DOS/V POWER REPORTでは、45nmプロセス採用のクアッドコアCPUの発売を記念し、「“クアッドコア&DDR3”オーバークロック大会」を開催します。
現在の自作PC市場には、45nmプロセス採用のクアッドコアCPUが秘める高いポテンシャルを引き出すために、オーバークロック(=CPUなどを定格を超えるクロックで動作させる行為)を行なっているユーザーが多数存在します。また、オーバークロックしたCPUの性能をさらに活かすために、高速なDDR3メモリも同時に利用されるようになってきています。本大会では、このクアッドコアCPUとDDR3メモリを軸に「オーバークロックマシンとしてのおもしろさ」を競います。
本大会は従来のオーバークロックコンテストとは異なり、単に高いパフォーマンス、高いクロックを目指すだけにとどまりません。ブログ、もしくはメールを使ってエントリーされたすべてのオーバークロックマシンは、www.dosv.jpのサイトを介して閲覧できるようになるため、参加者は自分が作成したマシンを世にアピールできます。さらに、このコンテストへのエントリーをきっかけに、「PC自作初心者が初めてのオーバークロックマシンをエントリーし、その結果をもとにさらなる改善のためのヒントやコメントをもらう(ブログエントリーの場合はブログの設定による)」などといった目的での利用も可能です。
「なるべく低予算で最大限のパフォーマンスを狙う」、「ファンレス構成でできるだけ高い動作クロックを実現する」、「電圧を下げた状態で省電力オーバークロックマシンを作る」、「オーバークロックの発熱で植物を育てるエコPC」など、オーバークロックがキーワードとなっていれば、どのような形のマシンでもエントリーを受け付けます。もちろん、「水冷・ガス冷を駆使して最高峰のパフォーマンスを目指す」、「とにかく世界一のクロックでCPUを動作させる」といったスーパーヘビーユーザーも歓迎します。PC自作ライフを楽しむための気軽なエントリー、頂点を目指す渾身のエントリー、さまざまな形での参加をお待ちしています。
10月7日よりDDR2 SDRAM環境での参加も可能となりました
(詳細なエントリー方法に関しては、下記の「参加資格」、「参加方法」の項目をご参照ください)
本大会は「オーバークロックマシンとしてのおもしろさ」を競うものです。そして、オーバークロックを通して最新の自作環境の魅力を参加者以外の方にも広く知っていただくために、先進的なパーツである「クアッドコアCPU」と「DDR3 SDRAM」の使用を参加条件として設けました。
大会開催直後から、この趣旨にご賛同の声をいただく一方で、私たちの想像以上に多くの方から「ぜひDDR2 SDRAM環境でも参加させてほしい」とのご意見をいただきました。とくに、自作初心者層や低コスト志向のユーザーからこうした意見が多く寄せられています。幅広い層にPC自作の楽しさを知ってもらいたいと考えている当方としては、こうした意見を無視できないと考え、今回の規定変更に至った次第です。
開催当初の規定に沿ってエントリーするためにPC環境を整備、調整された方々、またエントリーに向けて整備を進めておられた方々に対しては、開催期間中の規定変更となりましたことを深くお詫び申し上げます。
すでにエントリーされた方と今後DDR3 SDRAM環境でエントリーされた方にはささやかながら記念品を贈呈させていただきます。また、グランプリとIntel賞についてはDDR3 SDRAM環境でのエントリーのみを対象とさせていただきます。
今後とも本大会をご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
エントリーされたマシンのうち優秀なものに、以下の各賞が贈られます。(参加者が任意の賞を希望することはできません)
もっともインパクトの大きかったオーバークロックマシンに贈られる最高賞です。
性能、静音性、省スペース性などのバランスが優れていると評価されたマシンに贈られます。
インテル株式会社天野氏が認めた、最高のパフォーマンスのPCに贈られる賞。ルールの範囲内ならガス冷、水冷、改造パーツなど、何でもあり!
冷蔵庫で超冷却PC、オーバークロック熱できのこ栽培するバイオPCなど、とにかくおもしろければOK! “改造バカ一台”の高橋敏也氏を超えるオーバークロックバカを目指せ!
