省エネ省スペースほぼ無音なハイパフォーマンスPC
東京都 RoadRunnerさん:2008年10月14日00時36分
SilverStoneのMicroATXケースSST-SG03を中古で入手したのが今回の自作のきっかけ。
電源とドライブベイの配置を工夫し、ATXボードより少し大きいぐらいのサイズに収めながら、
内部空間はしっかり確保した素晴らしいケースだ。<写真1>
このケースにもう一工夫し、省エネ省スペース超静穏マシンを作成し、オーバークロックを試みた。
ちなみに、大会の必須ベンチが3DMark06だが、3D性能はバッサリ切捨ている。
作成のポイントは
・電源をACアダプタ化し、大きなサイズのCPUクーラーのスペースを確保した。
・CPUファンレス稼動時に効率の良い排気ができる様、ケース背面上部のPCIブラケット穴を改造し、
WindyのPCI-E EXHAUST UNIT LINE2(ダクトつきFAN)を取り付けてみた。<写真2、3>
・システム用に16GのSSD、データ用に80Gの2.5inchHDDを載せ、低コストを保ちつつディスクをほぼ無音化した。<写真4>
SST-SG03は幅が200mmあるため、電源を外に出すとかなり大きなCPUクーラーを搭載できる。
ついつい調子に乗って、最大級のCPUクーラーOROCHIを見切り発射で購入してしまったのだが…、
ギリギリ入った!!<写真5>
が、ケースの約半分をOROCHIが占めてしまい、5インチベイからIDEケーブルを引けなくなってしまった。
そこで光学ドライブもUSB化キットで外に出してしまった。
さらに、DC-DC変換基盤をACアダプタキット付属の電源ベイパネルに載せるとOROCHIと干渉する為、
適当なところに木片を挟み、木ネジでとめた。<写真6>
ケースFANについては、前面FANははずし、Windyのダクトつきファンを1000回転の静穏FANに交換しているのだが、
ここまで騒音源を排除すると1000回転でもうるさい気がしてきたので、5Vで運用することとした。
これでほぼ無音!
冷却は…、何とかなってるみたい。
この状態で、常用できる範囲でオーバークロックを試みた。
マザーボードはASRockのG43Twins-FullHD。
G4シリーズのチップセットでDDR3を搭載できるMicroATXマザーボードは現時点でこれしかない。
このボードは高FSBが不得手という情報が海外サイトにあったので、CPUは45n世代と比べて高倍率なQ6600を利用した。
今回の構成では電源の貧弱さもあってか、FSB330x9の2.97GHzが安定したベンチマーク完走の限界となった。
ベンチマーク中の消費電力はCPU TEST1で記録した152W(ワットチェッカー読み)がMAX。
しかしスコアは…1099 3DMarks。…まあ、3D性能を捨てた構成なのでこれは仕方ないか。
3D描画以外に関してはそれなりのパフォーマンスは出ているかと。
省電力、省スペース、静穏性とハイパフォーマンスを、かなり高いレベルで実現できたのではないかと思う。
エントリーマシンの構成パーツ
CPU | Core2 Quad Q6600 |
---|---|
M/B | マザーボード:Asrock G43Twins-FullHD(MicroATX) チップセット:G43/ICH10 |
メモリー | 製品名:UMAX Cetus DCDDR3-2GB-1333 規格:PC3-10600 |
ケース | SilverStone SST-SG03B |
電源 | FILCO ACアダプター for デスクトップPC 180W (PLS180) |
CPUクーラー | SCYTHE OROCHI(大蛇) |
VGA | オンボードGMA X4500 |
ストレージ | MasterDrive OX FTM16GL25H (2.5inch SSD x1) Seagate Momentus 5400.2 ST98823AS (2.5inch HDD x1) |
ケースFAN | Windy PCI-E EXHAUST UNIT LINE2(FANは次のものと交換) PFN-M120UL1 磁気浮上式ベアリング(12V1000RMP @5V動作) |
コメント(2)
ケース内が半分近くオロチで埋まってる・・・w
写真拝見してちょっと笑ってしまいました。
はい。私も入った瞬間イケル!と思いました。
ネタとして。w