Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

【きっかけ】
LIVEで使用するDTM専用のPCが必要でした。
ノートPCも検討しましたが、処理及び安定性を考え、持ち運び出来るPCを自作する事にしました。
(自作は二回目の初心者です)

【考慮した点】
持ち運びを考えていた事から、音楽で使用している4Uラックケースに収まり、モニターもラックケースに取り付けられる構成を考えました。
LIVE会場は、照明等から舞台の温度は高くなることから、冷却性も考慮にいれました。
お客様から見える位置にPCを置く事から見た目も考慮しました。
その上、DTMソフト(SONAR7)が安定するようにも考慮しました。

【結果】
HITACHIのディスプレイに出会えた事がある意味、かなりの進展があったと思います。
なぜなら、ジョイント部分が90度に折れる事から、ラックケースに取り付けが可能になりました。(外観写真と上記以外の写真を見て頂けると分かると思います)
この事により片手でPC本体及びディスプレイが運べるようになりました。キーボード、マウスも4Uラックケースにスペースがあり、そのスペース部分に収容が可能でした。
マシンの構成に関しましてもDTMソフトが安定動作するようにQ6600を使用しました。
当初、値段を安く済ませようとCore2辺りでと考えておりましたが、知人のPCで試したところ、CPU使用率が意外と喰う事が判明しました。このことからQ6600にしました。ソフトシンセを多用してもQuadの力が発揮されたと感じています。
些細な部分ですがHDDも375GBプラッタ搭載モデルに載せ変えたところ、DTMソフト上に搭載されているDISKメーターの使用率も下がりました。
マザーボードに関しましても、最初G33を導入していましたが、色々と安定性を考えX48に載せ変えたところ、DTMソフト以外の安定性が感じられました。(DTMソフトに関して言えば若干ドロップアウトの現象が治まりました)
OSも当初32bitを使用しておりしたが、御誌の64bitVista完全導入ガイドを拝読させて頂き、載せ変えたところ、DTMソフトを使用中に、ある程度録音及びソフトシンセを多用するとドロップアウトしていた現象がほぼなくなりました。64bitの功績が一番大きかったと感じております。
これらのことから最終的に安定したDTMマシンができました。

【おまけ】
冷却性を考えて、FANを増設しましたが、演奏中は全然気になりませんが、普通に自宅で使用してみると、うるさ過ぎで、しかも見た目にこだわった為LEDが眩し過ぎて、ディスプレイを見ているのにLEDの青さが目に残ります。

【最後に】
相対的に見ると、持ち運びが出来きLive用DTMマシンとしては素晴らしい物が出来たと思っています。ノートPCよりコスト的に安くて、安定感があるマシンです。

64bit Vistaの達人部門に参加したのは、同じDTMソフトを32bitから64bitに載せ変えた時に驚くほど、安定したからです。(エントリーマシンのアピールに書きましたが、マザーボードの載せ変え、HDDの載せ変えを行いましたが一番効果があったのはOSの載せ変えでした)この自分の体験からDTMソフト、特にSONAR7の場合は32bitより64bitの方が素晴らしい事が証明された事から、是非SONAR7を使用する時は64bitがお勧めです。
Vistaを使用してDTM以外に良かった点は、Windowsゲームのshadowrunがやれる点です。このゲームはVista以外のOSではできません。そしてXbox360の人達と一緒に遊べる点が素晴らしいです。Liveのリハ待ちやスタジオの合間に遊べるようにインストールしてあります(DTM専用と言いながら)