空冷パーツのみを使い、常用環境でどこまでオーバークロックできるかを評価します。パーツ自体の改造は不可。
なるべく低いコストで最大限のパフォーマンスを狙うオーバークロックマシンを対象とします。
先着200名にIntelグッズをプレゼント!!
■以下のパーツ構成を満たしていること
・CPU:Core 2 QuadもしくはCore 2 Extreme QXシリーズをオーバークロック動作にて使用
・マザーボード:Intel製チップセット採用マザーボード
・メモリ:DDR3 SDRAMもしくはDDR2 SDRAM
※ショップ、PCパーツ/本体メーカーなど、法人の参加も可能です。
下記の内容を掲載、添付したブログ、もしくはメールを使いエントリーしてください。
■掲載・添付していただくもの
・エントリーのテーマ(タイトル) ※メールでのエントリーの場合
・オーバークロックマシンの写真2点以上(携帯電話での撮影可)
・オーバークロックが成功していることを示す画面キャプチャ。 「CPU-Z」の情報画面と「3DMark06」のテスト結果表示画面(テストはデフォルト設定で行なってください)を添付してください。
・エントリーマシンの構成パーツ
(1)CPU
(2)マザーボード(製品名、採用チップセット)
(3)メモリ(製品名、PC3-8500などの規格名)
※そのほかの構成要件の記載は任意
・解説文(コンセプトや苦労した点など200文字以上。性能をアピールする場合は、速度のちがいがよく分かる場面について、コストパフォーマンスをアピールする場合は使用パーツの総額などについてお書きください)
※お一人様何件でもエントリー可能です。
※エントリー済みのブログ記事は、「更新履歴を明記すること」を条件として、更新しても構いません(締切時の内容をもって審査いたします)。
※キャプチャ画面の改ざんなど、不正が疑われる場合、エントリーを削除させていただくことがあります。
※タイマーやPLLまわりの改造、ソフトウェア(BIOS、OS、ドライバ含む)の改造は不正と見なします。
※受賞者および受賞マシンに対して、本大会の表彰式に参加、展示をお願いする場合があります。
※ご連絡いただいた個人情報は、賞品の発送ならびに個人を特定できない状態でのアンケート集計に使用するほかは利用いたしません。また、賞品の発送ならびに集計が済み次第、削除いたします。
2008年9月16日(火)~10月15日(水)
主催: DOS/V POWER REPORT(株式会社インプレスジャパン) http://www.dosv.jp/
協力: AKIBA PC Hotline!(株式会社Impress Watch) http://www.watch.impress.co.jp/akiba/
特別協賛: インテル株式会社 http://www.intel.co.jp/
みなさんは「OC(OverClock)をPLAYする」という言葉を聞いてピンと来ますか?
私も最初はしっくりきませんでした。
日本では、自作の延長からオーバークロックを始めるのが一般的です。
もちろん、私もその一人です。
が……海外ではオーバークロック目的でPC自作を始めるのが、もはや日常です。
PCを組んだことすらない若者達が3DMarkやスーパーπなどでオーバークロックに挑戦したいがために、慣れない手つきでドライバーを握り締めるのです。
その結果は世界中にインターネット経由で広がり、頻繁に大会が行なわれたりして、プレイヤーはもの凄い数に膨れ上がってます。
そんな簡単にオーバークロックってできるのか……?
疑問に思う方もいらっしゃると思います。
答えは“イエス”です。
その理由の一つとして近年のマザーボードメーカー、メモリメーカーなどの努力が上げられると思います。
自動オーバークロックツールの充実、パーツの破損につながるムチャなBIOS設定の回避……
パーツの基本的な耐久性そのものも急速に向上していて、一昔前では考えられなかったくらい、壊れにくくもなっています。
もちろん、ムチャばかりしていると極マレに壊れますよ。
でも壊すことが悪いとは私は考えていません。
壊すことも、限界を見きわめる一つの重要なスキルにつながるからです。
そう考える方が増えてきたとき、“オーバークロックは自己責任で”……このフレーズも必要なくなるでしょうね(笑)