Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

[きっかけ]
2008の夏のボーナスでお家NASの購入を検討していました。GB-Ether対応で、容量が500GB以上で、設定が簡単で、できればメディアプレーヤ機能(再生)も欲しいな～となるとぴったりの物がありませんでした。

そんなときに、ShuttleのK45が発売され、DOS/V パワレポでも特集が組まれました。
市販のNASはネットワークが遅いし、設定が面倒くさいし、中のHDDになにが入っているか心配だったので、コレだ～と思いました。（RAID-1にしたい所ですが、RAIDも死ぬときは死にますので、妥協しました。）

[価格]
MB/CASE/電源 Shuttle K45　14,800円
CPU　E1400 6,200円（クーラはサイズの刀に交換）
HDD　500GB 7,800円
MEM　PQI 1GB 2,400円
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合計　31,200円

[使用感]
ファイル転送がNASに比べて速く、ローカルに落とすよりちょっと（10%）遅い程度い。（生Windowsなので当然か）
通常使うVistaマシンに負荷をかけずに、HDDレコーダ(東芝製)からDLNAを使用して録画ビデオをバックアップしたり、でっかいファイルのダウンロードを裏で実行したりできるようになりました。

市販のLinuxベースのNASでは、面倒くさくて遅くてイラつく設定も、リモートディスクトップで簡単、快適。今年の暑い夏も乗り越えて、半年使っていますが、ブルー画面も一切なしで安定しています。Vistaカーネルはかなり優秀ですね。

K45はアナログ出力しかないのですが、我が家の格安プロジェクターはSVGA入力（800×600）しかないので、メディアプレーヤーとしてもとりあえずこれで十分です。
MPEG-2画質の再生なら、CPU負荷も10%以下で冷え冷えでE1400でもOCの必要がありませんでした。

[苦労した点]
K45は電源ファンがかなりうるさいので、分解して交換しました。（自己責任で）HDDレコーダと同じぐらいに大人しくなりました。（冬のボーナスが出たら、ACアダプタに交換しようと思っていたのに、”在庫なし”とは誤算です。）

実はこのマシンのOSは Windows Server 2008です。
まずWindows Vista x64をインストールしてx64のドライバ動作を確認し、Windows Server 2008x64をインストールしてVistaパックを入れて、Vistaもどきにして使っています。x64なのはファイル転送が早そうだったから。）

どうしても、PCMark05が完走しなかったので、Vistaに戻して取得しました。（エコマシン部門にエントリーしようと思ったんですが、このマシン自体はVistaではないので、ねたとして使ってください。）

[おわりに]
私の場合はCSの保存やホームビデオが主で、地デジ録画やDVD再生はHDDレコーダがあるのでPCには必要ありません。自作は自分の環境に合わせて組めるの所が良いですね。
OSを除けば、今ならHDDを1TBにしても、軽く3万円を切りますね。すごい時代になりました。

Vista/Server2008ベースのWindows HOME Server には期待が持てます。ただOS自体が高いので、Microsoftが役割や機能も”自作”できるように切り売りして、安くしてくれたらいいんですけどね～。

[エアロ-アエロ-アロエ？]
3Dフリップは使わないけど、Aero Glassは美しい。
会社のWindowsXP(会社は最近までVista禁止だった。)を使うとウィンドウのフレームがうざったくてしょうがありません。一度使うともう戻れませんね。重い重いと言われていましたが、945でも普通に使えます。

[サイドバーが使いやすい]
家族にはサイドバーが人気です。時計、カレンダー、天気予報、インターネットFMガジャットを配置して使っています。最初は画面が狭くなると思いましたが、必要な情報が一目で見れて、良い感じです。

[相性抜群]
また、WindowsServer2008との親和性も高く、ファイルも簡単にバックアップできます。省電力設定もOSからできるので、楽チンエコですね。

[使いこなし術]
Vistaが遅いのは、最初の1週間だけです。裏でパッチ当てたり、HDDのインデックスを作ったりプリフェッチを調整したりして、この間HDDが動きっぱなしなので、これでは遅くて当たり前。一通りインストールして、デフラグかけて、軽くアプリを使った後にプリフェッチをオフにしてしまえば、快適そのものです。人間辛抱が必要です。

[おわりに]
Vista最高！(Server2008もね)