自作PC大会があると知って、これはぜひエントリーせねばと1990年前半のOlivetti社のデスクトップPC M6-440 supremaを押入れから引っ張り出し現代に甦らせました。
オリジナルスペック
CPU:80486SX-33MHz(AM5X86-133MHzに換装してました)
MEM:オンボード4MB(16MBに増設してました)
VIDEO:ATI Mach32
OS:MS-DOS + Windows 3.1
さすがにこのままでVistaは動かないので、中身の入れ替えです。
ケース自体はピザボックスタイプで大きいのですが、マザーボードはFlexATで、互換のある基板はありません。
しかもマザーボードを取り出してみると、フレーム固定のための大きな穴が開いているではないですか。
これではMicroATXを置くスペースがありませんが、mini-ITXならなんとか置けそうです。
AtomのDual Coreが使ってみたかったので、安易(安価:2008年12月で¥8,800)に、Intel D945GCLF2を買ってきました。
次に電源ですが、搭載品がATX電源で無いためそのままでは使用できません。しかも前面パネルからガイドバーを通して押す電源スイッチが、当時のプッシュロックタイプのスイッチです。
ジャンク箱をあさると、Flex-ATX電源とプッシュONタイプのスイッチがあったので、電源の中身だけ置き換えることにしました。
ACインレットから電源基板への内部配線を半田付けで接続しています。
HDDと電源のインジケータLEDも、オリジナルをそのまま使い、ケーブルを半田付けで交換しました。
メモリとHDDは手元に余っていたものを使用しました。
(秋葉に出かけてメモリやHDDが安くなっているのを見ると、RAIDやら予備用についつい買ってしまうんです)
背面パネルを極力利用したかったので、ビデオはVGAケーブル+ジェンダーアダプタを流用してパネルに固定。
KB/Mouse用PS/2コネクタ、Audioジャックの配線は、お正月中毎日酔っ払っていたので間に合わず断念。
USBコネクタとSPD-IFをなんとか拡張パネルに出すことで妥協。
しかもどうせならKBとMouseはワイヤレスにしてしまおうと、Bloutooth接続にしてしまいました。
DVDドライブは前面パネルを絵で塞ぐので、OSインストールのときだけ接続しました。
ディスプレィは52インチFull-HDモニタに出力しましたが、シャープのモニタってアナログVGAだと1360×768ドットまでしか表示できないんですね。マザーボードのビデオ出力にHDMIがほしいところです。
それか、HDBenchの結果からも専用ビデオカードを増設したいのでmini-ITXでPCI-Express16がついたのが欲しいなぁ。
でもそれって、Fiat500でキャンピングカーを引っ張るようなものかな?
外装に、プリンタで打ち出した絵をぺたぺたと貼って完成。
イラストは、クリプトン・フューチャー・メディアの初音ミク、那須しいなさんのめぐりねりゅか、たまごさんのはちゅねみくを3人並べたイラスト(出元失念)を使わさせていただきました。
最後に、なんでこの部門にエントリーした理由なんかを。
ぢつはOlivetti社ってイタリアの会社なんです。
背面パネルには「made in italy」の文字が。
そう、コンセプトは「イタPCで痛PC」
へい、おあとがよろしいようで...
AtomでVistaって、重いかなと思っていたのですが、予想に反してさくさく動いています。
これならリビングにおしゃれな(痛い)PCとして使えるると感じました。
CPU | Intel Atom330 1.6GHz |
---|---|
マザーボード | Intel D945GCLF2 |
メモリー | UMAX DDR2-800 2GB |
CPUクーラー | マザーボード添付品 |
HDD | WD WD5000AAKS 500GB |
光学ドライブ | なし |
ビデオカード | Intel D945GCLF2 オンボード |
ケース | Olivetti M6-440 |
電源 | FSP Group inc. FSP180-50PLA1 |
モニター | SHARP LC-52EX5 |
上記以外のパーツ | USB Bluetoothアダプタ : Wireless Transceiver for Bluetooth KB : Wireless Optical Desktop for Bluetooth Keyboard マウス : Wireless IntelliMouse Explorer for Bluetooth |
使用OS | Home Premium 32bit |
---|---|
使用OSの パッケージ形態 | DSP版(Ultimate α/Σなどを含む) |
DOS/V Power Report ホームへ
Impress Japan Copyright (C) 2008 Impress Japan Corporation, an Impress Group company. All rights reserved
コメントする