Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

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小型マシンやろうぜ!!

小型フォームファクタの宣伝マン(水冷教徒) (勝手にオレが一番!部門) 2009年01月16日 11時14分

◆エントリーマシンのアピール

小型ケースにこだわりながら、TDP125Wという高発熱のCPUを静かに、安定して運用することを目指したマシンです。小型フォームファクタの魅力を世に広めるべく参戦します。
小型フォームファクタはイイですよ!!
狭いスペース内に搭載されたパーツ群はなんともいえない凝集感で、ケースには内部構造の工夫されたものが多く、マシンに強い個性を与えてくれます。
世界に一台というのは自作の醍醐味の一つだと思いますが、その観点からは、小型フォームファクタはまさにうってつけです。
私のマシンを見て、工夫次第でこんな面白いものに仕上げられるんだと思ってもらえたなら、そして、自分でも一台作ってみようという気になってくれたなら、とてもうれしいんですが、どうでしょう?

さてさて、小型化大好き日本人として、コンパクトで4コアハイパワー(+ステキな見た目)を目指し、CPU・M/B・ケース(+その他)を選択しましたが、組み上げてフルロードをかけたところ、リテールクーラーからは床まで揺るがす大っ騒音。
CPU周辺に空間的余裕がなく、大型空冷クーラーを搭載できないことから、初の水冷を決意。大丈夫か?
制作期間は1ヵ月少々。右も左もわからないところから始め、水冷のことなどこれっぽっちも想定されてない(多分)上にそんなに広くない筐体、あれこれ嵩張る水冷パーツ、思ったより遥かに収まりの悪いチューブ類、欲張って買った大型DCポンプ等々問題続出でしたが、頑張った甲斐あって満足な仕上がりとなりました。
その後、VGAを追加し、現在に至ります。

こだわりのポイント
・AMD CPU
4~5年ぶりの自作だったため、トレンドがさっぱりわからずイチからお勉強しました。…AMDerだった俺涙目;;
Core 2との間で悩んだのですが、価格差もありましたし、何より、自作でIntel CPUを手にしたのは10年以上前、MMX Pentium 200MHzが最初で最後。多少ブランク長かったですけど、せっかくなのでAMDにこだわっていこうと考えました。
PhenomIIが好評なようで、ファンとしてはうれしい限りです。買うので、SB750搭載のmicroATXを充実させて下さい。
・キューブ系ケース
某社キューブ系ベアボーンのたたずまいに心奪われて以来、いつかはあんなマシンを自分のものにしてやると常々思っていました。
正直、サイズ的には少々隔たったものとなってしまいましたけどね。
・完全内蔵
なにかと場所を取る水冷システムですが、狭い筐体内への完全内蔵を達成しました。この密度感が欲しくて小型筐体にこだわったみたいなものですからね。
まあ外部設置しようにも背面にロクにスペースがないという事情もあったわけなんですが。横は窓ですし。
上面? そこは物を置くスペースでしょ。
・透明なチューブ
『見せる』ことを重視した選択です。きらびやかさにこだわり、透明度の高いPVCチューブ、折れ防止コイル不使用、無着色の冷媒を使用しています。マッドサイエンティストの生化学実験装置的なイメージです。
・電飾
チューブや冷却ヘッドの質感を引き立たせるべくこだわりました。窓付きケースの醍醐味のひとつですね。
・大型ポンプ
化学プラント的外観が特徴的な、独Laing社のD-4 Basicを使用。水冷の複雑な内部造型により一層の華を添えています。
大型で重量があり、かつチューブ接続口の突き出した変則的な形をしている上に、VGA搭載スペースを避けなければならないこともあり、CADを用いて最適な搭載方法を探しました。半透明アクリル、アルミアングル、電設用ブッシングを組み合わせたブラケットはちょっとした自信作です。
・水/空ハイブリッド冷却VGA
GPUチップのみを水冷化。VRAMおよびVRMは、リファレンスクーラーを改造した空冷仕様としました。性能的にも、製作の簡単さも専用水枕が上とは思いますが、見た目のインパクト重視です。
・システムドライブのリムーバブル化
普段は64bit Vistaを使用して、互換性やパフォーマンス面等で必要があれば素早くXPに戻すこともできますし、メインの環境とテスト用の環境を分けたり、システムトラブル時にも別のディスクから立ち上げ直せば素早く作業続行が可能。
パーティションコピーツールと組み合わせると本当に便利。
話題のWindows7 Betaを入れて安全に遊ぶということも可能です。

◆Windows Vistaを使って良かったと感じた点

UACです。好きなんです、あれ。
初めて遭遇した時は、「おっ!」と思いました、いい意味で。
今のうちから慣れておこうと、思い切ってx64にしてみましたが、互換性問題も、心配したほどは出てない感じです。システムドライブを交換できるようにしてまで備えてたんですが、少し拍子抜けしたくらいでした。

◆エントリーマシンの構成パーツ

CPUAMD Phenom 9750(TDP125W)
マザーボードGigabyte GA-MA78GM-S2H rev1.0
メモリーUMAX Pulsar DDR2-800 2GB x2
CPUクーラー水冷
HDDWestern Digital WD3200AAKS
光学ドライブN/A
ビデオカードSapphire AMD ATI Radeon HD4850 GDDR3 512MB
ケースSilverStone SST-SG01B-W
電源Enermax EPR425AWT
モニター三菱 MDT241WG
上記以外のパーツ水冷システム:
 CPU - Danger Den TDX Universal Top
 GPU - Alphacool NexXxos GP3X
 Chipset - Alphacool NexXxos NBXS Silver Northbridge
 ラジエーター - HARDWARE LABS Black Ice GTX-M192
 ポンプ - Laing D-4 Basic
 リザーバ - Alphacool repack-cooling Mini Slot-In 3.5" UV
その他:
 HDDリムーバブルケース - RAIDON STARDOM ST1000-2S-U5C
 ファンコントローラ - Zalman Tech ZM-MFC2/V2JP
使用OSHome Premium 64bit
使用OSの
パッケージ形態
DSP版(Ultimate α/Σなどを含む)
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