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Ultra Durable3とは？

　GIGABYTEの独自品質規格であるUltra Durable2は、高品質マザーボードを求めるユーザーに絶対的な支持を得ている。そして、その後継規格となる「Ultra Durable3」（以下UD3）が登場したことで、より一層の高品質化と高機能化を実現。今までにない圧倒的なパフォーマンス基準が示されることになった。

　UD3最大の特徴は、基板内部に2枚の“2オンス銅箔層”を採用している点だ。従来製品でも銅箔層を搭載しているマザーボードはいくつか見られたが、その厚さは35μmほど。しかし、UD3の2オンス銅箔層はその倍となる70μmという厚さだ。これにより、電気抵抗が低減され、マザーボードの温度を大きく引き下げることが可能となったのだ。

	資料提供：日本ギガバイト（株）

強力な放熱性能を備えた2オンス銅箔基板
Ultra Durable3では、基板の電源層に「2オンス銅箔層」を実装。従来製品の銅箔層を倍の厚さにしたことで、大幅に電気抵抗を低減できるようになった。電気抵抗が減ったことで、電力の損失および発熱量も減少。マザーボードの温度上昇を抑えられるので、システムに高い負荷がかかるオーバークロック動作に効果的なほか、搭載デバイスの寿命の向上にもつながる

Ultra Durable3準拠の新世代マザーボード

GIGABYTE

GA-EP45-UD3R

問い合わせ先：03-5812-6120（リンクスインターナショナル）
URL：http://club.gigabyte.co.jp/

GA-EP45-UD3Rは、Ultra Durable3に準拠したIntel P45マザーボード。コンデンサには信頼性の高い日本メーカー製の固体電解タイプを採用し、VRMはオーバークロック時にも安心の6フェーズ構成。省電力機能のDynamic Energy Saver Advancedに対応するほか、ICH10RによるRAID機能もサポートする

高品質マザーボードのニュースタンダード

Ultra Durable3で最高の性能を実現

　実際にUD3およびUD2準拠のマザーボードでCPUの温度を比較してみると、その差は顕著に表われる。アイドル時では、UD3のほうがUD2よりも7℃低かったほか、高負荷時においてもUD3とUD2の温度差は2℃となり、その効果のほどがうかがえる。強力な冷却システムと組み合わせることで、さらに冷却性を高められるだろう。

　また、UD3の登場に合わせ、同社の独自オーバークロックツールのEasy Tune 6に新たに「Quick Boost」を搭載。クリック一つでCPUの動作クロックとFSBクロックを高めることができ、手軽にオーバークロックを楽しめる。3通りのオーバークロック設定が用意されており、好みに応じた選択が可能だ。

　もちろん、UD2で好評だった高品質デバイスも変わらず搭載。コンデンサには低ESRの固体電解タイプのものを採用し、長寿命化を実現。品質と性能にトコトンこだわりたいなら、UD3準拠の高信頼性マザーボードで決まりだ。

【テスト環境】
CPU：Intel Core 2 Extreme QX9650（3GHz）
マザーボード：GIGABYTE GA-EP45-UD3R（Intel P45＋ICH10R）、GIGABYTE GA-EP45-DS3R（Intel P45＋ICH10R）
メモリ：Corsair Memory TWIN2X2048-8500C5D（PC2-8500 DDR2 SDRAM、CL＝5、1GB×2）
ビデオカード：GIGABYTE GV-R485MC-1GH（ATI Radeon HD 4850）
HDD：Western Digital WD Caviar Black WD1001FALS（Serial ATA 2.5、7,200rpm、1TB）
電源：Antec Signature 650（定格650W）
OS：Windows Vista Ultimate SP1
CPU負荷テストツール：OCCT Perestroika