrucial RealSSD C300に迫る好スコアをマークしており、実に優秀と言える。リードではCrucial RealSSD C300が強い。6Gbpsと3Gbpsではリードは前者だがライトでは後者と、やはりシーケンシャルアクセスと同じ傾向だ。ほかにライトのスコアがよいのはIntelの2台。X25-Vはシーケンシャルもランダムもほとんど変わらないスコアとなっているのが興味深い。一方、グリーンハウスのGH-SSD16GS-2MBは1MB/sを大きく下回り、HDDの水準以下だ。CFD販売のSSD WINも1.7MB/sともの足りない。
【検証環境】CPU:Intel Core i3-530(2.93GHz)、マザーボード:ASUSTeK P7H57D-EVO(Intel H57)、メモリ:OCZ Technology OCZ3X1600LV6GK(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×3 ※2枚のみ使用)、システムHDD:Seagate Barracuda 7200.12 ST3500410AS(Serial ATA2.5、7,200rpm、500GB)、OS:Windows 7 Ultimate 64bit版、ドライバはIntel Matrix Storage Managerを使用、すべてAHCIモードで計測
HD Tune Pro 4.01では、体感性能にも影響が大きいランダムアクセスのテストにフォーカスしてみたい。ここではIOPS(1秒あたりの入出力数=ランダムアクセス回数)のみを掲載した。ファイルサイズに関しては、Windows
7のNTFSフォーマットではクラスタサイズのデフォルト設定が4KBなので、ここでは4KBから1MBまでのファイルサイズでのテスト結果を抜粋している。リードではファイルサイズが小さいほど差が大きく、IntelとSandForceコントローラを搭載する4台が突出。ややIntelのほうがよいが、このレベルであればほぼ互角と言ってよいだろう。これらに続くのはSamsung
PM800だ。また、4KBでは振るわないCrucial RealSSD C300だが、64KB以上ではよいスコアをマークしている。
ランダムライトのテストもやはり小さなファイルサイズでの差が大きいが、リードの上位4台に加え、HANA MicronのForte plusも成績がなかなかよい。そして64KBからはIntelの2台、とくにX25-Vは大きくスコアを落とす一方、SandForceコントローラの2台は64KBでも1MBでもスコアがよい。また、Crucial RealSSD C300はやはり4KBでは今一つだが、64KB以上のスコアはまずまず。スコアが振るわないのは、GH-SSD、SSD WINで、とくに前者はかなり苦しいスコアとなっている。
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