Windows Vista杯 自作PCの祭典 2008

夜中はPCのわずかな動作音でも気になります。音楽やDVD、動画を見るのにまったくの無音の環境を維持しつつ、ゲーム等にも妥協しない性能を持たせようというコンセプトで作成しました。基本的にパーツは出来るだけファンレス・無スピンドルのものを選定しつつ、ファンは水冷システムのみにするコンセプトです。まず、ゆったりとしたフルタワーケースで底面に開口部があるCM STACKERを選定しました。底面にラジエタを設置し、500RPMの12cmファン二基で水を冷却します。ラジエーターの下にはゴムのインシュレーションを敷き、振動がケースに伝わらぬようにしました。ファンは下から上に空気を取り入れる用にしています。回転数は500rpm程度ですが、軸音を考慮し、ボールベアリングにしています。底部から取り入れた空気は1つ目のファンでケース内の最低限の換気を、2つ目のファンはHD4870の遠心ファンの入口部にダクトで空気を直接送りこむ事を目的としています。HD4870はボードの温度でファンの回転を制御していますので、この直結ダクトにより、動画鑑賞程度ではHD4870のファンは回転しません。電源はファンレスの音無 Fanless400Wで、ZALMANの電力計付きFANコンを接続しています。ファンレスで電源供給不足にならぬ様、電力計で消費電力を計測していますが、通常170W、負荷が高い処理をしても220W程度に収めています。また、水冷システムですが、水冷ポンプは振動が少なく、ほとんど無音のものにインシュレータを底に敷いた板に設置し、板はケースとゴムブッシングで接続しています。またラジエータの前後に水温計を設置して水温の変化を監視しています。ラジエータにつけた12cmファンの回転数を水温を見ながらギリギリまで絞っています。HDDはOCZ製のSSDを2基RAID0で運用しています。
以上により、夜中でもPCの動作音は全く聞こえません。サウンドボードはONKYO製でYAMAHAのサラウンドシステムに接続していますので澄んだ高音質です。写真にサブPCのSuttle SG33G5が写っておりますが、これも電源をACアダプタに、HDDをSSDにするなどして静音化しています。２台のPCとも、SSDでHDD容量が少なく動画・音楽の保存に心もとない為、NASを共有しています。NASはBuffaloのLinkStation LS-WSGL/R1で2.5inchHDDのファンレスのもので、防音箱の中に設置しています。以上により、完璧な無音AV環境が完成しています

ガジェットに尽きます。天気・時計の他、特に自分はPCの状態監視等をいつも並べています。YAHOOオークションも便利です。