クアッドコア&DDR3 オーバークロック大会 結果発表!

グランプリ 賞金100,000円

<もっともインパクトの大きかったオーバークロックマシンに贈られる最高賞>

Booooon氏

●到達CPUクロック:
5,657MHz(Core 2 Extreme QX9650)
●3DMark06 Score:
33,126
エントリーページ

液体窒素を駆使して、次点に1GHz近い差を付けて圧倒的な高クロック動作を実現。3DMark06のスコアも唯一30,000オーバーと圧倒的なパフォーマンスを見せ付けた。

審査員から液体窒素冷却、水冷のエントリーはほかにもありましたが、ライバルを寄せ付けない5.6GHz超の動作に審査員一同が圧倒されました。単に液体窒素に頼るだけでなく、これまでに積み重ねられたノウハウとアイディアが実を結んだ素晴らしい結果です。マザーボードのFOXCONN BlackOPS、CellShock DDR3-1800、SilverStone製1,000W電源を基幹部とビデオカードでそれぞれ1台ずつ使用するなど、パーツ構成をちょっと見るだけでも、その独自のOCテクニックを垣間見ることができるような気がします。これからも世界記録を目指して頑張ってください!
(DOS/V POWER REPORT編集長 佐々木修司)

Intel賞 賞金50,000円+Intel“次世代”チップセット搭載マザーボード

<性能、静音性、省スペース性などのバランスが優れているマシンが対象>

静音ネットショップ レイン

到達クロック:4,003.92MHz(Core 2 Quad Q9550) ●3DMark06 Score:13,993 ■エントリーページ

今回の大会では、PCパーツメーカーやショップからのエントリーも多かったが、プロ、アマを問わず審査員の評価が高かったのが本作品。空冷4GHzオーバーで、40dBという静音性を保ちつつ、十分な冷却能力を確保している点を評価。配線など、仕上げもていねい。

審査員から静音とオーバークロックは相反するものを見事に実現している点に脱帽しました。
パーツ一つ一つの選択にこだわりを感じるとともに、ファンを多用していても40dBと普段使いもできる完成度に好感が持てました。さすがパソコンショップさんだけあって内部の作り込みがきれいで機能美あふれるものになっており、このまま販売されていても不思議ではない作りではないかと思います。今後とも自作PC市場の起爆剤となるショップとしてご活躍されることを期待しています。
(インテル株式会社リセラー・チャネル・オペレーション 小澤俊行氏)

d8c-62氏

●到達クロック:3,225.6MHz(Core 2 Quad Q9300) ●3DMark06 Score:13,514 ■エントリーページ

芝浦工業大学柏高等学校コンピュータ部さんの自作PCで、オーバークロックは初挑戦とのこと。限られた予算と環境の中でもオーバークロックを楽しもうという姿勢が評価されました。

審査員から比較的低予算で定番パーツで組み上げたのが好感が持てました。決してオーバークロック向きではない、普通のパーツで組み上げたPCでも手軽にオーバークロックを楽しむことができるというお手本だと思います。オーバークロック初挑戦で雑誌などを参考にしながら応募されたようですが、これをきっかけにオーバークロックの限界にチャレンジしたり、いろいろなテーマでPCを製作したりしてPC自作の醍醐味を楽しんでください。
(インテル株式会社リセラー・チャネル・オペレーション 小澤俊行氏)

神様賞 賞金50,000円+Intel“次世代”プロセッサ

<インテル株式会社天野氏が認めた、最高のパフォーマンスのPCに贈られる賞>

ZKKE氏

●到達クロック:4,607.4MHz(Core 2 Quad Q9650) ●3DMark06 Score:14,862 ■エントリーページ

神様賞は“ガス冷、水冷何でもあり”の賞だったが、液体窒素冷却でほかを大きく引き離したBooooon氏の作品がグランプリに選ばれたため、神様の意向で空冷最高クロックを達成した上位2名へ進呈することに。本作は"まな板”仕様で唯一空冷4.6GHz超を達成。

審査員から数あるエントリー作も4.5GHz以上になると一握り程度になってしまい、その到達への苦労がうかがえます。空冷でこのクロックは立派!
(インテル株式会社 天野伸彦氏)

Bamboo氏

●到達クロック:4,563.2MHz(Core 2 Quad Q9650) ●3DMark06 Score:21,322 ■エントリーページ

AntecのTwelve Hundredをベースにまとめた1台。エアコン16℃設定が高クロックの実現の秘訣か。

審査員から2作品ともBus Speed500MHz超、Core Voltage 1.5V前後?CPU壊さないよう楽しんでくださいね。あと、エアコン効かし過ぎて風邪ひかないように・・・・・・。
(インテル株式会社 天野伸彦氏)

改造バカ賞 賞金50,000円+ディラック製ケース

<おもしろければOK! “改造バカ”髙橋敏也氏が選ぶおもしろOCマシンに贈られる賞>

DAKARA氏

●到達クロック:4,506.6MHz(Core 2 Extreme QX9650) ●3DMark06 Score:26,883 ■エントリーページ

液体窒素冷却の余力(?)を活かしてアイスクリームを作成! しっかり愛娘と一緒に賞味されたとのこと。なにげにスコアも立派!!

審査員からオーバークロックを窒素冷却で行なうところはハイレベルですが、なぜか自家製アイスが出来てしまうという・・・・・・。

もう、スナイパーに狙い撃ちされたような気分です。最初に娘さんに毒見、もとい、味見させた点などはまったくもって改造バカ賞にふさわしい。さすがの一言です。ぜひこのアイスを、ドネルゲバブに並ぶ秋葉原名物にしたいとところですな。ぜひとも次回は、トルコアイスなどにチャレンジし、斜め上へと進化させてください。とにかく感動した!(髙橋敏也氏)

彩の国自作オフ特設サイト

●到達クロック:4,320.3MHz(Core 2 Quad Q9650) ●3DMark06 Score:24,518 ■エントリーページ

CPUの熱で温泉卵を作成・・・・・・惜しくも調理中のベンチマークテストクリアはなりませんでしたが、排熱でチョコを溶かすことには成功し、最後は仲間と試食。

審査員からイヤッッホォォォオオォオウ! 温泉卵とチョコレートのテンパリングですか!私もCPUで卵を茹でましたが、温泉卵にするのは難しいんですよね・・・・・・って、確かに【ネタ命】な内容は、私の心の琴線にふれました。それでいてQ9650での空冷4.32GHz駆動も見事です。ブログの内容も、見てて楽しいのが高評価でした。ぜひとも次は温泉チョコ卵にチャレンジしていただき、悶絶してもらいたいものです。全然関係ないんだけど、チョコレートのテンパリングって、結構難しいんだよね(私も経験済みだったりするわけだが)。
(髙橋敏也氏)